単一畑 モンテ・ベロは、カリフォルニアのサンタ・クルーズ山地にあるリッジ・ヴィンヤーズの自社畑から造る、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤です。ナパではなく冷涼な山の畑、そしてアメリカンオークの新樽で育てるのが特徴。1976年の「パリスの審判」に1971年ヴィンテージが登場したことでも知られます。
この記事の目次
どんなワインか
モンテ・ベロは、リッジ・ヴィンヤーズがサンタ・クルーズ山地の自社畑から造る、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインです。ボルドーの伝統的なブレンドにならい、年によってメルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フランを加えます。
同じカリフォルニアのカベルネでも、ナパの陽光が育てる豊かなスタイルとは趣が異なります。公式は、この畑をカリフォルニアのカベルネ産地で最も冷涼な場所だと紹介し、2022年については「自然に引き締まった酸が、石灰岩のミネラルを感じさせる長い余韻につながる」と説明しています。熟成には、ボルドーの名門では一般的なフレンチオークではなく、主にアメリカンオークの新樽を使います。
畑と造り
畑は標高1,300〜2,700フィートの尾根にあり、太平洋からは約15マイル。緑色岩と粘土の層の下に、風化した石灰岩が眠っています。収量は1エーカーあたり2トン未満と低く、2022年の収穫からは畑の100%が有機認証を受けています。
2022年は、カベルネ・ソーヴィニヨン86%、メルロー10%、プティ・ヴェルド2%、カベルネ・フラン2%。手摘みのぶどうを粒のまま、自然酵母で発酵させました。熟成は新樽100%(アメリカンオーク95%、フレンチオーク5%)で21ヶ月です。ロットごとに仕込み、試飲してモンテ・ベロにふさわしいものだけを選んでブレンドします。
歴史と楽しみ方
公式の年表によれば、畑の歴史は1885年、サンフランシスコの医師オセア・ペローネが尾根の土地を買い、ぶどうを植えて石造りのワイナリーを建てたことに始まります。1892年に最初のモンテ・ベロが生まれました。その後荒れた畑は1949年に植え直され、1959年にスタンフォード研究所の研究者たちが土地を購入。1962年にリッジ・ヴィンヤーズとして最初のモンテ・ベロを造りました。
1976年のパリスの審判では、1971年のモンテ・ベロが5位に入りました。30年後の2006年の再戦では、1971年と2000年のモンテ・ベロがそれぞれの部門で1位になっています。時間をかけて真価を見せるワインだと言えるでしょう。
公式は2022年について、今後20〜25年かけて変化していくと説明しています。若いうちに開けるならデキャンタで空気に触れさせ、16〜18℃前後でボルドー型の大きなグラスに注ぐのが目安です(第29講 ヴィンテージと熟成完全編)。
リッジ モンテ・ベロの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
リッジ モンテ・ベロの
ヴィンテージ
| 2022 | 干ばつで収量が減った年。収穫は9月13日〜10月10日、アルコール13.8%。公式は今後20〜25年かけて変化していくと説明 |
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| 1971 | 1976年のパリスの審判で5位。30年後の2006年の再戦では1位になった(公式の年表) |
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リッジ モンテ・ベロの
ワイン情報
| 名称 | リッジ モンテ・ベロRidge Monte Bello |
| 生産者 | リッジ・ヴィンヤーズ |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | アメリカ/カリフォルニア/サンタ・クルーズ・マウンテンズ |
| 原産地呼称 | サンタ・クルーズ・マウンテンズ(自社畑モンテ・ベロ) |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン |
| 畑 | モンテ・ベロ・ヴィンヤード(サンタ・クルーズ・マウンテンズAVA)。標高1,300〜2,700フィート、太平洋から約15マイル |
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| 土壌 | 緑色岩と粘土の層の下に、風化した石灰岩 |
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| リッジとしての初ヴィンテージ | 1962年。畑の歴史は1885年のペローネ医師による購入にさかのぼり、1892年に最初のモンテ・ベロが造られた |
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| 品種構成(2022年) | カベルネ・ソーヴィニヨン86%、メルロー10%、プティ・ヴェルド2%、カベルネ・フラン2%(年によって変わる) |
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| 熟成(2022年) | 新樽100%(アメリカンオーク95%、フレンチオーク5%)で21ヶ月 |
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| 栽培 | 2022年の収穫から畑の100%が有機認証。収量は1エーカーあたり2トン未満 |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後 |
| グラス | ボルドー型の大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は長い熟成を前提にしており、2022年は20〜25年かけて変化すると説明。若いうちはデキャンタで空気に触れさせるとよい |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
モンテ・ベロはナパのワインですか?
いいえ。サンフランシスコの南、サンタ・クルーズ山地の尾根にある畑のワインです。公式は、カリフォルニアでカベルネを造る産地のなかで最も冷涼な地域だと説明しています。標高は1,300〜2,700フィートで、太平洋から約15マイルの場所にあります。
パリスの審判ではどんな結果でしたか?
公式の年表によれば、1976年のパリスの審判で1971年のモンテ・ベロは5位でした。その30年後、2006年の再戦では、1971年と2000年のモンテ・ベロがそれぞれの部門で1位になっています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部