単一畑 ヴァインバッハのリースリング シュロスベルクは、1975年の政令でアルザス最初のグラン・クリュに認められたシュロスベルクの、斜面の上部の土の浅い区画から造られる一本です。花崗岩の真南向きの段々畑で、公式は「生き生きとしてエレガント」と説明しています。ドメーヌのリースリングのほとんどがこの特級から生まれます。
- 花崗岩
- 急斜面の段々畑
- 生き生きとした酸
- エレガント
- 辛口
この記事の目次
どんなワインか
ヴァインバッハのリースリング シュロスベルクは、アルザスのカイゼルスベルクにあるドメーヌ・ヴァインバッハが、特級シュロスベルクで造る辛口のリースリングです。公式によると、ドメーヌのリースリングは、クロ・デ・カピュサンで生まれる「キュヴェ・テオ」を除いて、ほとんどがこの特級から生まれます。
ドメーヌは1612年、シュロスベルクの丘のふもとにカプチン会の修道士が築きました。フランス革命で国有財産として売られ、1898年にファレール兄弟が取得。その息子で甥のテオ・ファレールは、アルザスのワインがAOCとして認められるよう力を尽くした人物と公式は紹介しています。1979年からは妻のコレットと娘のカトリーヌ、ローランスが受け継ぎ、いまはカトリーヌと息子のエディ、テオがドメーヌを率いています。
畑と造り
シュロスベルクは、1975年の政令でアルザスで最初にグラン・クリュに認められた畑です。公式によると、その評価は15世紀から知られ、1928年にはカイゼルスベルクとキンツハイムの栽培家が、この畑で守るべき生産の取り決めを文書にしていました。のちの特級の政令は、この取り決めを引き継いでいます。
母岩は花崗岩(ミグマタイト)で、土は砂質。カリウムやマグネシウムなどの鉱物を多く含み、上部の標高400メートルでは浅く、下部の230メートルでは深くなります。真南向きの急な斜面のため、段々畑で育てます。「シュロスベルク」の名で出るのは上部の土の浅い区画のぶどうで、下部の区画は「キュヴェ・サント・カトリーヌ」になります。
畑は2005年からすべてビオディナミで、ぶどうはすべて手で摘みます。醸造では、やさしく少しずつ搾り、古いオークの大樽で土着の酵母だけを使って長く発酵させます。
飲み頃と楽しみ方
公式はこの特級のリースリングを、果実の純粋さと気品、繊細さを備えると説明しています。冷やしすぎず、白身魚や甲殻類、鶏の料理に合わせる夜に。同じアルザスの特級でも、火山性の土のツィント・ユンブレヒトのクロ・サン・テュルバンと比べると、土の違いが見えてきます。
※栽培面積などは公式サイトの記載時点の情報です。
ドメーヌ・ヴァインバッハ リースリング グラン・クリュ シュロスベルクの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・ヴァインバッハ リースリング グラン・クリュ シュロスベルクの
ワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・ヴァインバッハ リースリング グラン・クリュ シュロスベルクDomaine Weinbach Riesling Grand Cru Schlossberg |
| 生産者 | ドメーヌ・ヴァインバッハ(ファレール家) |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | フランス/アルザス/カイゼルスベルク・キンツハイム(特級シュロスベルク) |
| 原産地呼称 | AOCアルザス・グラン・クリュ シュロスベルク |
| 格付け | アルザス・グラン・クリュ(シュロスベルク。1975年の政令でアルザス最初の特級) |
| 主な品種 | リースリング |
| 畑 | 特級シュロスベルク。花崗岩(ミグマタイト)の母岩に砂質の土。斜面上部(標高400m)は浅く、下部(230m)は深い。真南向きの急斜面で段々畑(公式) |
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| 区画の使い分け | 「シュロスベルク」は斜面上部の土の浅い区画から。下部の区画は「キュヴェ・サント・カトリーヌ」になる(公式) |
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| ドメーヌ | 1612年にカプチン会の修道士が築き、1898年にファレール兄弟が取得(公式) |
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| 栽培と収穫 | 1998年にビオディナミを8haで始め、2005年から全38haをビオディナミで。収穫はすべて手摘み(公式) |
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| 醸造 | やさしく少しずつ搾り、古いオークの大樽で土着の酵母だけで長く発酵(公式) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(辛口リースリングの一般的な目安) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式サイトに飲み頃の記載はない。特級の辛口リースリングは数年寝かせて開けることも多い(一般的な目安) |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「シュロスベルク」と「シュロスベルク キュヴェ・サント・カトリーヌ」は何が違いますか?
どちらも同じ特級シュロスベルクのリースリングです。公式によると、「シュロスベルク」は斜面の上部の土の浅い区画から造られ、生き生きとしてエレガントな味わいになります。「キュヴェ・サント・カトリーヌ」は斜面の下部から造られ、より厚みのあるふくよかなワインになると説明されています。
ヴァインバッハという名前の意味は?
公式によると、「ヴァインバッハ」は「ワインの小川」という意味で、ドメーヌの敷地を流れる小さな川の名に由来します。ドメーヌは1612年にカプチン会の修道士が築き、フランス革命で国有財産として売られたのち、1898年にファレール兄弟が手に入れました。
出典・確認日
7件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-30 / 編集: Vinotier編集部