この特集は 日本ワインの赤を語るうえで欠かせないのが、マスカット・ベーリーA(MBA)。「日本ワインの父」川上善兵衛が生み出したこの品種は、いまや国内ワイナリーの約3分の1で使われています。生みの親・岩の原葡萄園から、全国の造り手まで——MBAの系譜をたどる旅へ。
日本のワインには、ひとりの巨人がいます。川上善兵衛——「日本ワインの父」と呼ばれるこの人物は、明治のなかば、新潟・上越に岩の原葡萄園を開きました。彼が生涯をかけて挑んだのが、日本の風土に合うワインぶどうの育種。その結晶が、いまや日本中で愛される赤ワイン用品種マスカット・ベーリーAです。
この特集は、MBAの系譜をたどる旅。生みの親・岩の原葡萄園を起点に、北は山形、南は九州まで、この品種を醸すワイナリーを訪ねます。同じMBAでも、土地が変われば味わいも変わる——飲み比べれば、日本という国の多様さそのものが見えてきます。各蔵の訪問情報は、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
よくある質問
「日本ワインの父」とは誰のこと?
新潟・上越の岩の原葡萄園を1890年に開いた川上善兵衛(1868–1944)のことです。日本の気候・風土に合うワインぶどうの育種に生涯を捧げ、1万回を超える品種交雑から22品種を作出しました。
マスカット・ベーリーAとは?
川上善兵衛が生み出した日本固有の赤ワイン用品種です。いちごやキャンディを思わせる甘い香りと、軽やかでやわらかい味わいが特徴。今日では国内ワイナリーの約3分の1で使われる、日本を代表する赤ぶどうです。
マスカット・ベーリーAのワインはどのワイナリーで買える?
岩の原葡萄園(新潟)をはじめ、勝沼の老舗、山形の酒井ワイナリーやタケダ、宮崎の都農ワイン、大阪のカタシモなど全国で造られています。蔵ごとに個性が違うので、飲み比べも楽しめます。
最終更新: 2026-06-15 / 監修: Vinotier編集部 / 掲載情報は取材時点のもの。お出かけ前に各公式サイトでご確認ください。