定番シリーズ「クラシック」のリースリング トリンバック リースリングは、アルザスのリボーヴィレに本拠を置くトリンバックが造る辛口の白です。生産者は「クラシック」の3本のひとつと位置づけ、アルザスの異なる畑から選んだぶどうを、家の流儀である辛口で、まっすぐで、精密なスタイルに仕立てると説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
トリンバック リースリングは、アルザスの町リボーヴィレに本拠を置くトリンバックが造る辛口の白です。トリンバックのぶどう栽培の起源は1626年にさかのぼり、公式サイトによると12世代が受け継いできた家に、13代目も加わっています。2026年1月に醸造を率いてきたピエール・トリンバックが亡くなってからは、ジュリアン・トリンバックが醸造の責任者を務めています。
トリンバックのワインは5つのシリーズに分かれ、このリースリングはピノ・ブラン、ゲヴュルツトラミネールと並ぶ「クラシック」の1本です。グラン・クリュのクロ・サン・テューヌと同じ造り手の、毎日の食卓に開けるリースリングという位置づけです。平日の夜、白身魚のカルパッチョや牡蠣と合わせる一本として手に取りやすい白です。
畑と造り
畑はヴォージュ山脈のふもと、リボーヴィレの断層帯に広がります。公式サイトによると所有する畑は60haで、その7割がリボーヴィレ、ベルカイム、ユナヴィールの村に集まり、リースリングは生産量の半分を占めます。山脈が海からの影響を遮るため雨が少ない、半大陸性の気候です。
「クラシック」の3本は、アルザスの異なる畑から選んだぶどうで造ります。収穫したぶどうは空気圧式の圧搾機で穏やかに搾り、温度管理したタンクで発酵させます。畑ごとに分けて仕込む上位の銘柄とは違い、クラシックの3本はまとめて仕込みます。発酵後は澱とともに数か月熟成させ、収穫翌年の春から瓶詰めします。冷却による安定化をしないため、瓶の中に酒石の結晶が見られることがあると生産者は説明しています。
合う料理と飲み方
生産者は家の流儀を「辛口で、まっすぐで、精密」と表し、このリースリングにも上品な果実味と生き生きとした酸の釣り合いを求めています。合う料理には、アルザスの郷土料理、上質な魚や寿司・刺身、甲殻類や魚介、白身の肉、白ワインのソース、スパイスを使った料理を挙げています。温度は8〜10℃ほどが一般的な目安です。品種の特徴は品種:リースリング、産地は第20講 アルザス完全編でまとめています。
トリンバック リースリングの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
トリンバック リースリングの
ワイン情報
| 名称 | トリンバック リースリングTrimbach Riesling |
| 生産者 | トリンバック |
| 位置づけ | 定番シリーズ「クラシック」のリースリング |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | フランス/アルザス |
| 原産地呼称 | AOCアルザス |
| 主な品種 | リースリング |
| ぶどう | アルザスの異なる畑から選んだぶどう(公式) |
|---|
| 醸造 | 空気圧式で穏やかに搾り、温度管理したタンクで発酵。クラシックの3本は畑ごとに分けずに仕込む。冷却による酒石の安定化はしない(公式) |
|---|
| 飲み頃 | 生産者の目安は5年前後(公式) |
| 飲み頃の温度 | 8〜10℃(辛口の白の一般的な目安) |
| グラス | 白ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 買ってすぐから楽しめる。生産者の目安では5年前後 |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
どんな料理に合いますか?
生産者は、食事の最初から最後まで通せる白とし、アルザスの郷土料理、上質な魚や生の魚、甲殻類や魚介、白身の肉、白ワインのソース、スパイスを使った料理を挙げています。
「レゼルヴ」とはどう違いますか?
トリンバックでは、このリースリングは「クラシック」に入り、アルザス各地のぶどうを使います。一段上の「リースリング・レゼルヴ」は、リボーヴィレとユナヴィールの完熟したぶどうを選んで造ると説明しており、生産者の熟成の目安も10〜15年と長くなります。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-30 / 編集: Vinotier編集部