単一畑 ヘルマンスヘーレ リースリング グローセス・ゲヴェックスは、ナーエのドンホフが、急な南向き斜面の畑ヘルマンスヘーレのリースリングで造る辛口の白です。公式は、この畑を「100年以上にわたりナーエ全体で最も高く評価されてきた畑」と説明し、力強さとエレガンスをあわせ持つ長命なワインとしています。
この記事の目次
どんなワインか
ヘルマンスヘーレ リースリング グローセス・ゲヴェックスは、ドイツ西部ナーエ地方のドンホフが、看板の畑ヘルマンスヘーレのリースリングで造る辛口の白です。グローセス・ゲヴェックス(GG)は、VDP(ドイツ高品質ワイン醸造所連盟)が最上位の畑の辛口ワインに付ける呼び名で、公式の資料にも、ワイン法ではなくVDPの格付けだと注記されています。
公式はこの畑を、100年以上にわたってナーエ全体で最も高く評価されてきた「伝説的な畑」と呼び、世界でも屈指のリースリングの畑の一つに数えています。この畑のワインの質の高さが、何世代にもわたって自分たちを形づくってきた、とも書いています。
畑と造り
ヘルマンスヘーレは、急な南向きの斜面の畑です。公式によると、土壌はミネラルに富んだ黒灰色の粘板岩に、火山性の岩や斑岩、石灰岩の要素がまじり合っています。ぶどうの樹は最大で樹齢75年に達し、公式の2025年の資料では、収量は1haあたり約35hlとされています。
収穫は全量を手で行い、よく熟した房を選りすぐって、何度かに分けて畑に入ります。ぶどうはやさしく搾り、ステンレスタンクと伝統的な大きなオーク樽で発酵・熟成させます。最低6か月は粗い澱の上で、さらに2か月は細かい澱の上で寝かせる工程が、ワインの長命さに大きく寄与すると公式は説明しています。
味わいについて公式は、凝縮した深いミネラル感と、粘板岩の土壌に由来する塩味のような風味を特徴に挙げ、「力強く、同時にエレガント」な辛口だと表現しています。
飲み頃と楽しみ方
公式はこのワインを「永遠のために造られた」「何世代にもわたるワイン」と表現しており、長い熟成を前提にしたワインです。2025年ものは、収穫の翌年の2026年9月から出荷されると公式ショップに案内されています。
辛口なので、甘口とは違って料理とも合わせやすいワインです。冷やしすぎず、中ぶりのグラスで香りを開かせながら楽しむのがよいでしょう。同じリースリングでも、甘口のエゴン・ミュラー シャルツホーフベルガーやJ.J.プリュム ヴェーレナー・ゾンネンウーアと比べると、ドイツのリースリングの幅の広さが見えてきます。ドイツワインの格付けは第11講 ドイツ完全編で学べます。
※生産量・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ドンホフ ヘルマンスヘーレ リースリング グローセス・ゲヴェックスの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドンホフ ヘルマンスヘーレ リースリング グローセス・ゲヴェックスの
ヴィンテージ
| 2025 | 公式の資料では、アルコール度数13%、出荷は2026年9月から。 |
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ドンホフ ヘルマンスヘーレ リースリング グローセス・ゲヴェックスの
ワイン情報
| 名称 | ドンホフ ヘルマンスヘーレ リースリング グローセス・ゲヴェックスDönnhoff Hermannshöhle Riesling Grosses Gewächs trocken |
| 生産者 | ドンホフ(ヴァイングート・デンホフ) |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | ドイツ/ナーエ(ニーダーハウゼン) |
| 原産地呼称 | ナーエ |
| 格付け | VDP グローセス・ゲヴェックス(VDPの格付けで、ワイン法の区分ではない) |
| 主な品種 | リースリング |
| 畑 | ヘルマンスヘーレ。急な南向きの斜面で、土壌は黒灰色の粘板岩に、火山性の岩・斑岩・石灰岩の要素がまじる |
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| 樹齢・収量 | 樹齢は最大75年。収量は1haあたり約35hl(公式の2025年の資料) |
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| 収穫 | 全量を選りすぐって手で摘む。何度かに分けて畑に入る |
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| 醸造・熟成 | やさしく搾り、ステンレスタンクと伝統的な大きなオーク樽で発酵・熟成。最低6か月は粗い澱の上で、さらに2か月は細かい澱の上で熟成させる |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(一般的な辛口リースリングの目安) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、澱との長い熟成が長命さを支えるとし、「何世代にもわたるワイン」と表現している |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
グローセス・ゲヴェックス(GG)とは何ですか?
VDP(ドイツ高品質ワイン醸造所連盟)が、最上位の畑(グローセ・ラーゲ)から造る辛口ワインに付ける呼び名です。ドンホフの公式資料にも、VDPによる格付けで、ワイン法では定められていない区分だと注記されています。
甘口ですか、辛口ですか?
辛口(トロッケン)です。公式は、力強さとエレガンスをあわせ持つ「偉大な辛口リースリング」と説明し、粘板岩の土壌に由来する塩味を感じさせる味わいを特徴に挙げています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-22 / 編集: Vinotier編集部