特級畑(区画所有) リシュブールは、ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑で、DRCはその一部を所有して造っています。公式の記載では所有区画は3.5110ヘクタール、収穫本数は2015〜2019年で年8,135〜1万5,482本。公式サイトは「ブルゴーニュで最も豪奢なワインの一つ」と紹介しています。
この記事の目次
どんなワインか
リシュブールは、ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑から生まれる赤ワインです。ロマネ・コンティやラ・ターシュのような単独所有畑ではなく、複数の造り手が区画を分け合う特級で、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)もその一部を所有しています。
DRCの公式サイトは、冒頭に「リシュブールはブルゴーニュで最も豪奢なワインの一つ」というカミーユ・ロディエの言葉を掲げています。続けて、隣のロマネ・コンティの絹のような性格とラ・ターシュの引き締まった力強さを併せ持つとよく言われると紹介し、仲間と笑い、歌うのが好きな「王の銃士」、運動選手の体に力を秘めたワインにたとえています。香りを細かく並べるのではなく、人物像で性格を語るのがこのドメーヌの流儀です。
畑と歴史
公式サイトの記載では、DRCの所有区画は3.5110ヘクタール。ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)によると、アペラシオン全体の2022年の生産面積は7.23ヘクタールで、DRCはそのおよそ半分を持つ計算になります。BIVBの説明では、土壌は褐色の石灰質で、斜面や向きによって深さが変わり、その下にジュラ紀の硬い石灰岩があります。
DRCの公式年表では、1869年の項に、ロマネ・コンティを買い取ったジャック=マリー・デュヴォー=ブロシェが、ゴーディショやリシュブール、グラン・エシェゾー、エシェゾーにも畑を持っていたことが記されています。
公式に公開されている収穫本数は、2015〜2019年で8,135〜1万5,482本。2017年に最も多く、2018年と2019年はその半分ほどでした。年ごとの天候がそのまま本数に表れています。
飲み頃と楽しみ方
BIVBは、ヴォーヌ・ロマネの特級について、一般に10年ほどは待ちたいワインで、20〜30年熟成させることもあるとしています。供出温度の目安は15〜16℃前後。ブルゴーニュ型の大ぶりなグラスで、時間をかけて開いていく様子を見届けたいワインです。
同じ村のDRCの特級を飲み比べるなら、ロマネ・サン・ヴィヴァンとの対比が分かりやすいでしょう。村全体の特級の並びは銘醸図鑑:ヴォーヌ・ロマネ、ブルゴーニュの格付けの考え方は第4講 ブルゴーニュ完全編で学べます。
※収穫本数・面積は資料や年によって異なります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
リシュブール(DRC)の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
リシュブール(DRC)の
ヴィンテージ
| 2017 | 公式の収穫本数は15,482本で、2015〜2019年のなかで最も多い |
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| 2019 | 公式の収穫本数は8,135本で、2017年のおよそ半分 |
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リシュブール(DRC)の
ワイン情報
| 名称 | リシュブール(DRC)Richebourg (Domaine de la Romanée-Conti) |
| 生産者 | ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC) |
| 位置づけ | 特級畑(区画所有) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ(ヴォーヌ・ロマネ村) |
| 原産地呼称 | AOCリシュブール |
| 格付け | グラン・クリュ(特級) |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| DRCの所有面積 | 3.5110ha(DRC公式)。ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)によるアペラシオン全体の2022年の生産面積は7.23ha |
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| 所有の経緯 | 公式年表の1869年の項は、ロマネ・コンティを買い取ったジャック=マリー・デュヴォー=ブロシェを、ゴーディショやリシュブール、グラン・エシェゾー、エシェゾーに畑を持つ人物として記している |
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| 収穫本数(公式) | 2015年10,185本、2016年10,418本、2017年15,482本、2018年8,227本、2019年8,135本 |
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| 土壌 | 褐色の石灰質土壌で、斜面と向きによって深さが変わる(BIVB)。基盤はジュラ紀の硬いプレモー石灰岩 |
| 飲み頃の温度 | 15〜16℃前後(BIVBがヴォーヌ・ロマネの特級に示す目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | BIVBは、この村の特級は一般に10年ほどは待ち、20〜30年熟成させることもあるとしている(ヴィンテージで差が大きい) |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
リシュブールはDRCの単独所有ですか?
いいえ。ロマネ・コンティやラ・ターシュと違い、リシュブールは複数の造り手が畑を分け合う特級です。DRCの公式記載では所有区画は3.5110ヘクタールで、ブルゴーニュワイン委員会が示すアペラシオン全体の生産面積(2022年、7.23ヘクタール)のおよそ半分にあたります。
DRCの他の赤とはどう違いますか?
公式サイトは、リシュブールには隣のロマネ・コンティの絹のような性格と、ラ・ターシュの引き締まった力強さの両方があるとよく言われる、というカミーユ・ロディエの言葉を引いています。そのうえで、仲間と笑い歌うのが好きな「王の銃士」にたとえ、運動選手の体に秘めた力を感じさせるワインだと表現しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
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最終更新: 2026-10-16 / 編集: Vinotier編集部