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ワインガイド Vinotier マイリスト
日本のワイナリー

森臥

shinga / 創業 2019年
産地
北海道名寄市
訪問
見学ツアー・ショップ
代表銘柄
Bacchus・小公子
どんなワイナリー?

森臥(しんが)は、北海道名寄市弥生にある株式会社森臥のワイナリーです。北海道庁の資料によれば、竹部裕二さん・麻理さん夫妻が営む道内でも最北に位置するワイナリーで、2011年に栽培を始めた3haの自社畑で寒さに強いバッカスと小公子を主に育てています。10Rワイナリーでの5年間の委託醸造を経て、2019年に自らのワイナリーで初仕込み。ワインは年に数日の販売会で直売しています。

この記事の目次

道内最北のワイナリー、名寄の森臥

森臥は、北海道北部の名寄市弥生に畑と醸造所を構えるワイナリーです。北海道庁の「北海道内のワイナリー紹介」(上川エリア)は、竹部裕二さん・麻理さん夫妻が営む「北海道内でも最北に位置するワイナリー」と紹介しています。名前は、畑を囲む森と、臥薪嘗胆の「臥」を合わせたもの。

公式サイトのあいさつによれば、ぶどう栽培を始めたのは2011年。2014年の初収穫から5年にわたって、岩見沢市の10Rワイナリーに委託醸造を頼み、研修を受けながら「森臥」のワインを販売してきました。そして2019年9月にワイナリーを設立し、自らの手で初仕込みを行っています。北海道庁の資料でも、醸造免許の取得は2019年とされています。

公式サイトのトップには「原材料名寄産葡萄にこだわる事」「この北の地を表現する事」という言葉が掲げられています。北海道庁の資料も、100%名寄産のぶどうにこだわり、北海道の大地を表現できるワイン造りを目指していると書いています。

3haの畑、バッカスと小公子

自社畑は3ha。北海道庁の資料によれば、主に栽培しているのは寒さに強いバッカスと小公子です。それでも道北の寒さは厳しく、春の遅霜への対策は欠かせない。燃料を燃やすなどして、萌芽したぶどうを守っているといいます。公式サイトの販売案内には、2023年12月初めの積雪がわずかな時期に-20℃に見舞われ、多くの樹が深刻な凍害を受けて2024年は大幅な減収になった、という記録もあります。

公式サイトの「ブドウ品種紹介」に並ぶのは、ドイツ系品種のバッカス、2017年定植のシャルドネ、育種家・澤登晴雄氏による山葡萄交配種の小公子、2020年定植のピノ・ノワール。さらに試験品種として、S9110、ピノ・ブラン、ビジュノワール、ゲヴュルツトラミネール、名寄山葡萄も育てています。ピノ・ノワールは2023年に念願の初収穫を迎えたと書かれています。

主な銘柄と参考価格

2026年秋の販売会(11月7日・8日)の案内に並ぶ銘柄です。価格は税込で参考。いずれも名寄市弥生の畑のぶどうを使っています。

  • 『2025 Bacchus』(白)——9月下旬に収穫してすぐに圧搾。公式の説明ではミントやシトラスの印象と、柑橘の白い皮のようなほのかな苦み。3,000円(参考)
  • 『2024 小公子』(赤)——フレンチオーク樽で約12か月熟成し、さらに1年間瓶熟成。公式の説明では黒こしょうの香りとブラックベリー。4,000円(参考)
  • 『2022 約束』(白・スパークリング)——シャルドネを瓶内二次発酵させ、36か月熟成ののち2026年冬にオリ抜き。7,500円(参考)
  • 『2025 Dear』(白・微発泡)——バッカス100%、瓶内二次発酵。3,500円(参考)
  • 『2025 Aria』(赤・微発泡)——初めて小公子100%で造った微発泡。3,500円(参考)
  • 『2025 13の物語』(ロゼ・微発泡)——バッカス、シャルドネ、ピノ・ノワールなど12品種のブレンド。2,800円(参考)

『約束』は公式サイトで「森臥初の本格的なスパークリングワイン」と紹介され、2021年ヴィンテージから始まりました。小公子の赤は樽熟成のあとに瓶でも寝かせてから出す造りが続いています。北海道庁の資料が主なラインナップに挙げるのは『Bacchus』『小公子』『約束』、購入方法はワイナリー直営ショップと酒販店です。

訪ねる——年に数日の販売会

森臥のワインを蔵で買えるのは、販売会の日だけです。公式サイトの営業案内によれば、春(3月)、夏(7月)、秋(11月)に土日の2日間ずつ開き、時間は10:00〜16:00。2026年秋は11月7日(土)・8日(日)です。原則として販売制限はせず、売り切れたら終了。エコバッグやワイン用の袋を持参すると粗品がもらえるとあります。20歳以上であることを確認できない場合は販売を断るとしています。

夏には1日だけ「森臥CAFE」を開く年があり、2026年は8月8日(土)の11:00〜16:00に、特製カレーセットなどとあわせてワインをグラスで出しました。北海道庁の資料では、訪問・見学は可能で要予約とされています。所在地は名寄市弥生674番地、JR名寄駅から車で約15分(約6.6km)、電話は01654-3-2400。試飲の有無と駐車場は公式サイトでは確認できませんでした。条件は変わることがあるので、出かける前に公式サイトか電話で確かめてください。

上川のワイナリーの中で

上川エリアには、東川町の雪川醸造、上富良野町のTADA WINERYなど、2010年代以降に生まれた小さな造り手が点在しています。その中でも森臥は、さらに北の名寄で、凍害や遅霜と向き合いながら名寄産のぶどうだけでワインを造る蔵です。北海道の産地の広がりは北海道の産地ガイドと第68講 北海道完全編に、ワイナリーを訪ねるときの準備は第51講にまとめています。

森臥のよくある質問

森臥はどんなワイナリー?
北海道名寄市弥生で竹部裕二さん・麻理さん夫妻が営むワイナリーです。北海道庁の資料では、道内でも最北に位置するワイナリーとされています。2011年にぶどう栽培を始め、10Rワイナリーでの委託醸造を経て、2019年9月に自社ワイナリーを設立して初仕込みを行いました。
いつ行けばワインを買える?
公式サイトの営業案内によれば、春・夏・秋に2日間ずつ販売会を開いています。2026年秋は11月7日(土)・8日(日)の10:00〜16:00です。北海道庁の資料でも、営業は年間数日の販売日のみとされています。日程は公式サイトの営業案内で確かめてください。
見学はできる?
北海道庁の資料では、訪問・見学は可能で要予約とされています。公式サイトに見学の詳しい案内はないため、電話(01654-3-2400)で問い合わせてください。
どんなワインがある?
2026年秋の販売会の案内には、『2025 Bacchus』(白、3,000円)、『2024 小公子』(赤、4,000円)、シャルドネの瓶内二次発酵スパークリング『2022 約束』(7,500円)、バッカスの微発泡『Dear』、小公子の微発泡『Aria』、12品種をブレンドしたロゼの微発泡『13の物語』が並んでいます(いずれも税込・参考)。
森臥という名前の由来は?
北海道庁の資料によれば、畑を囲む「森」と、臥薪嘗胆の「臥」を合わせて名付けられました。

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最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部