代表銘柄 ヒルサイド・セレクトは、ナパ・ヴァレーのシェーファー・ヴィンヤーズが造るフラッグシップの赤です。スタッグス・リープ・ディストリクトの斜面の自社畑から採ったカベルネ・ソーヴィニヨンだけを使い、新しいフレンチオーク樽で28ヶ月(近年)じっくり熟成させます。公式は、豊かな風味とビロードのような質感を持つワインと説明しています。
- カベルネ100%
- 斜面の畑
- ビロードのような質感
- 長期熟成型
この記事の目次
どんなワインか
ヒルサイド・セレクトは、ナパ・ヴァレーのシェーファー・ヴィンヤーズが「フラッグシップのカベルネ・ソーヴィニヨン」と位置づける赤ワインです。公式は、斜面の自社畑で育ったぶどうならではの豊かな風味と香り、ビロードのような質感を持つワインだと説明しています。
品種はカベルネ・ソーヴィニヨン100%。ナパの高級カベルネには他品種を少し加えるブレンドが多いなか、ひとつの品種と、ひとつの地区の斜面の畑だけで勝負する造りです。昔から限られた顧客に割り当てて販売されてきたワインで、公式も「これまでずっと少数の人に割り当てられてきた」と書いています。
畑と造り
ぶどうは、ナパ・ヴァレー東側のスタッグス・リープ・ディストリクトにある、シェーファーの斜面の自社畑だけから採ります。区画の名前は年ごとに公表されていて、2022年はサンスポット、ジョンズ・アッパー・セブン、ヒッチング・ポスト、ファイアブレイク。2023年はサンスポット、ジョンズ・フォリー、ヒッチング・ポスト、パリセードでした。
熟成は、アリエとトロンセの森のオークで作った60ガロンの新しいフレンチオーク樽100%で行います。期間は2022年と2023年が28ヶ月、2019年は32ヶ月と、年によって変わります。長い樽熟成は、このワインの大きな特徴のひとつです。
シェーファーの歴史は、1972年にシカゴの出版社役員だったジョン・シェーファーがこの土地を買ったことに始まります。斜面にカベルネを植え、1978年に最初のヴィンテージを造りました。1983年には息子のダグが醸造家として加わり、翌1984年にエリアス・フェルナンデスが入社。公式は彼を「1984年以来、すべてのヒルサイド・セレクトを造ってきた醸造家」と紹介しています。
飲み頃と楽しみ方
醸造家は2021年について、熟したタンニンが深みと骨格を与え、数十年の熟成に耐えると述べています。若いうちに開けるなら、デキャンタで空気に触れさせ、16〜18℃前後でボルドー型の大きなグラスに注ぐのが目安です。牛肉のローストや熟成したハードチーズなど、旨みのある料理と合わせやすいワインです。
同じナパでも、オークヴィルの名畑から造るト・カロンのリザーブと比べると、斜面の畑と単一品種の個性がよく見えてきます(第12講 カリフォルニア完全編)。
シェーファー ヒルサイド・セレクトの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シェーファー ヒルサイド・セレクトの
ヴィンテージ
| 2023 | 区画はサンスポット、ジョンズ・フォリー、ヒッチング・ポスト、パリセード。新樽28ヶ月。醸造家は斜面の畑で経験した中でも最も長い成熟期間のひとつだったと述べている |
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| 2022 | 新樽28ヶ月。醸造家は「地中海的なヴィンテージ」と表現している |
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シェーファー ヒルサイド・セレクトの
ワイン情報
| 名称 | シェーファー ヒルサイド・セレクトShafer Vineyards Hillside Select Cabernet Sauvignon |
| 生産者 | シェーファー・ヴィンヤーズ |
| 位置づけ | 代表銘柄 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | アメリカ/カリフォルニア/ナパ・ヴァレー(スタッグス・リープ・ディストリクト) |
| 原産地呼称 | スタッグス・リープ・ディストリクト(ナパ・ヴァレー内のAVA) |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン |
| 畑 | スタッグス・リープ・ディストリクトの斜面の自社畑100%。2022年はサンスポット、ジョンズ・アッパー・セブン、ヒッチング・ポスト、ファイアブレイクの各区画 |
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| 熟成 | 新しい60ガロンのフレンチオーク樽(アリエ、トロンセ)100%で28ヶ月(2022年・2023年)。2019年は32ヶ月 |
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| 醸造家 | エリアス・フェルナンデス。公式は「1984年以来、すべてのヒルサイド・セレクトを造ってきた醸造家」と紹介 |
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| ワイナリー | 1972年にジョン・シェーファーが土地を購入し、1978年に最初のヴィンテージ。年産3万ケース、畑の総面積240エーカー(ワイナリー全体) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後 |
| グラス | ボルドー型の大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は数十年の熟成に耐える構成と説明。若いうちはデキャンタで空気に触れさせると開きやすい |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ヒルサイド・セレクトはブレンドですか?
公式資料では、近年のヴィンテージはカベルネ・ソーヴィニヨン100%です。ぶどうはすべてスタッグス・リープ・ディストリクトにあるシェーファーの斜面の自社畑から採られ、年ごとに使う区画の名前も公表されています。
最初のヴィンテージはいつですか?
公式サイトでは最初の年を確認できませんでした。Wine Spectator誌は、創業者ジョン・シェーファーの訃報記事で、最初のヴィンテージを1983年と伝えています。一方、公式は醸造家エリアス・フェルナンデスを「1984年以来すべてのヒルサイド・セレクトを造ってきた」と紹介しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部