九州山地の、標高600m
五ヶ瀬町は、九州のほぼ中央、九州山地の中にあります。五ヶ瀬ワイナリーが建つのは標高600mの、寒暖の差が大きい土地です。公式の説明によれば、ワイナリーの完成は2005年。「地元で育まれた葡萄を100%使ったワインをつくりたい」という願いが始まりでした。
公式が前面に出しているのは、地元の栽培農家が育てたぶどうを100%使うことです。町の農家の実りをワインにする、地域の醸造所としての役割がはっきりしています。
九州の山あいのワイナリーとして見ると、高千穂から車で約30分という位置も覚えておきたいところです。神話の土地を訪ねる旅の途中に、昼食とワインの買い物を組み込むことができます。
銘柄:親しまれた品種を、ワインに
公式の銘柄は、日本で親しまれてきた品種が中心です。価格は2026年11月に公式で確かめたものです(税込)。
- 白:ナイアガラ 2,420円、シャルドネ 2,420円、デラウエア 2,365円、緑 2,475円
- 赤・ロゼ:夕陽(ゆうひ)3,520円、キャンベルアーリー(ロゼ)2,365円
- スパークリング:樹樹(じゅじゅ)2,970円、桜舞(おうぶ)2,970円、涼香(りょうか)3,135円、月華(げっか)2,970円
- ハーフボトル:ナイアガラ、ロゼ、シャルドネ、あかね(赤)各1,320円
スパークリングに和の名前をつけた4本が並ぶところに、この造り手らしさが出ています。品種を書かない「緑」「夕陽」「あかね」のような銘柄もあり、ぶどうの名前より景色の言葉で語る一本といえるでしょう。公式のお知らせでは、2026年8月に「日本ワインコンクール2026」での受賞が案内されました。賞の詳細は公式で確かめてください。
昼はビュッフェで
訪ねる楽しみの中心はレストランです。地元の食材を使ったビュッフェ形式で、営業は11:00〜14:00(受付は13:15まで)、水曜と木曜が定休です。冬季はオーダー形式に変わる予定と案内されています。
料金は2026年3月に改定され、大人(中学生以上)1,760円、70歳以上1,540円、小学生990円、4歳以上550円、3歳以下は無料です(税込)。席数に限りがある日や、一時貸切・終日貸切の日があるので、公式の予約カレンダーを見て電話(0982-73-5470)で確かめてください。全席禁煙で、駐車場があります。
売店で、選ぶ
売店の営業は9:30〜17:00(12〜2月は16:30まで)で、休みは年末年始です。レストランが休みの水曜と木曜でも売店は開いているので、買い物だけの立ち寄りはしやすいでしょう。見学と試飲の案内は、2026年11月に確かめた範囲の公式サイトには見当たりませんでした。電話は0982-73-5477です。
オンラインショップもあり、遠方からも銘柄を取り寄せられます。ラベルの言葉が気に入った一本を、売店で選んで帰るのも旅の土産になります。Facebookと Instagram でも日々の様子が発信されています。ハーフボトルが4種類あるので、宿で少しずつ飲み比べるといった楽しみ方もできます。
行き方
九州中央道の山都通潤橋ICから約30分、高千穂町から約30分です。国道218号線沿いの「特産センターごかせ」から、道路標識に従って進みます。住所は五ヶ瀬町大字桑野内4847-1です。
宮崎県のもうひとつの顔が、海に近い都農ワインです。山の五ヶ瀬と海の都農を並べると、宮崎のワインの幅が見えてきます。九州全体は第82講の九州のワインと九州のワイン産地にまとめています。

