特級畑(区画所有) ロマネ・サン・ヴィヴァンは、ロマネ・コンティの隣に広がるヴォーヌ・ロマネ村の特級畑です。DRCは1966年にマレ・モンジュ家の区画を借り受け、1988年に買い取りました。公式の記載では所有区画は5.2858ヘクタールで、公式サイトは「誘惑する女性」にたとえています。
この記事の目次
どんなワインか
ロマネ・サン・ヴィヴァンは、ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑から生まれる赤ワインです。ロマネ・コンティの隣に広がる畑で、複数の造り手が区画を分け合っており、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)もその一部を所有しています。
DRCの公式サイトは、J-F・バザンの言葉を引いて、このワインを「女性らしさと繊細さの奇跡」と紹介しています。抗いがたい誘惑の力を持つ「誘惑する女性」で、その優美さの奥には、あまりに見事に均衡しているために最初は気づかないほどの力がある、という説明です。
畑と歴史
公式サイトの記載では、DRCの所有区画は5.2858ヘクタール。ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)によると、アペラシオン全体の2022年の生産面積は9.40ヘクタールです。BIVBは、この畑の土壌をロマネ・コンティと似た褐色の石灰質で、深さはより深い約90センチと説明しています。
DRCがこの畑を手がけるようになったのは比較的新しく、公式年表では1966年に、マレ・モンジュ家最後の当主マレ・モンジュ嬢が区画をDRCに小作で預け、1988年9月にDRCの共同経営者が買い取ったと記されています。畑の名は中世のサン・ヴィヴァン修道院に由来し、公式年表はロマネ・コンティの歴史もこの修道院から始まったとしています。
公式に公開されている収穫本数は、2015〜2019年で12,709〜20,318本。リシュブールよりも多い年がほとんどです。
飲み頃と楽しみ方
BIVBは、ヴォーヌ・ロマネの特級について、一般に10年ほどは待ちたいワインで、20〜30年熟成させることもあるとしています。供出温度の目安は15〜16℃前後。ブルゴーニュ型の大ぶりなグラスで、ゆっくり開いていく香りを追いかけたいワインです。
2022年について、DRCは9月7日・8日・10日に収穫し、9日は休息にあてたと報告しています。村全体の特級の並びは銘醸図鑑:ヴォーヌ・ロマネ、熟成の考え方は第29講 ヴィンテージと熟成完全編で学べます。
※収穫本数・面積は資料や年によって異なります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ロマネ・サン・ヴィヴァン(DRC)の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ロマネ・サン・ヴィヴァン(DRC)の
ヴィンテージ
| 2022 | 公式の収穫報告では9月7日・8日・10日に収穫(9日は休息日)。DRCは2022年を1959年に比べられる例外的な年と書いている |
|---|
| 2017 | 公式の収穫本数は20,318本で、2015〜2019年のなかで最も多い |
|---|
ロマネ・サン・ヴィヴァン(DRC)の
ワイン情報
| 名称 | ロマネ・サン・ヴィヴァン(DRC)Romanée-Saint-Vivant (Domaine de la Romanée-Conti) |
| 生産者 | ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC) |
| 位置づけ | 特級畑(区画所有) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ(ヴォーヌ・ロマネ村) |
| 原産地呼称 | AOCロマネ・サン・ヴィヴァン |
| 格付け | グラン・クリュ(特級) |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| DRCの所有面積 | 5.2858ha(DRC公式)。ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)によるアペラシオン全体の2022年の生産面積は9.40ha |
|---|
| 所有の経緯 | 公式年表では1966年の項に、マレ・モンジュ家最後の当主マレ・モンジュ嬢がこの区画をDRCに小作(フェルマージュ)で預けたこと、1988年の項に9月にDRCの共同経営者が買い取ったことが記されている |
|---|
| 収穫本数(公式) | 2015年16,777本、2016年15,657本、2017年20,318本、2018年12,709本、2019年16,214本 |
|---|
| 土壌 | ロマネ・コンティと似た褐色の石灰質土壌で、より深い約90cm(BIVB)。基盤はジュラ紀の硬いプレモー石灰岩 |
| 飲み頃の温度 | 15〜16℃前後(BIVBがヴォーヌ・ロマネの特級に示す目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | BIVBは、この村の特級は一般に10年ほどは待ち、20〜30年熟成させることもあるとしている(ヴィンテージで差が大きい) |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
DRCはいつからロマネ・サン・ヴィヴァンを造っているのですか?
公式年表によると、1966年にマレ・モンジュ家最後の当主だったマレ・モンジュ嬢が、この区画をDRCに小作として預けました。その後1988年9月に、DRCの共同経営者がこの区画を買い取っています。公式の収穫本数の表も1966年から始まっています。
名前の「サン・ヴィヴァン」とは何ですか?
中世にこの一帯のぶどう畑を開いたサン・ヴィヴァン修道院に由来します。DRCの公式年表は、ロマネ・コンティの畑の歴史もこの修道院から始まったと記しており、ブルゴーニュワイン委員会も、オート・コートにある修道院とこの畑が今も一本の道で結ばれていると紹介しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の
ほかのワイン
同じ産地・種類の
ほかの銘柄
最終更新: 2026-10-16 / 編集: Vinotier編集部