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日本のワイナリー

オレイユ・ド・シャ ビーナスライン醸造場(ねこみみワイン)

oreille-de-chat / 創業 2023年
産地
長野県茅野市
代表銘柄
Chardonnay 2024・Tannat 2024
どんなワイナリー?

オレイユ・ド・シャ ビーナスライン醸造場は、長野県茅野市中大塩にあるワイナリーです。NAGANO WINE公式サイトによれば、2023年10月に茅野市初のワイナリーとして開いた、小出徹さんが家族と営む醸造所。名前はフランス語で「猫の耳」を意味し、愛称は「ねこみみワイン」。標高930〜960mの茅野市豊平に借りた約3.4haの畑で、2018年からぶどうを育てています。醸造所はふだん無人で、ワイナリーでの試飲・販売は限られた日だけです。

この記事の目次

茅野市で最初のワイナリー

オレイユ・ド・シャ ビーナスライン醸造場は、長野県茅野市中大塩1-9にあるワイナリーです。長野県のワイン公式サイト「NAGANO WINE」は、ここを2023年10月に茅野市初のワイナリーとして誕生した醸造所と紹介しています。営むのは小出徹さんと家族。同じページは、ともに営む娘の夕希さんの名前も挙げ、千年続く地域に根ざしたワイナリーにすることが家族の夢だと書いています。公式サイトの言葉では、目指すのは「1000年続くワイナリー」です。

醸造所があるのは、公式サイトによれば旧茅野高等職業訓練校の一角。屋号の「ビーナスライン」は、茅野から霧ヶ峰・美ヶ原へ延びる高原道路の名前です。公式サイトは、ぶどう栽培とワイナリーを通じて耕作放棄地を防ぎ、雇用を生み、地元の企業と連携して地域に長く貢献したいと書いています。

「猫の耳」と呼ばれる二つの山

オレイユ・ド・シャ(Oreilles de Chat)は、フランス語で「猫の耳」。公式サイトによれば、畑から見える大泉山と小泉山を猫の耳にたとえて名づけました。NAGANO WINEのページは、二つの山が民話『でいらぼっち』にも登場する地元に親しまれた山で、小出さんが最初にワイン用ぶどうを植えた畑はちょうど「猫の額」の部分にあたる、と添えています。愛称の「ねこみみワイン」も、ここから来ています。

目指すワインの姿について、公式サイトは「ネコの様にかわいいけれどツメもキバもある、親しみやすいけれど芯のある」と書いています。

標高930〜960m、33品種の畑

畑は茅野市豊平。公式サイトによれば、八ヶ岳、蓼科山、霧ヶ峰、甲斐駒ヶ岳を望む標高930〜960mの土地を借り、2018年からワイン用ぶどうを育てています。広さは約3.4ha、植えたぶどうは33種類。NAGANO WINEは茅野市を含む一帯を「八ヶ岳西麓ワインバレー」と呼び、八ヶ岳と南アルプスに挟まれた標高800〜1,000m超の高原に広がる、県内でもっとも新しい産地のひとつと紹介しています。

公式サイトのお知らせからは、秋の畑の順番が見えてきます。9月21日にゲヴュルツトラミネール、続いてピノ・グリ、9月下旬にピノ・ノワールを収穫し、合間に仕込み。収穫には毎年ボランティアを募っていて、2026年の募集では、4時間以上手伝った人に2026年ヴィンテージのワインを1本贈ると案内しています。

ねこみみワインの銘柄

公式サイトの商品ページに価格とともに載っているのは、次の3本です(いずれも税込・参考価格)。

  • 『Chardonnay 2024』:3,520円(シャルドネ)
  • 『Tannat 2024』:4,180円(タナ。フランス南西部を故郷とする黒ぶどう)
  • 『PG Orange 2024』:3,850円(オレンジワイン)

2025年ヴィンテージは、公式サイトのお知らせで『Blanc de Noir 2025』『Niagara 2025』『Delaware 2025』『Blanc 2025』『Rouge 2025』の5本が先に案内され、2026年6月21日にはオンラインショップで11種類のワインを一斉に発売しました。ナイアガラやデラウェアのワインがある一方で、2025年ヴィンテージのシャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、タナも塩尻のイベントで紹介されています。ナイアガラ・デラウェアが自社畑のぶどうかどうかは、公式サイトでは確認できませんでした。ぶどうジュースやナガノパープルの販売もあります。

訪ねる前に ── ふだんは無人の醸造所

ここは、ふらりと立ち寄って試飲できるワイナリーではありません。公式サイトによれば、醸造場はふだん無人です。2025年の暮れには「いつもは無人」の醸造場を2026年1月3日・4日の2日間だけ開けると案内し、2026年11月1日時点のトップページには、畑作業が忙しいためワイナリーでの試飲・販売は行っていないと書かれています。営業時間、定休日、駐車場の案内も公式サイトにはありません。

ワインを手に入れる道は、主に公式オンラインショップとイベントです。公式サイトには、塩尻ワイナリーフェスタ、蓼科東急ホテルでの試飲会、茅野の「ちのの休日」、玉川ケヤキフェスなどへの出店が並びます。長野県諏訪地域振興局などが2026年1月26日に茅野駅直結のマリオローヤル会館で開いた「八ヶ岳西麓産ワイン試飲会 in 茅野」にも、八ヶ岳西麓の6者のひとつとして出展しました。酒販店・飲食店は別途連絡を、と公式サイトは書いています。問い合わせはメール(oreillesdechat@outlook.jp)で。ここに書いた条件は2026年11月1日に公式サイトとNAGANO WINE公式サイトで確認したもので、季節によって変わります。

長野のワインのなかで

長野のワインは、千曲川、桔梗ヶ原、日本アルプス、天竜川、八ヶ岳西麓と、いくつもの谷ごとに語られます。オレイユ・ド・シャは、そのなかでも新しい産地である八ヶ岳西麓に、茅野市として初めて生まれた醸造所です。ビーナスラインをたどった先の蓼科には、りんご農家が立ち上げたたてしなップルワイナリーもあります。県全体の産地の地図は第72講 長野完全編で、『PG Orange』のようなオレンジワインの背景は第55講 オレンジワイン完全編でたどれます。

オレイユ・ド・シャ ビーナスライン醸造場(ねこみみワイン)のよくある質問

オレイユ・ド・シャはどんなワイナリー?
長野県茅野市の小さなワイナリーです。NAGANO WINE公式サイトによれば、2023年10月に茅野市初のワイナリーとして誕生し、小出徹さんが家族と営んでいます。公式サイトによれば、2018年に茅野市豊平の畑を借りてワイン用ぶどうの栽培を始め、醸造所は旧茅野高等職業訓練校の一角にあります。
名前の由来は?
オレイユ・ド・シャはフランス語で「猫の耳」。公式サイトによれば、畑から見える大泉山と小泉山を猫の耳にたとえて名づけました。NAGANO WINE公式サイトは、二つの山が民話『でいらぼっち』にも登場する地元に親しまれた山で、小出さんが最初にぶどうを植えた畑は「猫の額」の位置にあたると紹介しています。
畑の広さと品種は?
公式サイトによれば、八ヶ岳、蓼科山、霧ヶ峰、甲斐駒ヶ岳を望む標高930〜960mの畑で、広さは約3.4ha、植えているぶどうは33種類です。公式サイトのお知らせには、ピノ・ノワール、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリの収穫や、シャルドネ、タナの2025年ヴィンテージの名前が出てきます。
ワイナリーで試飲や購入はできる?
基本的にはできません。公式サイトによれば醸造場はふだん無人で、2026年1月3日・4日の2日間だけショップを開けました。2026年11月1日時点では、畑作業が忙しいためワイナリーでの試飲・販売は行っていないと案内されています。
ワインはどこで買える?いくら?
主に公式オンラインショップです。2026年6月21日には11種類のワインをオンラインショップで一斉に発売しました。公式サイトの商品ページでは『Chardonnay 2024』3,520円、『Tannat 2024』4,180円、『PG Orange 2024』3,850円(いずれも税込・参考)。塩尻ワイナリーフェスタや地元のイベントへの出店でも販売しています。
収穫を手伝うことはできる?
公式サイトでは収穫ボランティアを募集しており、2026年の募集では4時間以上手伝った人に2026年ヴィンテージのワインを1本(種類は選べる)贈るとしています。応募は公式サイトのフォームから。募集期間や条件は年によって変わります。

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最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部