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ワインガイド Vinotier マイリスト
日本のワイナリー

キリノカ ヴィンヤーズ & ワイナリー

kirinoka / 創業 2024年
産地
長野県上伊那郡辰野町
訪問
試飲・ショップ
代表銘柄
ピノ・ノワール キュヴェ 善知鳥・ピノ・ノワール ロゼ 鴇羽
どんなワイナリー?

キリノカ ヴィンヤーズ & ワイナリーは、長野県上伊那郡辰野町小野にある、町で初めてのワイナリーです。運営は株式会社キリノカで、会社の設立は2021年5月。代表取締役で栽培・醸造責任者の沼田実さんが2020年に霧訪山の麓で畑の開墾を始め、公式サイトによれば2024年夏にワイナリーの建物が完成、同年9月から自社醸造を始めました。目指すのは標高約850mの冷涼な土地でのピノ・ノワールで、シャルドネも育てています。併設のショップ「キリノカセラー」は土日祝の10:00〜17:00の営業で、有料試飲ができます。

この記事の目次

辰野町で初めてのワイナリー

キリノカ ヴィンヤーズ & ワイナリーは、長野県上伊那郡辰野町小野1305-1にあるワイナリーです。公式サイトでは、小野郵便局の斜め向かいと案内されています。運営は株式会社キリノカ。公式サイトの会社概要によれば、会社の設立は2021年5月で、代表取締役の沼田実さんが栽培と醸造の責任者も兼ねています。

信濃毎日新聞は2024年9月、辰野町で初めてのワイナリー(醸造所)ができたと報じました。信州・市民新聞の同年8月の記事によれば、建物は木造平屋建てで約230平方メートル。醸造タンクやプレス機、熟成用のオーク樽をそろえ、地元・大芝山産の石灰を使ったコンクリート製のタンクは、かつての製糸業にちなんで繭の形にしたと紹介されています。

開墾から自社醸造まで

PR TIMESで会社が出した2026年7月の発表によれば、沼田さんは神奈川県川崎市の出身。都内のホテルやワイン輸入会社で働き、ニュージーランドでワイン造りを学んだのち、帰国してワインスクールの講師やコンサルタントを務めてきました。伊那経済新聞の2024年の記事でも、ソムリエスクールやワインスクールの講師を経て、国内外で醸造を学んだと紹介されています。

公式サイトの沿革では、2020年に畑の開墾を始め、2023年には糖度が高く質のよい果実が収穫できたとされます。最初の収穫は山梨県のワイナリーに委託して醸造し、2024年秋の開店時には、そのピノ・ノワールやスパークリングなどが店に並びました。2024年夏に建物が完成し、9月から自社醸造が始まります。同じ2024年は春の遅霜で収穫が大きく減り、2025年は量も質も満足のいく年だったと記されています。

霧訪山の麓、標高約850mの畑

畑があるのは、辰野町小野と塩尻市北小野にまたがる小野盆地です。公式サイトによれば、霧訪山(きりとうやま)の山麓に広がる南南東向きの斜面で、標高は約850m。土は水はけのよいジュラ紀の海洋性の堆積土とされます。冷涼で雨が少なく、昼と夜の寒暖差が酸とみずみずしさを保つと説明されています。

「キリノカ(霧の香)」という名前は、収穫期の朝に畑から霧が立ちのぼるさまを、お香の煙に見立てたものです。掲げる理念は「醸して自然」で、土地とぶどうをよく観察し、その風土を1本に詰めることだと公式サイトは述べています。

伊那経済新聞の2024年の記事によれば、ショップに隣接する約3.5haの土地に、2020年春から約5,200本のぶどうを植えました。主役はピノ・ノワールで、ほかにシャルドネ、サヴァニャン、プティ・マンサンも育てています。塩尻市北小野の契約農家のシャルドネも使います。

3つのシリーズと受賞

公式サイトでは、ワインを大きく3つのシリーズに分けています。

  • ドメーヌ・キリノカ ── 自社畑のピノ・ノワールとシャルドネだけで造る上級のワイン。キュヴェ 善知鳥(うとう)、ロゼのキュヴェ 鴇羽(ときは)、小野シャルドネなど。
  • メゾン・ド・キリノカ ── 長野県内から買い入れたぶどうと自社畑のぶどうで造るワイン。シャルドネ キュヴェ 白鷗(はくおう)、北小野シャルドネ 霧訪など。
  • 杜音(もりね) ── 国内のぶどうやりんごで造る、気軽に飲めるシリーズ。「おごっそ」(長野の方言で、おいしいごちそう)のメルローやオレンジワイン、辰野産りんごのシードルなど。

公式サイトとPR TIMESの発表によれば、自社醸造2年目の日本ワインコンクール2026で、メゾン・ド・キリノカ シャルドネ キュヴェ 白鷗 2025が欧州系品種・白部門の金賞、安曇野市と池田町のメルローに安曇野市のカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせた杜音 おごっそ メルロー/カベルネ 2025が同・赤部門の銅賞を受けました。

併設ショップ「キリノカセラー」と試飲

ワイナリーにはショップ「キリノカセラー」が併設され、2024年9月28日に開店しました。信州・市民新聞によれば、約70平方メートルの店内に試飲用のカウンターや商品棚、テーブルがあり、沼田さんがデザインした藍色の内装と一枚板のカウンターが目を引きます。

公式サイトによれば、営業は土日祝の10:00〜17:00で、営業日は営業日カレンダーで案内されています。冬は休業し、2026年は1〜3月が休みで、4月4日に営業を再開しました。試飲は有料で、試飲できるワインは日によって変わります。開店時の報道では800〜1,000円とされていました(当時の情報)。休業日の来店は問い合わせるよう案内され、少人数で営んでいるため、電話がつながらないときはメールを、とされています。2025年のお知らせでは、ぶどう畑の地図を用意しており、ワイナリーから歩いて畑を見に行けると紹介されていました。

見学については、地域の店を紹介する「トビチ商店街」のサイトに有料の予約制とあるものの、公式サイトでは案内を確認できませんでした。レストランや宿泊施設はありません。ワインは公式のオンラインストアでも買えます。

行き方

トビチ商店街のサイトによれば、JR中央本線(辰野支線)の小野駅から徒歩約5分です。車でのICからの所要時間や駐車場については、公式の案内を確認できませんでした。

同じ伊那谷の伊那ワイン工房や、隣の塩尻市の井筒ワイン、シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリーと組み合わせて訪ねることもできます。長野の産地の全体像は産地:長野と第72講 長野完全編、ワイナリーを訪ねるときの心得は第51講 ワイナリー訪問で整理しています。

よくある質問

キリノカ ヴィンヤーズ & ワイナリーはどんなワイナリー?
長野県上伊那郡辰野町小野にある、町で初めてのワイナリーです。運営は2021年5月に設立された株式会社キリノカで、代表の沼田実さんが2020年に霧訪山の麓で畑の開墾を始めました。公式サイトによれば、ワイナリーの建物は2024年夏に完成し、同年9月から自社醸造を始めています。標高約850mの冷涼な畑で、ピノ・ノワールを中心に育てています。
試飲はできる?いつ開いている?
併設のショップ「キリノカセラー」で有料の試飲ができます。公式サイトによれば、営業は土日祝の10:00〜17:00で、冬は休業します(2026年は1〜3月が休みでした)。試飲できるワインは日によって変わります。休業日の来店は、電話(0266-75-0574)か、つながらないときはメール(info@kirinoka.com)で問い合わせるよう案内されています。
行き方は?
公式サイトによれば、ワイナリーは辰野町小野1305-1、小野郵便局の斜め向かいにあります。辰野町の店を紹介する「トビチ商店街」のサイトでは、JR中央本線(辰野支線)の小野駅から徒歩約5分とされています。車でのICからの所要時間や駐車場の案内は、公式サイトでは確認できませんでした。

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最終更新: 2026-10-27 / 編集: Vinotier編集部