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ワインガイド Vinotier
日本のワイナリー

シャルマンワイン(江井ヶ嶋酒造 山梨ワイナリー)

charmant / 創業 1963年
産地
山梨県北杜市白州町
訪問
見学ツアー・試飲・ショップ
代表銘柄
シャトーシャルマン カベルネフラン
どんなワイナリー?

シャルマンワインは、兵庫県明石市の酒蔵江井ヶ嶋酒造が、1963年に山梨県北杜市白州町に開いたワイナリーです。甲斐駒ヶ岳の麓、標高600mの自社農園で育てるぶどうのうち、いちばん多いのはカベルネ・フラン。直売店の地下セラーは予約なしで無料見学でき、試飲も楽しめます。

この記事の目次

明石の酒蔵が、甲斐駒ヶ岳の麓に開いたワイナリー

シャルマンワインは、山梨県北杜市白州町白須にあるワイナリーです。運営するのは、兵庫県明石市に本社を置く酒蔵江井ヶ嶋酒造。親会社の会社概要によれば、創業は延宝7年(1679年)、株式会社の設立は明治21年(1888年)という古い蔵で、日本酒や焼酎、ウイスキーなどを造ってきました。山梨のワイナリーは、親会社の事業所一覧では「シャルマン山梨ワイナリー」と記されています。

江井ヶ嶋酒造とワインの縁は、山梨に来る前から始まっています。公式サイトの沿革によれば、1919年に「百合ブドー酒」、1921年に「白玉ホワイトワイン」を発売しました。明石の酒蔵が大正時代にすでにぶどう酒を手がけていたことになります。

1963年、白州の地へ

山梨にワイナリーを構えたのは1963年です。親会社の沿革は「昭和38年に山梨ワイナリーを竣工」と記しています。始まりは、地元の組合ワイナリー「白州醸造」との提携でした。そこから「シャルマンワイン」の名でワイン造りが始まります。

その後の歩みを、公式サイトの沿革から拾います。

  • 1964年── 自社農園を拓き、ぶどうの栽培を始める
  • 1966年── ヨーロッパ系品種の苗木12種を植える
  • 1975年── 「シャトーワイン」を発売
  • 1984年── 直売店を開く
  • 1990年── 長期貯蔵用のワインセラーを増設
  • 1999年── 垣根栽培を始める
  • 2000年── 甲斐駒資料館を併設

1966年に欧州系の苗木を植えたのは、日本のワイン造りの歴史の中では比較的早い時期の取り組みといえます。山梨のワイン造りの流れは、第70講 山梨完全編でたどっています。

標高600m、花崗岩の砂の畑

公式サイトによれば、畑があるのは南アルプス・甲斐駒ヶ岳の麓、標高600mの土地です。土は花崗岩が風化した砂質。すぐそばには、名水百選に選ばれた尾白川が流れています。白州は、ウイスキーの蒸溜所があることでも知られる、水と森の町です。

自社農園の面積について、公式サイトには記載がありません。北杜市観光協会は「約1ha」と紹介しています。

公式サイトの造り手紹介によれば、栽培量がもっとも多いのはカベルネ・フラン。続いて甲州、マスカット・ベーリーA、セミヨン、シャルドネ、メルローの順です。カベルネ・ソーヴィニヨンも収穫しています。甲府盆地の甲州とマスカット・ベーリーAが中心の山梨で、カベルネ・フランを柱にしているのは珍しい例です。

主力はカベルネ・フラン

公式サイトが主力に挙げるのは「シャトーシャルマン カベルネフラン」です。シリーズには、自社農園のぶどうを使う「シャトーシャルマンビンテージ」と「シャルマンビンテージ」があります。カベルネ・フランは、フランス・ロワールのシノンやボルドーのサン=テミリオンで知られる品種で、赤い果実の香りと、ほどよい渋み、ときに青い草のような香りを持ちます。カベルネ・ソーヴィニヨンより早く熟す品種とされ、日本でも冷涼な産地を中心に植えられています。品種の特徴は品種:カベルネ・フランで詳しく紹介しています。

公式サイトでは、名前入りのラベルを作れるプライベートワインも案内しています。現在の銘柄と価格は、公式サイトや直売店で確認してください。

地下セラーを歩き、直売店で試飲する

シャルマンワインの訪ねやすさは、予約なしで見学できる点にあります。公式サイトの直売店案内によれば、次のとおりです。

  • 見学── 地下セラーを予約不要・無料で自由に見学できる。10〜20名の団体は事前予約
  • 試飲── 有料試飲は3種500円・1種200円。ワイン8種とノンアルコール1種のセルフ無料試飲もある。どちらも運転しない20歳以上のみ
  • 営業時間── 土日祝は10:00〜17:00。平日の開店時刻は公式サイト内で9:00と10:00の二通りの記載がある
  • 休業── 12月31日〜1月4日
  • 支払い── 現金、クレジットカード、交通系IC
  • 駐車場── 普通車15台・中型バス1台(公式サイト)

敷地内には、2000年に併設された甲斐駒ヶ岳資料館と、2008年から資料館の中にあるシャルマンギャラリーがあります。レストランはありません。

山梨県の観光サイトは「見学・試飲は事前に問い合わせ」としています。営業時間の記載にも食い違いがあるので、出かける前に公式サイトで最新の案内を確認するのが確実です。

アクセスと、北杜のワイン巡り

公式サイトによれば、車なら中央道の小淵沢ICから約18分、韮崎ICから約30分。電車の場合はJR中央本線の日野春駅から約12分、長坂駅から約13分、小淵沢駅から約18分(いずれも車での所要時間)です。駅からはタクシーを使いましょう。試飲をするなら、運転しない人を決めておくことが前提です。小さなワイナリーを訪ねるときの心得は、第51講 ワイナリー訪問完全編にまとめました。

北杜市は、八ヶ岳と南アルプスに挟まれた高原の町で、小淵沢のドメーヌ ミエ・イケノなど、ほかにもワイナリーがあります。甲府盆地の勝沼とは違う、標高の高い山梨のワインを知る入り口として、シャルマンワインは訪ねやすい一軒です。山梨の産地の広がりは産地:山梨でも見わたせます。

よくある質問

シャルマンワインはどんなワイナリー?
兵庫県明石市で1679年に創業した酒蔵、江井ヶ嶋酒造が、1963年に山梨県北杜市白州町に開いたワイナリーです。地元の組合ワイナリー「白州醸造」との提携から始まり、1964年に自社農園を拓きました。甲斐駒ヶ岳の麓、標高600mの畑で育てたぶどうから、カベルネ・フランを主力にしたワインを造っています。
見学や試飲はできる?
公式サイトの直売店案内では、地下セラーは予約不要・無料で自由に見学できます(10〜20名の団体は事前予約)。試飲は、有料の3種500円・1種200円と、ワイン8種とノンアルコール1種のセルフ無料試飲があり、運転しない20歳以上が対象です。休業は12月31日〜1月4日です。
どうやって行けばいい?
公式サイトによれば、車なら中央道の小淵沢ICから約18分、韮崎ICから約30分です。電車の場合は、JR中央本線の日野春駅から約12分、長坂駅から約13分、小淵沢駅から約18分(いずれも車での所要時間)なので、駅からはタクシーを使うのが現実的です。駐車場があります。

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最終更新: 2026-09-30 / 編集: Vinotier編集部