代表銘柄 ジャン=ルイ・シャーヴのエルミタージュ(赤)は、北ローヌのエルミタージュの丘に持つ複数の区画のシラーを組み合わせて造る赤です。単一区画のワインは出さず、丘全体の個性をひとつのワインで表すという考え方で知られます。家系は1481年に遡ると紹介されています。
この記事の目次
どんなワインか
**ジャン=ルイ・シャーヴのエルミタージュ(赤)**は、北ローヌのエルミタージュの丘から生まれる赤ワインです。造り手のドメーヌ・ジャン=ルイ・シャーヴは、エルミタージュの丘の対岸にあたるローヌ川右岸のモーヴ村に本拠を置く家族経営のドメーヌ。販売各社の紹介では、家系は1481年に遡るとされ、現当主のジャン=ルイは一族の16代目にあたります。
なお、今回の調査ではドメーヌの公式サイトを確認できませんでした。このページの畑や造りの情報は、AOCの規定を除き、輸入・販売各社の資料で確認できた範囲にとどめています。
畑と造り
シャーヴの最大の特徴は、単一区画のワインを出さないことです。エルミタージュの丘には、レ・ベサール、ル・メアル、レルミットなど性格の異なる区画が並びます。シャーヴはこうした区画を複数持ち、それぞれを別々に醸造したうえで、最後に組み合わせて毎年ひとつのエルミタージュ(赤)にまとめます。
販売各社の紹介では、畑の骨格を担うのは急斜面の花崗岩土壌、レ・ベサールのシラーとされています。エルミタージュに持つ畑の面積は約14.5ヘクタールとする資料と約15ヘクタールとする資料があり、数字に幅があります。熟成は樽で最長18か月ほど、新樽はごく控えめで、ろ過をしないと紹介されています。ただし、年ごとの詳しい技術資料は今回確認できませんでした。
AOCエルミタージュの規定では、赤はシラーがブレンドの85%以上を占める必要があり、白ぶどうのマルサンヌとルーサンヌは、シラーの畑に15%まで混植して一緒に醸すことが認められています。
飲み頃と楽しみ方
シャーヴのエルミタージュ(赤)は、長い熟成で真価を見せる赤とされます。若いうちはタンニンがしっかりしているため、早く開けるならデキャンタで空気に触れさせ、16〜18℃前後で時間をかけて楽しむのがおすすめです。同じ丘のラ・シャペルと比べると、エルミタージュの造り手による違いが見えてきます。北ローヌの全体像は第8講 ローヌ完全編で学べます。
※このページの畑・造りの情報は輸入・販売各社の資料によります。価格はヴィンテージや時期により変わります。
ジャン=ルイ・シャーヴ エルミタージュ(赤)の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ジャン=ルイ・シャーヴ エルミタージュ(赤)の
ワイン情報
| 名称 | ジャン=ルイ・シャーヴ エルミタージュ(赤)Domaine Jean-Louis Chave Hermitage Rouge |
| 生産者 | ドメーヌ・ジャン=ルイ・シャーヴ |
| 位置づけ | 代表銘柄 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ローヌ/北ローヌ・エルミタージュ |
| 原産地呼称 | AOCエルミタージュ |
| 主な品種 | シラー |
| 原産地呼称の規定 | AOCエルミタージュの赤は、シラーがブレンドの85%以上。白ぶどうのマルサンヌとルーサンヌは、シラーの畑に15%まで混植して一緒に醸すことが認められる(INAOの生産規定) |
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| エルミタージュの畑 | 約14.5〜15ヘクタール(資料によって数字が異なる) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後 |
| グラス | 大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。若いヴィンテージは十分に寝かせてからが一般的な目安(年による) |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
シャーヴはなぜ単一区画のエルミタージュを出さないのですか?
販売各社の紹介では、丘の性格の異なる区画を組み合わせることにこそエルミタージュの表現がある、という考え方によるとされています。区画ごとに別々に醸造したうえで組み合わせ、毎年ひとつのエルミタージュ(赤)にまとめるのがこの家のやり方です。
キュヴェ・カトランとは何ですか?
特別な年にだけ造られる、シャーヴのもうひとつのエルミタージュの赤です。通常のエルミタージュよりさらに生産量が少なく、ごく稀にしか出ないワインとして知られます。日常的に目にするのは、ここで紹介している通常のエルミタージュ(赤)です。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部