単一畑(グラン・クリュ) ドメーヌ・ルロワのミュジニーは、シャンボール・ミュジニー村の特級畑ミュジニーにある、わずか約0.27ヘクタールの区画から造られる赤ワインです。ドメーヌは1988年の設立当初からビオディナミで畑を耕し、低収量で知られます。生産量はごくわずかで、ブルゴーニュでも最も入手の難しいワインの一つとされます。
この記事の目次
どんなワインか
ドメーヌ・ルロワのミュジニーは、コート・ド・ニュイのシャンボール・ミュジニー村にある特級畑ミュジニーの赤ワインです。造り手のドメーヌ・ルロワは、「マダム・ルロワ」ことラルー・ビーズ=ルロワが1988年に設立したドメーヌで、設立当初からビオディナミを採り入れた先駆者の一人と評されます。
ルロワの所有区画は約0.27ヘクタール。ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)の資料では、特級ミュジニーの赤の生産面積は10.13ヘクタールなので、その3%にも満たない広さです。
畑と造り
BIVBによると、ミュジニーはクロ・ド・ヴージョの上手、一級畑レ・ザムルーズと特級エシェゾーの間に位置します。標高は260メートルから300メートル弱で、傾斜8〜14%の石灰岩の段丘。土壌は浅く、上部は赤い粘土を含み、近隣の特級より粘土質が強いとされます。境界は原産地呼称制度ができる前の1929年に定められ、1936年にAOCとなりました。
ドメーヌ・ルロワは、畑での徹底した低収量で知られる造り手と評されます。ミュジニーは所有区画の小ささから、生産量もごくわずかです。
飲み頃と楽しみ方
BIVBは、特級ミュジニーの赤について、豊かなタンニンと長い余韻を持ち、上質な家禽や、ソースで仕上げた鳥のジビエに合うと紹介しています。供出温度の目安は14〜16℃前後です。長期熟成を前提にしたワインなので、若いヴィンテージは急がず、開けるなら大ぶりのブルゴーニュ型グラスで時間をかけて味わいたいところです。
同じ畑の最大の所有者が造るコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのミュジニーと比べると、造り手による違いが見えてきます。ブルゴーニュの格付けの考え方は第4講 ブルゴーニュ完全編で学べます。
※面積・生産量は資料によって異なります。最新の情報は生産者の公式資料でご確認ください。
ドメーヌ・ルロワ ミュジニーの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・ルロワ ミュジニーの
ワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・ルロワ ミュジニーDomaine Leroy Musigny Grand Cru |
| 生産者 | ドメーヌ・ルロワ |
| 位置づけ | 単一畑(グラン・クリュ) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ(シャンボール・ミュジニー村) |
| 原産地呼称 | AOCミュジニー |
| 格付け | グラン・クリュ(特級) |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| 所有面積 | 約0.27ha(オークション・販売各社の資料) |
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| 栽培 | 1988年のドメーヌ設立時からビオディナミと伝えられる |
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| 特級ミュジニーの規模 | ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)の2022年の生産面積は赤10.13ha・白0.66ha。境界は1929年4月16日に定められ、AOCは1936年9月11日制定 |
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| 畑の条件 | 標高260〜300m弱の石灰岩の段丘で、傾斜は8〜14%。土壌は浅く、上部は赤い粘土を含む(BIVB) |
| 飲み頃の温度 | 14〜16℃前後(BIVBが特級ミュジニーの赤に示す目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型の特級。BIVBはコート・ド・ニュイの特級について一般に10年以上の熟成を前提としている(ヴィンテージで差が大きい) |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ルロワのミュジニーはなぜこれほど希少なのですか?
所有区画が約0.27ヘクタールと非常に小さく、低収量でも知られるためです。ブルゴーニュワイン委員会によると特級ミュジニーの赤は約10ヘクタールしかなく、その中のさらに小さな一角から造られます。
同じミュジニーでも造り手で違いますか?
ミュジニーは複数の生産者が区画を分け合う特級で、最大の所有者はコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエです。同じ畑でも区画の位置、樹齢、栽培や醸造の考え方で味わいは変わります。ルロワは1988年からのビオディナミと低収量を特徴に挙げており、飲み比べるとその違いが見えてきます。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部