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ブシャール・ペール・エ・フィス ボーヌ・グレーヴ ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ

Bouchard Père & Fils Beaune Grèves Vigne de l’Enfant Jésus Premier Cru / ブシャール・ペール・エ・フィス

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単一畑(単独所有の区画)

ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュは、ボーヌの一級畑レ・グレーヴの中心にある3.92ヘクタールの区画から、ブシャール・ペール・エ・フィスが造る赤です。1791年の国有財産の売却で手に入れて以来、今も同社だけが所有しています。公式の技術資料はこれを「象徴的なキュヴェ」と位置づけ、7〜10年以上の熟成に耐えるとしています。

  • 絹のような口当たり
  • 果実味
  • 繊細
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

ボーヌ・グレーヴ ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュは、ボーヌに本拠を置くブシャール・ペール・エ・フィスの赤ワインです。公式サイトによると、同社は1731年にミシェル・ブシャールがボーヌに店を構えたことに始まり、1775年に最初の畑を手に入れてドメーヌが生まれました。1995年にアンリオ家、2022年にアルテミス・ドメーヌのもとに加わり、現在の畑は60ヘクタールほどです。

このワインの名前は「幼子イエスの畑」という意味です。公式の技術資料は、カルメル会の修道女がルイ14世の誕生を予言したという言い伝えから、修道会の畑がこう呼ばれるようになったと紹介しています。1791年、国有財産の売却でブシャールがこの区画を手に入れ、今も同社だけが所有しています。公式資料はこれを「象徴的なキュヴェ」と位置づけています。

畑と造り

区画は、約32ヘクタールある一級畑レ・グレーヴの中心にあり、広さは3.92ヘクタール。東から南東を向き、標高は230〜250メートルです。公式資料によると、土は崩れた石灰岩で礫が多く、ほとんど砂のよう。母岩は深さ70〜80センチにあり、根は岩の割れ目に入り込んでいきます。区画のなかでも、家の裏手の急な斜面は土がやせているため全房を多く使い、家の下手の粘土の多い土からは豊かで深みのあるワインが生まれるとされます。

こうした違いを生かすため、区画ごとに別々に醸造・熟成します。ぶどうは毎年最初に収穫する畑のひとつで、13kgの小箱で手摘みします。数日の低温浸漬のあと18〜20日で抜き取り、フランス産の樽で16〜20か月(新樽35〜40%)熟成させ、最後に区画ごとのワインを合わせます。

飲み頃と楽しみ方

公式資料は、このワインを若いうちから魅力があり、何年、ときに何十年も果実の鮮度と絹のような質感を保つと説明しています。熟成の目安は7〜10年以上、供出温度は17〜18℃です。ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は、ボーヌの赤には羽のジビエのローストや煮込みなどを勧めています。

※造りの数字は公式の技術資料に基づきます。年によって変わることがあります。

ブシャール・ペール・エ・フィス ボーヌ・グレーヴ ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

ブシャール・ペール・エ・フィス ボーヌ・グレーヴ ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュの

ワイン情報

名称ブシャール・ペール・エ・フィス ボーヌ・グレーヴ ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュBouchard Père & Fils Beaune Grèves Vigne de l’Enfant Jésus Premier Cru
生産者ブシャール・ペール・エ・フィス
位置づけ単一畑(単独所有の区画)
種類赤
国・地域フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ(ボーヌ村)
原産地呼称AOCボーヌ・プルミエ・クリュ(レ・グレーヴ)
格付けプルミエ・クリュ(一級)
主な品種ピノ・ノワール
区画ボーヌ・プルミエ・クリュ「レ・グレーヴ」(約32ha)の中心にある3.92ha。1791年の国有財産の売却で取得し、今も単独所有(公式技術資料)
畑の条件東〜南東向き、標高230〜250m。粘土石灰質で砂の多い、礫まじりの土。母岩は深さ70〜80cm(公式技術資料)
醸造13kgの小箱で手摘みし選果。数日の低温浸漬のあと、櫂入れしながら発酵、18〜20日で抜き取り、垂直式の圧搾機で搾る。区画ごとに別々に仕込む(公式技術資料)
熟成フランス産の樽で16〜20か月、新樽35〜40%。熟成の終わりに区画ごとのワインを合わせる(公式技術資料)
栽培ドメーヌ全体が2025年ヴィンテージから有機認証(公式サイト)
ボーヌ村の規模ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)による2022年の赤の生産面積は333.41ha(うち一級257.99ha)。一級のクリマは42
飲み頃の温度17〜18℃(公式技術資料)
グラスブルゴーニュ型の大ぶりなグラス
飲み頃の目安公式は7〜10年以上の熟成に向く「グランド・ガルド」とし、若いうちから魅力があり数十年にわたって果実の鮮度を保つと説明している
価格帯の目安1〜3万円

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

「ランファン・ジェズュ(幼子イエス)」という名前の由来は?
公式の技術資料は、言い伝えとして次の話を紹介しています。カルメル会の修道女マルグリット・デュ・サン=サクルマンが、子に恵まれなかった王妃アンヌ・ドートリッシュに、のちのルイ14世の誕生を予言した。そして太陽王が生まれると、カルメル会が持っていたこの畑が「幼子イエスの畑」と呼ばれるようになった、というものです。あくまで言い伝えとして伝わる話です。
同じブシャールの「ボーヌ・レ・グレーヴ」とは違うワインですか?
違うワインです。ブシャールは一級畑レ・グレーヴのなかに別の区画も持ち、「ボーヌ・レ・グレーヴ」として別に瓶詰めしています。ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュは、レ・グレーヴの中心にある3.92ヘクタールの単独所有区画だけから造られ、公式の技術資料では熟成の条件(新樽35〜40%、16〜20か月)も別に示されています。

出典・確認日

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

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最終更新: 2026-10-17 / 編集: Vinotier編集部