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ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニー

Domaine Jacques Prieur Musigny Grand Cru / ドメーヌ・ジャック・プリウール
特級畑

ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーは、コート・ド・ボーヌのムルソーに本拠を置くドメーヌが、コート・ド・ニュイの特級ミュジニーに持つ畑から造る赤です。1889年と1895年の購入にさかのぼる区画で、ドメーヌは9つの特級を持つ造り手として知られます。公式は、薄く石の多い土と日当たりから、ビロードのようでスミレの香りが長く続くワインと説明しています。

  • 特級ピノ・ノワール
  • 石の多い薄い土
  • 全除梗
  • 有機栽培
この記事の目次

どんなワインか

ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーは、シャンボール・ミュジニー村の特級畑ミュジニーから造られる赤ワインです。造り手はコート・ド・ボーヌのムルソーに本拠を置くドメーヌで、公式によると21ヘクタールの畑に、モンラッシェからシャンベルタンまで9つの特級を持ちます。ブルゴーニュの特級のほぼ3分の1にあたると、ドメーヌは説明しています。

歩みは1868年、ムルソー生まれのクロード・デュヴェルジェの結婚から始まります。ワイン商として成功した彼は、フィロキセラの時代にあえて畑を買い進め、1889年にシャンボール・ミュジニーで2区画、1895年にはミュジニーをさらに手に入れました。畑は、妻マリーの姪の子にあたるジャック・プリウールに引き継がれ、1956年にドメーヌは彼の名を名乗ります。1988年、ドメーヌが外国資本に渡るのを防ぐためにラブリュイエール家を含む5つの家族が手を組み、いまはラブリュイエール家がプリウール家の子孫とともに運営しています。2008年からはエドゥアール・ラブリュイエールが率いています。

畑と造り

公式は、ミュジニーをコート・ド・ニュイでも屈指の畑とし、クロ・ド・ヴージョを見下ろす断層の上、コンブ・ドルヴォーに接する場所と説明しています。南東向きで日当たりがよく、土は薄く軽く石が多いため、水はけがよい。ぶどうはいつもよく熟し、ビロードのような口当たりとスミレの香りが長く続くワインになるとしています。

2023年ヴィンテージの資料では、手摘みと選果のあと、ぶどうはすべて除梗。木の槽で温度を管理しながら20日間醸し、発酵中は1日2回ピジャージュを行います。熟成はすべてオーク樽で19か月。醸造は、1990年からドメーヌの醸造家を務め、2009年から技術責任者のナディーヌ・ギュブランが担っています。畑は2023年に有機(ビオ)認証を受けました。

飲み頃と楽しみ方

公式の2023年の試飲メモは、バラの花びらやスミレ、穏やかなスパイス、たばこ、革を挙げ、繊細で絹のようなタンニンと長い余韻を記しています。特級の赤として、記念の夜にブルゴーニュ型の大ぶりなグラスで、時間をかけて開かせたい一本です。同じミュジニーをヴォギュエやルロワと比べると、造り手の解釈の違いがよく見えます。

※醸造・熟成の数字は公式サイトの2023年ヴィンテージのページによるもので、年により変わります。区画の面積は公式で確認できなかったため載せていません。

ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーの

ヴィンテージ

2023公式によると、冬は温暖で乾燥し、6月の日照で生育が一気に進んだ。8月前半は涼しく雨がちだったが、20日ごろから夏の天候に戻った。ピノ・ノワールの収穫は9月9日から。すべて除梗し木の槽で20日、樽で19か月熟成。

ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーの

ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーのワイン情報

名称ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーDomaine Jacques Prieur Musigny Grand Cru
生産者ドメーヌ・ジャック・プリウール
位置づけ特級畑
種類赤
国・地域フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ(シャンボール・ミュジニー)
原産地呼称AOCミュジニー
格付けグラン・クリュ(特級)
主な品種ピノ・ノワール
畑クロ・ド・ヴージョを見下ろす断層の上、コンブ・ドルヴォーに接する南東向きの斜面。土は薄く軽く、石が多く水はけがよい(公式)
取得1889年にシャンボール・ミュジニーで2区画、1895年にミュジニーをさらに購入(公式「L'histoire」)
醸造手摘み、選果のあとすべて除梗。木の槽で温度管理しながら20日間醸し、発酵中は1日2回ピジャージュ。マロラクティック発酵は100%(公式・2023年ヴィンテージ)
熟成すべてオーク樽で19か月(公式・2023年ヴィンテージ)。ドメーヌ全体では、特級の新樽比率は50〜80%と説明している
ドメーヌ21ha(ピノ・ノワール11ha・シャルドネ10ha)。モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、ミュジニー、シャンベルタンなど9つの特級を持つ。2023年に有機(ビオ)認証(公式)
造り手1988年にラブリュイエール家を含む5家族が経営に加わり、現在はラブリュイエール家がプリウール家の子孫とともに運営。2008年からエドゥアール・ラブリュイエールが率い、醸造家ナディーヌ・ギュブランは1990年から在籍、2009年から技術責任者(公式)
飲み頃の温度15〜17℃前後(ブルゴーニュの赤の一般的な目安)
グラスブルゴーニュ型の大ぶりなグラス
飲み頃の目安ドメーヌは具体的な飲み頃の年を示していない。特級の赤として長い熟成を前提にした一本とされる

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

ドメーヌ・ジャック・プリウール ミュジニーのよくある質問

ムルソーのドメーヌなのに、なぜコート・ド・ニュイの特級を持っているのですか?
19世紀の創業者の買い付けによるものです。公式の歴史によると、ムルソーを本拠にしたクロード・デュヴェルジェは、1889年にクロ・ド・ヴージョ4.5haとシャンボール・ミュジニーの2区画を買い、1895年にはミュジニーをさらに買い足し、クロ・ド・ヴージョの一部とシャンベルタン、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズの区画を交換しました。その畑を継いだのが、妻マリーの姪の子にあたるジャック・プリウールで、1956年にドメーヌに自分の名を付けています。
ミュジニーの畑の広さはどれくらいですか?
ドメーヌの公式サイトのミュジニーのページと畑の説明には、区画の面積は書かれていません。このページでは、公式で確認できた畑の位置・土・造りだけをまとめています。

出典・確認日

3件

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

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最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部