単独所有の1級畑 クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュは、ニュイ・サン・ジョルジュの1級畑のうち、ドメーヌ・ド・ラルロが単独で所有する7.2ヘクタールの石垣の畑です。1891年にこのドメーヌの持ち主が買い足し、1987年からはAXAミレジムのもとで造られています。ドメーヌ自身が「熟成させるワイン」と位置づける、ラルロの赤の柱です。
この記事の目次
どんなワインか
クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュは、ニュイ・サン・ジョルジュの1級畑のうち、ドメーヌ・ド・ラルロが単独で所有する畑です。公式によると、広さはひと続きの7.2ヘクタールで、すべてピノ・ノワールが植えられています。ドメーヌの白と赤の名の由来でもあるクロ・ド・ラルロと並び、ラルロのワインの中心にある一本です。
ドメーヌの歩みは18世紀末にさかのぼります。プレモーに館とぶどう畑を持っていたジャン=シャルル・ヴィエノが石垣を築き、クロ・ド・ラルロが生まれました。1891年、ワイン商ジュール・ブランがこの地所を買い、クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュとクロ・デュ・シャポーを加えて広げます。それから約1世紀後の1987年初め、ブランの相続人が建物と畑をAXAミレジムに売却。現在は代表クリスチャン・シーリーのもと、2014年9月からジェラルディーヌ・ゴドが醸造を率いています。
畑と造り
公式によると、斜面の下部はラドワ石灰岩、中ほどはプレモー石灰岩、上部には白いウーライト(魚卵状の石灰岩)があり、ところどころに黄土色の粘土質の土が混じります。ドメーヌは2000年代初めに化学肥料と合成農薬をやめ、2014年ヴィンテージからAB(有機)認証を受けています。
2024年ヴィンテージの資料では、ぶどうは100%除梗。約7日の低温マセラシオンのあと、畑にもともといる酵母でステンレス槽で19日発酵させ、毎日ルモンタージュを行います。熟成は228リットルのフランス産オーク樽で15か月、新樽は**40%**です。公式は、深く強い香りに赤いさくらんぼや潰した苺、細かなタンニンと絹のような質感、オレンジの皮のような余韻をもつワインと説明しています。
飲み頃と楽しみ方
ドメーヌはこの一本を「熟成させるワイン」とし、時間とともにより優美で絹のようになり、完成度を増すと述べています。合わせる料理には、じっくり火を通した牛のあばら肉、ペッパーステーキ、香草をまとわせた仔羊、穏やかなスパイスの鴨胸肉など、しっかりした赤身の肉を挙げています。
若いヴィンテージはデキャンタで空気に触れさせ、大ぶりのブルゴーニュ型グラスで。ヴォーヌ・ロマネの単独所有1級クロ・デ・レアと並べると、ニュイ・サン・ジョルジュの骨格の違いがわかりやすくなります。
※醸造・熟成の数字は公式サイトの2024年ヴィンテージのページによるもので、年により変わります。
ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ1級 クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ1級 クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュの
ヴィンテージ
| 2024 | 公式によると、100%除梗、約7日の低温マセラシオン、土着酵母でステンレス槽19日の発酵。228リットル樽で15か月、新樽40%。公式は、深く強い香りに赤いさくらんぼと潰した苺、細かなタンニンと絹のような質感と説明している。 |
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ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ1級 クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュの
ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ1級 クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュのワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ1級 クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュDomaine de l'Arlot Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Forêts Saint-Georges Monopole |
| 生産者 | ドメーヌ・ド・ラルロ |
| 位置づけ | 単独所有の1級畑 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ(ニュイ・サン・ジョルジュ) |
| 原産地呼称 | AOCニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ |
| 格付け | プルミエ・クリュ(1級)・モノポール(単独所有) |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| 畑 | ひと続きの7.2ha。すべてピノ・ノワール。斜面の下部はラドワ石灰岩、中ほどはプレモー石灰岩、上部は白いウーライト(魚卵状石灰岩)で、ところどころ黄土色の粘土質の土(公式) |
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| 所有の歴史 | 1891年に地所を買ったワイン商ジュール・ブランが、クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュとクロ・デュ・シャポーを買い足した。1987年初めにその相続人がAXAミレジムに売却(公式) |
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| 醸造 | 100%除梗。約7日の低温マセラシオンのあと、土着酵母による自然な発酵をステンレス槽で19日。毎日ルモンタージュ(公式・2024年ヴィンテージ) |
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| 熟成 | 228リットルのフランス産オーク樽で15か月、うち新樽40%(公式・2024年ヴィンテージ) |
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| 有機栽培 | 2000年代初めに化学肥料と合成農薬をやめ、2014年ヴィンテージからAB(有機)認証(公式) |
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| 造り手 | 代表はクリスチャン・シーリー、醸造責任者は2014年9月からジェラルディーヌ・ゴド(公式) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(コート・ド・ニュイの赤の一般的な目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は具体的な飲み頃の年を示していないが、熟成によってより優美で絹のように、完成度を増す「熟成させるワイン」と説明している |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ1級 クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュのよくある質問
「モノポール」とはどういう意味ですか?
一つの畑を一つの造り手だけが所有していることを指します。クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュはドメーヌ・ド・ラルロだけが持つ畑で、この名前のワインはラルロからしか出ません。ラルロはほかに、ドメーヌ名の由来になったクロ・ド・ラルロ(赤・白)とクロ・デュ・シャポーも単独所有しています。
AXAミレジムはほかにどんな造り手を持っていますか?
ラルロの公式サイトの「Nos vignobles」には、ボルドーのシャトー・ピション・バロン、シャトー・スデュイロー、シャトー・ピブラン、ハンガリー・トカイのディズノコー、ポルトのキンタ・ド・ノヴァルなどが並んでいます。ラルロはそのなかで唯一のブルゴーニュのドメーヌです。代表のクリスチャン・シーリーは2007年1月からラルロの運営も担っています。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部