グラン・ヴァン(自社畑のカベルネ・ソーヴィニヨン) シャトー・モンテレーナ エステート カベルネ・ソーヴィニヨンは、ナパ・ヴァレーの北端カリストガにある1882年創設の地所の自社畑から造る、このワイナリーの看板の赤です。1976年の「パリスの審判」で白(1973年のシャルドネ)が名を上げたワイナリーですが、公式は、何十年もの熟成で深みを増すよう造っていると説明しています。最新の2023年はフランス産オーク樽で22か月熟成しました。
- カベルネ主体
- 火山性と沖積の土壌
- しなやかなタンニン
- 長期熟成型
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・モンテレーナ エステート カベルネ・ソーヴィニヨンは、ナパ・ヴァレーのいちばん北、カリストガにあるシャトー・モンテレーナが自社の畑で造る赤ワインです。地所の創設は1882年。1800年代にさかのぼる石造りのシャトーが、いまもワイナリーの顔になっています。
このワイナリーの名を世界に知らせたのは、1976年の「パリスの審判」です。公式によると、1973年のシャルドネがパリの目隠しテイスティングで評価され、アメリカワインの評価を大きく変えました。一方で看板の赤がこのエステート カベルネ・ソーヴィニヨンで、公式は、何十年もの熟成で深みと複雑さを増すように造っていると説明しています。所有は1972年からバレット家で、現在はボー・バレットがCEO、マシュー・クラフトンが社長と醸造責任者を兼ねています。
畑と造り
公式の畑の地図は、地所の土壌を3つに分けて紹介しています。古い川が運んだ礫の多い沖積土、流紋岩や凝灰岩の火山性土壌、そして湖や海の沈殿でできた堆積土です。公式は、それぞれ土っぽさと凝縮感、スパイスや杉の香り、熟した果実味をワインにもたらすとしています。
2023年ヴィンテージは、カベルネ・ソーヴィニヨン99.25%にカベルネ・フランを少しだけ合わせ、フランス産オーク樽で22か月(新樽40%)熟成させました。2022年はカベルネ・フランとプティ・ヴェルドを加えた構成で、品種の比率は年によって変わります。
飲み頃と楽しみ方
公式は、暑さで凝縮した2022年を「今から楽しめ、20〜30年熟成できる」、涼しい2023年を「7〜10年でまとまり、この先30年は熟成できる」と説明しています。2023年については、セラーの温度(約13〜16℃)で少し冷やし気味に出すよう勧めているのも特徴です。
生まれ年のヴィンテージを記念日に開けるのはもちろん、同じナパの山の畑で造るダン・ヴィンヤーズと並べて、土地の違いを確かめる楽しみ方もできます。
※品種の比率・熟成・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
シャトー・モンテレーナ エステート カベルネ・ソーヴィニヨンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・モンテレーナ エステート カベルネ・ソーヴィニヨンの
ヴィンテージ
| 2023 | 公式によると、冬の雨が十分で、春は涼しく霧が多く、芽吹きと開花が遅れた年。夏も穏やかで、収穫は9月29日〜10月20日。カベルネ・ソーヴィニヨン99.25%、カベルネ・フラン0.75%。アルコール度数13.9%。公式は涼しい年はゆっくり熟すとし、7〜10年でまとまり、この先30年は熟成できると説明。2026年11月リリース予定。 |
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| 2022 | 公式によると、生育期は典型的なナパの年だったが、収穫直前の8月最終週の暑さで凝縮した豊かなワインになった。カベルネ・ソーヴィニヨン94%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド2%。収穫9月8日〜22日、アルコール度数14.2%。公式は今から楽しめ、20〜30年の熟成もできるとしている。 |
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シャトー・モンテレーナ エステート カベルネ・ソーヴィニヨンの
ワイン情報
| 名称 | シャトー・モンテレーナ エステート カベルネ・ソーヴィニヨンChateau Montelena Estate Cabernet Sauvignon, Calistoga |
| 生産者 | シャトー・モンテレーナ(バレット家) |
| 位置づけ | グラン・ヴァン(自社畑のカベルネ・ソーヴィニヨン) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | アメリカ/カリフォルニア/ナパ・ヴァレー(カリストガ) |
| 原産地呼称 | カリストガ(ナパ・ヴァレー) |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド |
| 地所 | 1882年創設。ナパ・ヴァレーの北端、カリストガのタブス・レーンにあり、1800年代にさかのぼる石造りのシャトーを持つ(公式) |
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| 所有 | 1972年からバレット家。創業者ジム・バレットの息子ボー・バレットが1982年に醸造責任者となり、2013年からCEO(公式の経歴資料) |
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| パリスの審判 | 1976年、1973年のシャルドネがパリの目隠しテイスティングで評価され、アメリカのワインの評価を変えたとされる(公式) |
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| 畑の土壌 | 古い川が運んだ礫の多い水はけのよい沖積土、流紋岩と凝灰岩の火山性土壌、湖や海の沈殿でできた堆積土の3種類(公式の畑の地図) |
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| 熟成 | 2023年ヴィンテージはフランス産オーク樽100%で22か月(新樽40%)。2022年は新樽45%(公式) |
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| 醸造責任者 | マシュー・クラフトン。2008年に入社し、2014年から醸造責任者、2025年12月からは社長も兼ねる(公式の経歴資料) |
| 飲み頃の温度 | 公式は2023年について、セラーの温度(55〜60°F=約13〜16℃)で少し冷やし気味に出すよう勧めている |
| グラス | ボルドー型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は2022年を「今から、または20〜30年熟成」、2023年を「7〜10年でまとまり、この先30年熟成できる」と説明 |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン」とは違うワインですか?
違うワインです。シャトー・モンテレーナの公式サイトでは、カリストガの自社畑から造る「エステート カベルネ・ソーヴィニヨン」とは別に、「ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン」の資料も公開しています。このページで紹介しているのは、ワイナリーの看板にあたるエステートのほうです。国内では価格帯もかなり違うので、買うときはラベルの「Estate」の表記を確かめてください。
パリスの審判で評価されたのはこのワインですか?
いいえ。公式によると、1976年のパリの目隠しテイスティングで評価されたのは、1973年のシャルドネです。その1本はスミソニアン協会の常設コレクションに収められています。エステート カベルネ・ソーヴィニヨンは、同じワイナリーが自社畑で造る赤の看板銘柄です。
出典・確認日
8件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-31 / 編集: Vinotier編集部