1. 日本ワインの表示
まず「日本ワイン」と記載されているかを確かめます。これが原料と製造地を判断する最初の手がかりです。
JAPAN WINE / LABEL
「日本で造られたワイン」と「日本ワイン」は同じ意味ではありません。原料ぶどうの産地、品種、収穫年をどう読むか。ボトルを選ぶ前に、表示の基本を押さえましょう。
日本ワインは、国内で収穫したぶどうのみを原料に、日本国内で製造したワインです。国内で製造していても、輸入した濃縮果汁などを原料に用いるものは、日本ワインとは区別されます。まずは一括表示の「日本ワイン」の記載と原材料名を確認しましょう。
「国産」「国内製造」という言葉だけで、ぶどうの栽培地まで判断しないことが大切です。具体的な表示方法は容器や製品で異なるため、裏ラベルの情報を組み合わせて読みます。
まず「日本ワイン」と記載されているかを確かめます。これが原料と製造地を判断する最初の手がかりです。
「ぶどう(〇〇県産)」などの表示から、原料ぶどうの情報を読みます。ワイナリーの所在地とぶどうの収穫地は同じとは限りません。
甲州、メルローなどの表示は味わいを想像する入口。ただし単一品種名の表示には基準があり、書かれていないことだけで品質は判断できません。
年号はぶどうを収穫した年を指します。発売年や瓶詰年とは異なります。収穫年を表示できる場合にも基準があります。
国税庁の表示基準では、日本ワインの地名、単一品種名、収穫年を表示する際に、原料ぶどうの使用割合などについてそれぞれ要件を定めています。代表的な目安は85%以上です。ただし、複数品種名を併記する場合や細かな地名を表示する場合には別の条件もあるため、すべての表示を一つの数字だけで説明することはできません。
例えば、ラベルに「山梨」とあっても、何を示す地名なのかを確認する必要があります。県名、収穫地、醸造地、ブランド名は混同しないようにしましょう。具体的な表示の適否は国税庁の基準で確認できます。
日本ワインの産地ガイドと合わせて読むと、ラベルに書かれた地名の背景がつかめます。
GIは、産地名と結びついた酒類の特性や生産基準を守る制度です。日本ワインなら何でもGIを名乗れるわけではありません。GI名がある場合は、一般の産地表示に加えて、その地域の基準に沿っているかを確認する手がかりになります。
一方、GI表示のない日本ワインにも多様な造り手と味わいがあります。ラベルの制度は品質の単純な順位表ではなく、出自を読むための情報です。