特級畑 ドメーヌ・アンヌ・グロ リシュブールは、ヴォーヌ・ロマネの特級畑リシュブールのうち、1882年にグロ家が手に入れた東向きの区画0.60ヘクタールから造る赤です。1988年に父の畑を継いだアンヌ・グロが育て、2019年からはその3人の子に受け継がれています。ドメーヌは、力強さとこの上ない上品さを兼ね備えた、繊細で官能的な特級だと説明しています。
- 特級ピノ・ノワール
- 古木
- 絹のようなタンニン
- 長期熟成型
この記事の目次
どんなワインか
ドメーヌ・アンヌ・グロ リシュブールは、ブルゴーニュの銘醸村ヴォーヌ・ロマネの特級畑リシュブールから造られる赤ワインです。ドメーヌの公式によると、区画は「レ・ヴェロワイユ」と呼ばれる東向きの0.60ヘクタール。1882年に一族のルイ=ギュスターヴ・グロが購入しました。
グロ家は1830年にヴォーヌ・ロマネに移り住んで以来、6代にわたってぶどうを育ててきた一族です。アンヌ・グロは父フランソワの3ヘクタールを1988年に継ぎ、畑を6.5ヘクタールまで広げ、1990年ヴィンテージからはすべてのワインをドメーヌで瓶詰めするようになりました。2019年には3人の子に引き継ぎ、次の世代が育っています。
畑と造り
区画の木は、一部が樹齢75年を超え、残りは約50年。茶色の土に石灰岩の小石が多く、区画の中には地元の石を積んだ石垣があって、二つの樹齢の木を分ける小さな段をつくっています。
ドメーヌは、特定の認証にこだわらず、土と木の状態を見ながら判断する「直感的で、考え抜いた栽培」を掲げています。収穫は手摘みで、畑と醸造所の二度選果。ぶどうはすべて除梗し、ステンレス槽で10〜20日醸したあと、重力で樽へ移して14か月熟成させます。リシュブールの新樽は30%です。
飲み頃と楽しみ方
ドメーヌは、リシュブールという名が「豊かさ」や重さを連想させることがあるとしつつ、実際はきわめて洗練され、力強さと上品さを兼ね備えたワインだと説明し、「孔雀の尾」にたとえています。合わせる料理には、赤身や白身の肉、タイムやローリエで焼いたジビエ、モリーユ茸やトリュフなどのきのこを挙げ、料理は複雑にしないほうがよいとしています。
生産量の少ない特級で、国内では新しいヴィンテージでも高値で流通しています。特別な日にブルゴーニュ型の大ぶりなグラスで、時間をかけて開かせたい一本です。同じ特級をDRCやメオ・カミュゼと比べると、造り手ごとの解釈の違いが見えてきます。
※区画の面積・樹齢・熟成は公式サイトの記載時点の情報です。
ドメーヌ・アンヌ・グロ リシュブールの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・アンヌ・グロ リシュブールの
ワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・アンヌ・グロ リシュブールDomaine Anne Gros Richebourg Grand Cru |
| 生産者 | ドメーヌ・アンヌ・グロ |
| 位置づけ | 特級畑 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ(ヴォーヌ・ロマネ) |
| 原産地呼称 | AOCリシュブール |
| 格付け | グラン・クリュ(特級) |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| 区画 | リシュブールの中の「レ・ヴェロワイユ(Les Verroilles)」と呼ばれる東向きの0.60ha。1882年にルイ=ギュスターヴ・グロが購入(公式) |
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| 樹齢と土 | 一部は樹齢75年超、残りは約50年。土は茶色で石灰岩の小石が多く、区画の中に地元の石を積んだ石垣があり、二つの樹齢の木を分ける小さな段になっている(公式) |
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| 醸造 | ピノ・ノワールはすべて除梗し、温度管理したステンレス槽で年により10〜20日醸す。ルモンタージュとピジャージュは手作業。果汁は重力で樽へ移す(公式) |
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| 熟成 | 樽で14か月熟成し、収穫の翌年12月に瓶詰め。リシュブールは新樽30%(公式) |
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| ドメーヌの歩み | 1830年にアルフォンス・グロがヴォーヌ・ロマネに移り住んだのが始まり。1988年にアンヌ・グロが父フランソワの畑を継ぎ「アンヌ・エ・フランソワ・グロ」として出発、1995年に「アンヌ・グロ」に改称。2019年に3人の子(ジュリー、ポール、マリーヌ)へ引き継いだ(公式) |
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| 元詰め | 1990年ヴィンテージから、すべてのワインをドメーヌで瓶詰めして販売(公式) |
| 飲み頃の温度 | 15〜17℃前後(ブルゴーニュの赤の一般的な目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | ドメーヌは具体的な飲み頃の年を示していない。特級の赤として長い熟成を前提にした一本とされる |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「ドメーヌ・A.F.グロ」のリシュブールとは違うのですか?
違う造り手のワインです。アンヌ・グロの公式サイトによると、ルイ・グロが1951年に亡くなったあと、4人の子の代で一族の畑は分かれ、6代目にあたるミシェル・グロ、A.F.グロ(アンヌ=フランソワーズ・グロ)、グロ・フレール・エ・スール、アンヌ・グロの4つのドメーヌがそれぞれワインを造っています。名前が似ているので、ラベルの造り手名を確かめてください。
「レ・ヴェロワイユ」とは何ですか?
リシュブールの特級畑の中にある区画の呼び名(リュー・ディ)です。ドメーヌの公式によると、アンヌ・グロのリシュブールはこのレ・ヴェロワイユにある東向きの0.60haから造られ、1882年に一族のルイ=ギュスターヴ・グロが購入しました。ラベル上のアペラシオンは「リシュブール」です。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-31 / 編集: Vinotier編集部