単一畑 ラ・ランドンヌは、E.ギガルがコート・ロティのコート・ブリュンヌ側の急斜面から造る単一畑の赤です。公式資料ではシラー100%、平均樹齢約50年で、新樽で40か月熟成されます。ギガルの単一畑3本のなかで、もっとも力強く骨格のしっかりした一本と説明されます。
この記事の目次
どんなワインか
ラ・ランドンヌは、北ローヌのコート・ロティに本拠を置くE.ギガルの単一畑ワインです。ラ・ムーリーヌ、ラ・テュルクと並ぶ3本の単一畑は「ラ・ラ・ラ」とも呼ばれ、ラ・ランドンヌは2番目に誕生しました。米国の取扱業者やWikipediaによると、初ヴィンテージは1978年とされます(現在の公式サイトには年の記載がありません)。
公式は、このワインをメゾンの伝説的な区画の中心から生まれたものと位置づけ、色は黒みを帯びた深い赤、香りは小さな黒い果実、甘草、ロースト香、東洋のスパイスと説明しています。口に含むと力強く、しっかりしたタンニンの骨格と豊かな凝縮感があり、色と風味の濃さはまれなほどだとしています。これは生産者の言葉で、当サイトの試飲所感ではありません。
畑と造り
畑はコート・ロティのうち、色の濃い土で知られるコート・ブリュンヌ側にあります。米国の取扱業者は、コート・ブリュンヌの北端にある、傾斜45度にもなる急な畑と紹介し、マルセル・ギガルが17人の栽培家から10年かけて区画を買い集めたと伝えています。公式によると、畑が植えられたのは1975年、フィリップ・ギガルが生まれた年です。
土壌は酸化鉄を非常に多く含む粘土石灰質。品種はシラー100%で、ギガルの単一畑のなかで唯一ヴィオニエを含みません。平均樹齢は約50年、平均収量は35hl/haです。温度管理したステンレスタンクで、絶えずルモンタージュをしながら発酵させ、マセラシオンは最低4週間。その後、新樽で40か月という長い熟成を経て瓶詰めされます。
飲み頃と楽しみ方
公式が示す供出温度は16〜18℃、熟成のポテンシャルは約50年で、ラ・ムーリーヌ(約20年)やラ・テュルク(25年)より長い目安です。合わせる料理としては、キジ、ヤマウズラ、野ウサギといったジビエが挙げられています。若いヴィンテージは時間をかけて開かせ、熟成したものは香りの変化をゆっくり追うのが楽しみ方でしょう。北ローヌ全体の位置づけは第8講 ローヌ完全編で学べます。
※初ヴィンテージと畑の買い集めの経緯は、公式サイトではなく米国の取扱業者などの資料によります。熟成や品種構成はヴィンテージにより変わることがあります。
E.ギガル コート・ロティ ラ・ランドンヌの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
E.ギガル コート・ロティ ラ・ランドンヌの
ワイン情報
| 名称 | E.ギガル コート・ロティ ラ・ランドンヌE. Guigal Côte-Rôtie La Landonne |
| 生産者 | E.ギガル |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ローヌ/北ローヌ・コート・ロティ |
| 原産地呼称 | AOCコート・ロティ |
| 主な品種 | シラー |
| 畑 | コート・ロティのコート・ブリュンヌ北端にある急斜面(米国の輸入元は傾斜45度と紹介) |
|---|
| 土壌 | 酸化鉄を非常に多く含む粘土石灰質 |
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| 樹齢と収量 | 平均樹齢約50年、平均収量35hl/ha。畑は1975年に植えられた |
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| 醸造 | 温度管理したステンレスタンクで、絶えずルモンタージュ(液循環)しながら発酵。マセラシオンは最低4週間 |
|---|
| 熟成 | 新樽で40か月 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃(公式の目安) |
| グラス | 香りが広がる大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は熟成のポテンシャルを約50年としている。若いうちは長めのデキャンタを |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ラ・ランドンヌにはヴィオニエは入っていますか?
入っていません。公式資料ではシラー100%です。同じギガルの単一畑でも、ラ・ムーリーヌはヴィオニエ11%、ラ・テュルクはヴィオニエ7%を含むとされ、ラ・ランドンヌだけがシラーのみで造られています。
どのくらい寝かせてから飲むのがよいですか?
公式サイトは熟成のポテンシャルを約50年としており、3本のなかでもっとも長い目安です。新樽で40か月熟成させてから出荷されますが、若いうちはタンニンが強く感じられやすいとされるため、開けるなら時間をかけて空気に触れさせるとよいでしょう。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
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最終更新: 2026-10-19 / 編集: Vinotier編集部