辛口の最上位(グローセス・ゲヴェックス) ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア GGは、モーゼルのフリッツ・ハーグ醸造所が辛口のリースリングの頂点に置く一本です。約10.5ヘクタールの南向きの急斜面ゾンネンウーアの、最良で最古の区画から手で選んで摘み、主にフーダー(大きな木樽)で発酵させて、長く澱の上で寝かせます。
- リースリング100%
- 辛口
- 急斜面
- デヴォン紀の粘板岩
- フーダー樽
この記事の目次
どんなワインか
ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア GGは、モーゼルのフリッツ・ハーグ醸造所が、辛口のリースリングの頂点に置く一本です。国内では「フリッツ・ハーク」の表記でも売られています。
公式サイトによると、村は1605年にデューゼモントの名で初めて文書に現れました。ナポレオンがユッファーの畑をモーゼルの真珠の一つに数えたと伝えられ、1925年には畑の名声を広めるため、村の名がブラウネベルクに改められています。1937年生まれのヴィルヘルム・ハーグの代を経て、2005年からはオリヴァー・ハーグが妻イェシカとともに営んでいます。畑の総面積は29.65ヘクタールです。
畑と造り
ユッファーは約32ヘクタールの畑で、ブラウネベルク村の対岸、モーゼル左岸に沿って2キロ近く続きます。その中ほどの岩のまわりにある約10.5ヘクタールがゾンネンウーア(日時計)。公式はユッファーより暖かい区画とし、「ブラウネベルクのいちばんの区画」と呼んでいます。南を向いた畑で、土は細かく風化したデヴォン紀の粘板岩。醸造所は、急斜面の傾斜を80%と紹介しています。
GGのぶどうは、ゾンネンウーアのなかでも最良で最古の区画から、手で選んで摘みます。果汁は主にフーダーと呼ばれる大きな木樽で、一部はステンレスタンクで発酵させ、長く澱の上で寝かせます。醸造所はワインを、グーツヴァイン、エアステ・ラーゲ、グローセ・ラーゲというVDPの区分と、甘口のプレディカーツヴァインに分けて紹介しており、このGGはグローセ・ラーゲの辛口にあたります。
飲み頃と楽しみ方
公式は、みずみずしい果実に花やハーブのような香りが重なり、きめ細かな酸をもつと説明し、いつも力強く、ふくよかで、輪郭のはっきりした味わいだとしています。本当の力は熟成してから現れるとされ、若いうちに開けるなら、少し時間をかけてグラスで変化を見たい一本です。
同じモーゼルのエゴン・ミュラー シャルツホーフベルガーの甘口や、ラインガウのシュロス・ヨハニスベルク シルバーラックの辛口と並べると、ドイツのリースリングの幅がよく見えてきます。
※畑と造りは醸造所の公式サイトによります。ヴィンテージごとの分析値・生産量は公式で確認できなかったため載せていません。
フリッツ・ハーグ ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア リースリング GGの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
フリッツ・ハーグ ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア リースリング GGの
フリッツ・ハーグ ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア リースリング GGのワイン情報
| 名称 | フリッツ・ハーグ ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア リースリング GGWeingut Fritz Haag Brauneberger Juffer Sonnenuhr Riesling Großes Gewächs |
| 生産者 | フリッツ・ハーグ醸造所 |
| 位置づけ | 辛口の最上位(グローセス・ゲヴェックス) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | ドイツ/モーゼル/ブラウネベルク |
| 原産地呼称 | モーゼル |
| 格付け | VDP.グローセ・ラーゲ/グローセス・ゲヴェックス(GG) |
| 主な品種 | リースリング |
| 醸造所 | 畑の総面積29.65ha。2005年にオリヴァー・ハーグが継ぎ、妻のイェシカとともに営む(公式) |
|---|
| 村 | 1605年にデューゼモントの名で初めて文書に登場。ユッファーの名声を広めるため、1925年に村の名をブラウネベルクに改めた(公式) |
|---|
| 畑 | ユッファーは約32haで、ブラウネベルク村の対岸、モーゼル左岸に沿って約2km続く。ゾンネンウーアはその中ほどの岩のまわりの約10.5haで、ユッファーより暖かい「ブラウネベルクのいちばんの区画」(公式) |
|---|
| 土と斜面 | 細かく風化したデヴォン紀の粘板岩の、南向きの畑。醸造所は急斜面の傾斜を80%と紹介している(公式) |
|---|
| 醸造 | 最良で最古の区画から手で選んで収穫。主にフーダー(大きな木樽)、一部はステンレスタンクで発酵させ、長く澱の上で寝かせる(公式) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(辛口の白の一般的な目安) |
| グラス | リースリング用など、口のすぼまった中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、本当の力は熟成してから現れると説明している。具体的な年は示していない |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
フリッツ・ハーグ ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア リースリング GGのよくある質問
「ハーグ」と「ハーク」は同じ造り手ですか?
同じです。ドイツ語の Haag の読み方の違いで、国内の販売店では「フリッツ・ハーク」と書かれていることが多くあります。同じゾンネンウーアの畑からは、甘口のシュペートレーゼやアウスレーゼも出ていますが、GG(グローセス・ゲヴェックス)は辛口です。
ユッファーとユッファー・ゾンネンウーアは何が違いますか?
公式によると、ユッファーは約32ヘクタールの畑で、その中ほどの岩のまわりにある約10.5ヘクタールがユッファー・ゾンネンウーアです。ゾンネンウーアのほうが暖かい区画とされ、醸造所はここから辛口の最上位のGGを造っています。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-04 / 編集: Vinotier編集部