代表銘柄 ペルカルロは、ガイオーレ・イン・キャンティのサン・ジュスト・ア・レンテンナーノが1983年から造る、サンジョヴェーゼ100%のトスカーナIGTです。公式の技術資料によると、2022年は自社畑の上位10haから房ごとに選び、750ml瓶で13,734本を瓶詰めしました。公式は長い熟成に向くワインと説明しています。
- サンジョヴェーゼ100%
- 房ごとの選果
- 平均標高270m
- 有機認証
- 長期熟成型
この記事の目次
どんなワインか
長く寝かせるサンジョヴェーゼを、一本だけ手元に置く。そんな買い方が似合う赤です。ペルカルロは、キャンティ・クラシコ地区の最南部、ガイオーレ・イン・キャンティのサン・ジュスト・ア・レンテンナーノが造るサンジョヴェーゼ100%のワインで、初ヴィンテージは1983年です。名乗りはトスカーナIGTです。
公式によると、この土地はシトー会の修道院から砦へと姿を変え、1204年の条約ではシエナとフィレンツェの領地の境に定められました。城の時代の地下蔵は、いまも樽の熟成に使われています。1914年からマルティーニ・ディ・チガラ家が持ち、現在はアンナ、ルチア、エリザベッタ、フランチェスコ、アレッサンドロ、ルカの6人のきょうだいのものです。
畑と造り
蔵は全160haで、ぶどう畑は31ha。有機栽培の認証を受け、自社畑のぶどうだけを醸造します。ペルカルロには、2021年と2022年の技術資料で上位10haのぶどうを房ごとに選ぶとあり、2020年は上位8haでした。畑の平均標高は270m。多くは鮮新世の砂と小石の層が2〜5mの深さで粘土の上に重なる土で、一部は南西の斜面のガレストロとアルベレーゼ、コルシニャーノの畑はより粘土の多い土に植わります。
発酵と果皮の浸漬は、2020〜2022年の資料で38日。2022年は30hlの樽と500Lのフランス産トノーで約22か月熟成し、使う樽は1〜3回使用のものです。2022年の750ml瓶は13,734本で、ほかにマグナムなどの大きな瓶も少量造られます。アルコール度数は2020〜2022年とも15%です。
味わいについて公式は、年ごとに差があっても一貫した個性があり、畑の土を力強く表す長熟のワインと説明しています。
飲み頃と楽しみ方
公式の技術資料は、2022年の飲み頃を2026〜2035年とそれ以降としています。節目の年に開けるなら、この目安を手がかりに抜栓を決められます。ろ過を軽くしているため澱が出ることがあり、16〜18℃ほどで、大ぶりのグラスに注ぐのが目安です。
公式の代理店一覧には、日本向けとしてHATTA、ラシーヌ、日本酒類販売の名があります。同じくサンジョヴェーゼだけで造るトスカーナの赤と比べるなら、フォントディ フラッチャネッロやイゾレ・エ・オレーナ チェッパレッロがあります。
※収量は公式サイトのイタリア語版が約0.8kg、英語版が1kg、技術資料が0.8〜1kgと異なるため、2022年の技術資料に合わせました。発酵と浸漬の日数も、公式サイトの商品説明は30〜35日、2020〜2022年の技術資料は38日です。樽の組み合わせは年で変わり、2020年の資料は225Lと500Lのバリックと3000Lの樽、新樽25%と記しています。瓶内熟成15か月は商品説明と2020年・2021年の資料によるもので、2022年の資料には項目がありません。ペルカルロの名の由来は確認できなかったため載せていません。
サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ ペルカルロの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ ペルカルロの
ヴィンテージ
| 2022 | 公式は、8月12日まで暑く乾いた後に雷雨と涼しい空気で持ち直した年と説明。9月28日〜10月6日に収穫し、中程度の凝縮感で果実が際立つ年としている。飲み頃の目安は2026〜2035年とそれ以降 |
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| 2021 | 公式は、凝縮感が高く果実味が強い、長い熟成に向く年と説明。9月29日〜10月12日に収穫。飲み頃の目安は2025〜2034年とそれ以降 |
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| 2020 | 公式は、品質の高い年と説明。9月中旬の暑さの後の雨で気温が下がった。9月26日〜10月6日に収穫。飲み頃の目安は2024〜2031年とそれ以降 |
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サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ ペルカルロの
サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ ペルカルロのワイン情報
| 名称 | サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ ペルカルロFattoria San Giusto a Rentennano Percarlo |
| 生産者 | ファットリア・サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ |
| 位置づけ | 代表銘柄 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/トスカーナ/キャンティ・クラシコ地区南端(ガイオーレ・イン・キャンティ) |
| 原産地呼称 | トスカーナIGT |
| 格付け | IGT(地理的表示保護ワイン) |
| 主な品種 | サンジョヴェーゼ |
| 蔵の規模 | 全160ha、うちぶどう畑31ha、オリーブ畑11ha。自社畑のぶどうだけを醸造し、有機栽培の認証を受けている(公式) |
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| 初ヴィンテージ | 1983年。1984年、2000年、2002年は造られていない(公式の技術資料・飲み頃表) |
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| ぶどうと畑 | サンジョヴェーゼ100%。2021年と2022年は上位10ha、2020年は上位8haから房ごとに選ぶ。平均標高270m、樹1本あたりの収量は2022年で0.8〜1kg(公式) |
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| 造り | 発酵と果皮浸漬は2020〜2022年で38日。2022年は30hlの樽と500Lのトノーで約22か月熟成(公式の技術資料)。瓶内熟成は15か月(公式) |
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| 生産量 | 750ml瓶で2020年18,310本、2021年18,528本、2022年13,734本。アルコール度数は3年とも15%(公式の技術資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃(イタリアの長熟の赤の一般的な目安) |
| グラス | 大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式の目安は2022年が2026〜2035年とそれ以降、2021年が2025〜2034年とそれ以降 |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ ペルカルロのよくある質問
ペルカルロは、毎年造られていますか?
造られない年があります。蔵の飲み頃表では、1983年から2021年までのうち、1984年、2000年、2002年が「造らなかった年」と記されています。本数も年で変わり、750ml瓶は2021年の18,528本に対し、2022年は13,734本です。
開けるならいつがよいですか?
公式の技術資料は、2022年の飲み頃を2026〜2035年とそれ以降、2021年を2025〜2034年とそれ以降としています。ろ過を軽くしているため、瓶に澱が出ることがあると蔵は書いています。抜栓の前に瓶を立てておくと注ぎやすくなります。
出典・確認日
9件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-06 / 編集: Vinotier編集部