単一畑(G.C.) フォルスター・キルヒェンシュトゥック G.C.は、家族経営の伝統が1597年にさかのぼるドクター・ビュルクリン・ヴォルフの、最上位の格付け「G.C.」の辛口リースリングです。キルヒェンシュトゥックは1828年のバイエルン王国の畑の格付けで、ただ一つ最高点を得た区画。公式はこの畑を「G.C.の畑の女王」と呼んでいます。
- リースリング100%
- 辛口
- 玄武岩の区画
- ビオディナミ
- 大樽
この記事の目次
どんなワインか
フォルスター・キルヒェンシュトゥック G.C.は、ファルツのミッテルハールトに本拠を置くドクター・ビュルクリン・ヴォルフが、フォルストの区画キルヒェンシュトゥックから造る辛口のリースリングです。
公式によると、この家の伝統は1597年までさかのぼります。ワッヘンハイムで町の書記から町長になったベルンハルト・ビュルクリン(1580〜1636年)が畑を広げたのが始まりで、1875年、ルイーゼ・ヴォルフとアルベルト・ビュルクリン博士の結婚で、ワッヘンハイム、フォルスト、ダイデスハイム、ルッパーツベルクの畑が一つになり、いまの名前になりました。1990年からはベッティナ・ビュルクリン=フォン・グラーツェが率いています。
畑と造り
キルヒェンシュトゥックは、イエズイーテンガルテン、ウンゲホイヤー、ペヒシュタインといった名高い畑に囲まれた区画です。1828年のバイエルン王国の畑の格付けでは、ただ一つ最高点の65点を得ました。南東向きの斜面で玄武岩がすぐに温まり、密な粘土と砂の層が水と養分を保つと公式は説明しています。区画の広さは公式のページによって3.6ヘクタールと4ヘクタールの表記があり、ビュルクリン・ヴォルフの持ち分も0.6ヘクタール(1985年植樹)と0.5ヘクタールの表記があります。いずれにしても、ごく小さな持ち分です。
同社は1990年から、1828年の格付けとブルゴーニュのコート・ドールに倣った独自の格付けで畑を分けており、G.C.はその最上位です。2005年にはすべての畑をビオディナミに切り替えました。ぶどうは選んで手摘みし、穏やかに搾ります。G.C.とP.C.のワインは自然発酵で、大きな木樽で熟成させます。
飲み頃と楽しみ方
2025年は、乾いた夏で粒が大きくならず、収量はごく少ない年でした。収穫は8月最終週に始まり、約2週間半で終わっています。公式は、凝縮感と長い余韻をもつ、大きな年にしか出ない存在感のワインだと説明しています。
公式はこの畑のリースリングを、ゆっくりと育ち、瓶で何年も寝かせてから本領を見せるワインと紹介しています。冷やしすぎず、香りが開く温度で。ラインヘッセンのヴィットマン モルシュタインやナーエのドンホフ ヘルマンスヘーレと並べると、ドイツの辛口リースリングの畑ごとの違いが見えてきます。
※分析値と収穫の記述は公式の2025年ヴィンテージの資料によるもので、年により変わります。区画と持ち分の広さは公式のページの間で表記が食い違うため、両方を載せています。生産量は公式で確認できなかったため載せていません。
ドクター・ビュルクリン・ヴォルフ フォルスター・キルヒェンシュトゥック リースリング G.C.の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドクター・ビュルクリン・ヴォルフ フォルスター・キルヒェンシュトゥック リースリング G.C.の
ヴィンテージ
| 2025 | 公式によると、開花は遅く始まったが順調で、その後は長く乾いた。7月末に雨が戻ってもぶどうの粒は大きくならず、収量はごく少なかった。収穫は予想よりずっと早い8月最終週に始まり、約2週間半で終わった。公式は、凝縮感と長い余韻をもつ、大きな年にしか出ない存在感のワインだと説明している。 |
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ドクター・ビュルクリン・ヴォルフ フォルスター・キルヒェンシュトゥック リースリング G.C.の
ドクター・ビュルクリン・ヴォルフ フォルスター・キルヒェンシュトゥック リースリング G.C.のワイン情報
| 名称 | ドクター・ビュルクリン・ヴォルフ フォルスター・キルヒェンシュトゥック リースリング G.C.Dr. Bürklin-Wolf Forster Kirchenstück Riesling G.C. |
| 生産者 | ドクター・ビュルクリン・ヴォルフ |
| 位置づけ | 単一畑(G.C.) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | ドイツ/ファルツ/ミッテルハールト(フォルスト) |
| 原産地呼称 | ファルツ |
| 格付け | 生産者独自の格付け G.C. |
| 主な品種 | リースリング |
| 畑 | フォルストの区画キルヒェンシュトゥック。ハールト山地のふもとの南東向きの斜面で、玄武岩に密な粘土と砂の層が重なる。区画の広さは公式のページにより3.6haと4haの表記がある(公式) |
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| 所有面積 | 公式の格付けの一覧では0.6ha(1985年植樹)、2025年ヴィンテージの資料では0.5haと書かれている(公式) |
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| 造り | 健全で完熟したぶどうを選んで手摘みし、穏やかに搾る(公式・2025年ヴィンテージ)。G.C.とP.C.のワインは自然発酵で、大きな木樽で熟成させる(公式) |
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| 栽培 | 2005年にすべての畑をビオディナミ(バイオダイナミック農法)に切り替えた(公式) |
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| 分析値 | アルコール度数13%、酸6.6g/l、残糖3.6g/l(公式・2025年ヴィンテージ) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(辛口リースリングの一般的な目安) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は具体的な飲み頃の年を示していない。畑の紹介では、キルヒェンシュトゥックのリースリングはゆっくりと育ち、瓶で何年も寝かせてから本領を見せると説明している |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ドクター・ビュルクリン・ヴォルフ フォルスター・キルヒェンシュトゥック リースリング G.C.のよくある質問
「G.C.」とはどういう意味ですか?
ビュルクリン・ヴォルフが1990年から使っている独自の格付けの最上位で、公式は「ミッテルハールトのグラン・クリュ」と説明しています。1828年のバイエルン王国の畑の格付けにほぼ沿い、ブルゴーニュのコート・ドールに倣って、G.C.、P.C.(プルミエ・クリュに相当)、村名、醸造所名のリースリングという段階に分けています。
甘口ですか、辛口ですか?
辛口です。公式の2025年ヴィンテージの資料では残糖3.6g/l、酸6.6g/l、アルコール度数13%で、公式もキルヒェンシュトゥックを複雑で辛口のリースリングを生む畑と紹介しています。
出典・確認日
6件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-03 / 編集: Vinotier編集部