代表銘柄(モンタルチーノの定番の赤) カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノは、トスカーナのモンタルチーノで1978年に始まったバンフィが、サンジョヴェーゼ100%で造る赤です。ステンレスタンクで発酵させ、フレンチオークの大樽と350Lのバリックで12か月熟成させます。初ヴィンテージは1982年で、公式はジビエや熟成途中のチーズに合わせるよう勧めています。
- サンジョヴェーゼ100%
- モンタルチーノ
- 樽熟成12か月
- しっかりした骨格
この記事の目次
どんなワインか
カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノは、ブルネッロの産地として知られるトスカーナ南部のモンタルチーノで、バンフィが造る赤です。生産者はこのワインを、モンタルチーノでのバンフィの造りを代表する定番と位置づけています。初ヴィンテージは1982年です。ブルネッロを開けるほどではない平日の夜、煮込みやチーズを前に、ボトルで気軽に開けたい一本です。
バンフィの始まりは1978年です。イタリア系アメリカ人のジョン・マリアーニとハリー・マリアーニの兄弟がモンタルチーノに最初の土地を買い、サンジョヴェーゼを植えました。1980年に畑の土壌の区分けを、1982年にサンジョヴェーゼのクローン選抜を始めています。1983年には、1318年の記録が残る城カステッロ・ディ・ポッジョ・アッレ・ムーラを手に入れ、第二次世界大戦で傷んでいた建物を修復しました。2018年の公式記事では、一族の3代目クリスティーナ・マリアーニ=メイが会社の活動をまとめていると紹介されています。
造りと味わい
品種はサンジョヴェーゼ100%です(2022年・2024年の公式資料)。畑は敷地内の緩やかな丘にあり、海の堆積でできた粘土質の砂から、石灰質の石が多い土、湿り気を保つ青灰色の粘土まで、土の種類はさまざまです。発酵は25〜30℃に管理したステンレスタンクで行い、60〜90hlのフレンチオークの大樽と350Lのバリックで12か月熟成させます。アルコール度数は年によって違い、2024年は13.5%、2022年は14.5%です。
公式は、明るいルビー色に、ブラックベリーや熟したチェリーの香り、バニラやタバコ、甘草を思わせる香りがあり、口当たりは豊かで凝縮し、よい酸と長い余韻があると説明しています。
合う料理と飲み方
公式が勧める組み合わせは、ジビエと熟成途中のチーズです。チーズの盛り合わせのほか、トマトで煮込んだ肉料理や炭火焼きとも合わせやすいとされます。温度は16〜18℃が公式の目安です。トスカーナの産地は第56講 トスカーナ&中部イタリア完全編、品種はサンジョヴェーゼのページでまとめています。
カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノの
ヴィンテージ
| 2024 | 公式資料によると、穏やかな冬と非常に暖かい4月で芽吹きが早く、涼しく雨の多い5〜6月のあと、7〜8月の高温で成熟が遅れた。9月初めに気温が下がって雨が続き、例年より爽やかで、アルコールと凝縮感は控えめながら、タンニンのしなやかな年とされる。 |
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| 2022 | 公式資料によると、雨の少ない厳しい冬から、春夏も乾燥が続き、5月から気温が高く夏は猛暑となった。早めに収穫したことで品種の香りが保たれ、よい酸と大きな骨格を備えた年とされる。 |
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カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノの
カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノのワイン情報
| 名称 | カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノCastello Banfi Rosso di Montalcino |
| 生産者 | カステッロ・バンフィ |
| 位置づけ | 代表銘柄(モンタルチーノの定番の赤) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/トスカーナ/モンタルチーノ |
| 原産地呼称 | ロッソ・ディ・モンタルチーノDOC |
| 主な品種 | サンジョヴェーゼ |
| 城 | カステッロ・ディ・ポッジョ・アッレ・ムーラ。最初の公式な記録は1318年。1983年にバンフィの畑の一部となり、修復された(公式) |
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| 畑 | 敷地内の傾斜が緩やかから中程度の丘。鮮新世の海成の粘土質の砂、石灰質の石が多い深い土、湿り気を保つ青灰色の粘土など、さまざまな堆積層にできた土(公式) |
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| 醸造と熟成 | 25〜30℃に温度を管理したステンレスタンクで発酵。60〜90hlのフレンチオークの大樽と350Lのフレンチオークのバリックで12か月熟成(2022年・2024年の公式資料) |
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| アルコール度数 | 13.5%(2024年)、14.5%(2022年)、14%(2020年)(公式資料) |
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| 初ヴィンテージと容量 | 初ヴィンテージは1982年。375ml、750ml、1.5L(公式資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃(公式の目安) |
| グラス | 赤ワイン用の中ぶりからやや大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | リリース後すぐから楽しめる。公式は、骨格がしっかりしているため熟成にもよく耐えると説明している |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
カステッロ・バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノのよくある質問
ロッソ・ディ・モンタルチーノとブルネッロ・ディ・モンタルチーノは何が違うのですか?
どちらもモンタルチーノのサンジョヴェーゼから造る赤ですが、呼称が違います。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノはDOCGで、出荷までに長い熟成が求められます。ロッソ・ディ・モンタルチーノはDOCで、より早く出荷され、若いうちから楽しめる赤とされます。バンフィのロッソは、樽で12か月熟成させてから出荷されます。
どんな料理に合わせればよいですか?
公式はジビエと熟成途中のチーズを挙げています。サンジョヴェーゼのはっきりした酸があるので、トマトソースの煮込みや炭火で焼いた肉とも合わせやすいとされます。温度は16〜18℃が公式の目安です。
出典・確認日
8件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部