カルメネールのアイコンワイン パープル・エンジェルは、チリのモンテスが2003年に初ヴィンテージを出した、カルメネール主体の赤です。コルチャグア・ヴァレーのアパルタとエル・アルカンヘル・デ・マルチグエの自社畑のぶどうから造られ、2022年ヴィンテージはカルメネール92%・プティ・ヴェルド8%。フレンチオークで16〜18か月(新樽70%)熟成させます。
- カルメネール92%
- アパルタ
- マルチグエ
- フレンチオーク18か月
この記事の目次
どんなワインか
パープル・エンジェルは、チリのモンテスが造る、カルメネール主体の赤です。モンテスの公式サイトによると、初ヴィンテージは2003年。2022年ヴィンテージで20作目を迎え、記念版として出ています。
カルメネールはもとはボルドーの黒ぶどうで、約200年前のフィロキセラの被害のあと絶えたと考えられていましたが、1994年にチリで再発見されました。モンテスはこの品種を、自社のアイコンワインの主役に据えています。2022年の構成はカルメネール92%に、プティ・ヴェルド8%。
畑と造り
畑は、モンテスがいち早く畑を拓いたコルチャグア・ヴァレーにある、アパルタとエル・アルカンヘル・デ・マルチグエの2つの自社畑です。公式の技術資料によると、土はどちらも花崗岩由来。アパルタではおだやかな日差しでゆっくり熟し、太平洋に近いマルチグエでは涼しさのなかで熟します。マルチグエの畑は土が浅く、場所によっては60cmに満たないほど。1haに5,555本を植え、収量は1haあたり3.5〜4.0トンに抑えています。1月の初めに房のまわりの葉を落とし、実を日に当てて均一に熟させ、カルメネールに出やすいピーマンのような青い香りを抑えるとしています。
ぶどうは10kgの箱に手で摘み、アパルタの醸造所で重力を使って下のタンクへ移します。房と粒で2回選び、12〜15日かけて発酵。その後、フレンチオークで16〜18か月(新樽70%)熟成させます。2022年のアルコール度数は14.8%でした。
飲み頃と楽しみ方
公式は、すぐに飲める一方で最長15年ほど寝かせられるとし、**17〜19℃**で、少なくとも1時間はデキャンタに移してから飲むよう勧めています。合わせる料理として、ローズマリーをきかせた仔羊のチョップ、豚のスペアリブ、カネロニなどを挙げています。
肉料理の夜に、ボトルで開ける一本に。同じアパルタのクロ・アパルタや、同じモンテスのモンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニヨンと並べると、コルチャグアの赤の幅が見えてきます。
※品種構成・醸造・分析値は公式サイトの2022年・2021年ヴィンテージの技術資料によるもので、年により変わります。生産量は確認できなかったため載せていません。
モンテス パープル・エンジェルの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
モンテス パープル・エンジェルの
ヴィンテージ
| 2022 | 公式によると、コルチャグア・ヴァレーでは冬の雨が前年より50%少なく、例年より寒かった。春に大きな雨や早霜はなく、夏も涼しさが続き、極端な暑さは数日だけだった。 |
|---|
| 2021 | 公式によると、収穫は4月22日〜5月3日。2月に中部チリで大きな雨が降り、3月は涼しく曇りがちで熟すのが遅れた。熟したぶどうから順に、区画を選んで摘んだ。 |
|---|
モンテス パープル・エンジェルの
モンテス パープル・エンジェルのワイン情報
| 名称 | モンテス パープル・エンジェルMontes Purple Angel |
| 生産者 | モンテス |
| 位置づけ | カルメネールのアイコンワイン |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | チリ/コルチャグア・ヴァレー(アパルタ/マルチグエ) |
| 原産地呼称 | D.O.コルチャグア・ヴァレー |
| 主な品種 | カルメネール、プティ・ヴェルド |
| 初ヴィンテージ | 2003年。2022年ヴィンテージが20作目の記念版(公式) |
|---|
| 畑 | コルチャグア・ヴァレーのアパルタとエル・アルカンヘル・デ・マルチグエの自社畑。土は花崗岩由来。マルチグエは土が浅く(60cmに満たない所も)、植栽密度は1haあたり5,555本、ダブル・ギュイヨ仕立てで収量は1haあたり3.5〜4.0トン(公式・2022年の技術資料) |
|---|
| 醸造 | 10kgの箱に手摘み。アパルタの醸造所で重力を使って移し、房と粒の2回選果。発酵は12〜15日、26〜28℃(公式・2022年の技術資料) |
|---|
| 熟成 | フレンチオークで16〜18か月。新樽70%、残りは2〜3回使用の樽(公式・2022年の技術資料) |
|---|
| 分析値 | アルコール度数14.8%、残糖3.06g/L(公式・2022年ヴィンテージ)。2021年は14.5%、残糖3g/L |
| 飲み頃の温度 | 17〜19℃(公式) |
| グラス | ボルドー型など大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、すぐに飲めるうえ、最長15年ほど寝かせられるとしている(2022年・2021年の技術資料) |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
モンテス パープル・エンジェルのよくある質問
カルメネールとはどんな品種ですか?
もとはボルドーで育てられていた黒ぶどうです。モンテスの公式サイトによると、約200年前にフィロキセラ(害虫)でボルドーの畑が荒らされたあと絶えたと考えられていましたが、1994年にチリで再発見されました。パープル・エンジェルは、そのカルメネールを主役にした一本です。
開けてすぐに飲めますか?
公式の技術資料は、すぐに飲めるとしたうえで、少なくとも1時間のデキャンタージュを勧めています。飲む温度は17〜19℃、15℃以下の涼しく暗い場所での保管を勧め、最長15年ほど寝かせられるとしています。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-04 / 編集: Vinotier編集部