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オーパス・ワン

Opus One / オーパス・ワン

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オーパス・ワンのボトル(楽天市場の販売店の写真)
グラン・ヴァン

オーパス・ワンは、ナパ・ヴァレーのオークヴィルにある自社畑から造られる、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドー・ブレンドの赤です。新しいフレンチオーク樽で18ヶ月熟成し、さらに瓶で寝かせてから毎年10月1日に発売されます。ナパの豊かな果実味とボルドー流の均整を併せ持つ、長期熟成型の一本と評されます。

  • カベルネ主体
  • 凝縮した果実味
  • きめ細かなタンニン
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

オーパス・ワンは、ボルドー第1級シャトー・ムートン・ロートシルトのバロン・フィリップ・ド・ロートシルトと、ナパのロバート・モンダヴィが手を組んで生まれた、ナパ・ヴァレーを代表する赤ワインです。公式は、両家の伝統と革新を合わせて「ナパ・ヴァレーの中心で、比類のないワインを造ること」が創業者のただひとつの目標だったと説明しています。

スタイルは、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にしたボルドー・ブレンド。ナパの日照が育む熟した果実の厚みに、ボルドー流の均整と長い余韻を重ねた、エレガントで長期熟成型のワインと評されます。造られる赤はこのグラン・ヴァンと、セカンドワインの「オーヴァーチュア」だけ。ひとつの銘柄に力を注ぐ姿勢が、ボルドーのシャトーに近いと言われるゆえんです。

公式のテイスティングノートでは、2022年はブルーベリーやカシス、ドライローズの香りに、オリーブや葉巻の箱、黒鉛のニュアンスが重なり、きめ細かなタンニンが長い熟成を予感させると紹介されています。2023年については、赤い果実や桜の花、ドライスミレ、黒鉛、たばこの香りと、シルキーなタンニンが挙げられています。

畑と造り

ぶどうは、ナパ・ヴァレーのオークヴィル西部にある自社畑の4区画から収穫されます。2区画は歴史的名畑トゥ・カロンの中にあり、残る2区画はワイナリーを囲む「バレストラ」と「リバー」です。畑は有機栽培(CCOFの基準)で管理され、オーパス・ワンはナパ・グリーンのワイナリー認証と畑認証を初めて両方取得したワイナリーだと公式は説明しています。区画ごとの面積は公式サイトでは示されていないため、ここでは省きます(生産者ページでは約170エーカーと紹介しています)。

品種構成は年によって変わります。公式資料によれば、2022年はカベルネ・ソーヴィニヨン80%、プティ・ヴェルド8%、カベルネ・フラン6.5%、メルロー5%、マルベック0.5%。果皮との接触(マセラシオン)は20日間でした。2022年の収穫は8月24日に始まり、9月26日に終わっています。収穫期には極端な暑さに見舞われ、熟した区画から先に摘み取るなどの対策を取ったと記されています。

熟成は新しいフレンチオーク樽で18ヶ月。瓶詰め後にさらに約15ヶ月寝かせ、毎年10月1日に新しいヴィンテージが発売されます。

誕生の経緯

公式の年表では、初ヴィンテージは1979年。専用の醸造所はまだなく、初期のワインはロバート・モンダヴィ・ワイナリーの施設で造られました。オークヴィルのハイウェイ29沿いに建つ現在のワイナリーは1989年7月に着工し、1991年10月に完成。1991年の収穫から、この建物で仕込まれるようになりました。合弁の経緯や、1981年のナパ・ヴァレー・ワイン・オークションでの記録、名前の由来などは生産者ページで詳しく紹介しています。

ムートンとモンダヴィという新旧両世界の名門が、ナパでボルドー・スタイルを一本だけ造るという構想は、当時としては前例のないものでした。カリフォルニアのワインが世界の注目を集めはじめた時代の空気を、そのまま映した一本と言えます(第12講 カリフォルニア完全編)。

飲み頃と楽しみ方

若いヴィンテージは果実もタンニンも力強いので、1〜2時間前に抜栓するか、デキャンタで空気に触れさせると香りが開きやすくなります。温度は16〜18℃前後、ボルドー型の大ぶりのグラスが合わせやすい目安です。牛肉のローストや鴨、熟成したハードチーズなど、旨みとたんぱく質のある料理が定番の組み合わせです。

熟成のポテンシャルは高く、公式も2010年のような古いヴィンテージを「まだ長い先がある」として販売しています。セラーで10年以上寝かせ、熟成による香りの変化を楽しむのも、この銘柄ならではの楽しみです(第29講 ヴィンテージと熟成完全編)。ボルドー・ブレンドの考え方は第5講 ボルドー完全編で、まずは家の輪郭をつかみたいなら、セカンドワインのオーヴァーチュアから入る方法もあります。

オーパス・ワンの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

オーパス・ワンの

ワイン情報

名称オーパス・ワンOpus One
生産者オーパス・ワン
位置づけグラン・ヴァン
種類赤
国・地域アメリカ/カリフォルニア/ナパ・ヴァレー(オークヴィル)
原産地呼称ナパ・ヴァレー(自社畑はオークヴィルAVA内)
主な品種カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン、メルロー、マルベック
初ヴィンテージ1979年
品種構成(近年の例)2022年はカベルネ・ソーヴィニヨン80%、プティ・ヴェルド8%、カベルネ・フラン6.5%、メルロー5%、マルベック0.5%(年によって変わる)
畑オークヴィル西部の自社畑4区画(トゥ・カロン内の2区画と、ワイナリーを囲むバレストラ、リバー)
栽培有機栽培(CCOF基準)。ナパ・グリーンのワイナリー・畑の両認証を初めて取得したワイナリー
熟成新しいフレンチオーク樽で18ヶ月(2022年)。瓶詰め後さらに約15ヶ月寝かせる
発売毎年10月1日
ワイナリー1989年7月着工、1991年10月完成。1991年の収穫から自社醸造
飲み頃の温度16〜18℃前後
グラスボルドー型の大ぶりのグラス
飲み頃の目安若いうちはデキャンタで空気に触れさせると開きやすい。熟成のポテンシャルが高く、10年以上寝かせる楽しみもある
価格帯の目安約8万円〜(ヴィンテージ・市況で変動)

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

オーパス・ワンはどんな品種で造られていますか?
カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン、メルロー、マルベックを組み合わせたボルドー・ブレンドです。比率は年によって変わり、公式資料では2022年がカベルネ・ソーヴィニヨン80%、プティ・ヴェルド8%、カベルネ・フラン6.5%、メルロー5%、マルベック0.5%でした。
いつ発売されますか?
新しいフレンチオーク樽で18ヶ月熟成したのち瓶詰めし、さらに約15ヶ月寝かせてから、毎年10月1日に発売されると公式に説明されています。収穫からおよそ3年後に新しいヴィンテージが市場に出る計算です。
開けごろはいつですか?
公式は熟成のポテンシャルの高さを強調しており、若いうちに開けるならデキャンタで空気に触れさせるのが一般的です。じっくり待つなら10年以上寝かせる楽しみもあります。保存状態の良いものを選ぶことが何より大切です。

出典・確認日

生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。

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最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部