単一畑(造り手で最初の単一畑バローロ) ブリック・デル・フィアスクは、パオロ・スカヴィーノが1978年に初めて手がけた単一畑のバローロです。米国の輸入元スカーニックによると、畑はカスティリオーネ・ファッレット村のフィアスコにあり、一家が1921年から持ちます。輸入元は、2つの土壌が交わることで力強さと優雅さを併せ持つと説明しています。
- ネッビオーロ
- 単一畑
- 1978年が初ヴィンテージ
- 標高260m
- 大樽熟成
この記事の目次
どんなワインか
ブリック・デル・フィアスクは、畑ごとの個性でバローロを語る時代の入口に立つ一本です。米国の輸入元スカーニックの資料によると、エンリコ・スカヴィーノは1978年、父と収穫をするなかで、この畑のぶどうだけを分けて仕込むことを思いつきました。父に許しを得て別のタンクで発酵させたのが、造り手で最初の単一畑バローロです。当初はリゼルヴァとして造られました。
畑はカスティリオーネ・ファッレット村のフィアスコにあり、1921年から一家のものです。輸入元は、トルトニアンとヘルヴェティアンの土壌が交わるため、力強さと優雅さの両方が出ると説明しています。
畑と造り
標高は260mで、向きは南西です。ぶどうの樹は1979年、1984年、2009年に植えられました。手摘みは例年10月10日以降とされます。マセラシオンは平均10〜12日で、野生酵母の発酵は平均20〜30日、どちらもステンレスの設備で行います。熟成はフランス産の大樽で20か月、ステンレスで3か月、さらに瓶で14〜16か月。生産量は年に約1,000ケースです。
輸入元によると、造り手は樽の使い方を時代とともに見直し、いまは個性をそのまま残すために大樽の熟成へ戻っています。5.5haほどから始まった畑は、バローロの8つの村に広がる30haになりました。エンリコは2024年に亡くなり、娘のエンリカとエリーザが継いでいます。
飲み頃と楽しみ方
飲み頃の目安は、確認できた資料にありませんでした。ネッビオーロは若いうちに渋みが前に出やすいため、16〜18℃ほどで大ぶりのグラスに注ぎ、時間をかけて開かせるのが目安です。肉料理の皿が並ぶ席で、ボトルで頼みたい赤です。
産地の全体像は銘醸図鑑 バローロでまとめています。同じ単一畑の考え方はヴィエッティのヴィッレロと読み比べられます。
※造り手の公式サイトは確認時に安全な接続で開けなかったため、米国の輸入元スカーニックの資料を中心にまとめています。区画の面積は資料で差があるため載せていません。海外の販売店や評論家の資料には生産本数を9,000〜10,000本とするものもあります。日本の輸入元は確認できていません。
パオロ・スカヴィーノ バローロ ブリック・デル・フィアスクの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
パオロ・スカヴィーノ バローロ ブリック・デル・フィアスクの
パオロ・スカヴィーノ バローロ ブリック・デル・フィアスクのワイン情報
| 名称 | パオロ・スカヴィーノ バローロ ブリック・デル・フィアスクPaolo Scavino Barolo Bric dël Fiasc |
| 生産者 | パオロ・スカヴィーノ |
| 位置づけ | 単一畑(造り手で最初の単一畑バローロ) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/ピエモンテ/バローロ(カスティリオーネ・ファッレット村) |
| 原産地呼称 | バローロDOCG |
| 格付け | DOCG |
| 主な品種 | ネッビオーロ |
| 初ヴィンテージ | 1978年。造り手で最初の単一畑バローロで、当初はリゼルヴァとして造られた(輸入元) |
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| 畑 | カスティリオーネ・ファッレット村のフィアスコ。標高260m、南西向き。1921年から一家が所有(輸入元) |
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| 植樹 | 1979年、1984年、2009年(輸入元) |
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| 土壌 | トルトニアンとヘルヴェティアンの土壌が交わる(輸入元) |
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| 醸造と熟成 | 手摘み。野生酵母でステンレス発酵。フランス産の大樽で20か月、ステンレスで3か月、瓶で14〜16か月(輸入元の2022年の資料) |
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| 生産量 | 年に約1,000ケース(輸入元) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃(バローロの一般的な目安) |
| グラス | 大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式に飲み頃の目安は確認できていない。若いうちは時間をかけて開かせたい |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
パオロ・スカヴィーノ バローロ ブリック・デル・フィアスクのよくある質問
名前のブリック・デル・フィアスクとは何ですか?
畑の名に由来します。輸入元によると、カスティリオーネ・ファッレット村のフィアスコの畑から造られ、一家が1921年から持つ区画です。標高260mで南西を向きます。
パオロ・スカヴィーノはどんな造り手ですか?
輸入元によると、1921年創業の家族経営の造り手で、いまはバローロの11の村のうち8つで計30haを手がけます。長くエンリコ・スカヴィーノが率い、2024年に亡くなりました。娘のエンリカとエリーザが継いでいます。
出典・確認日
3件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-06 / 編集: Vinotier編集部