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日本のワイナリー

Domaine Raison(ドメーヌレゾン)

domaine-raison / 創業 2019年
産地
北海道空知郡中富良野町
訪問
見学ツアー・試飲・ショップ・レストラン・カフェ
代表銘柄
中富良野ソーヴィニヨンブラン・貴腐 中富良野ケルナー
どんなワイナリー?

Domaine Raison(ドメーヌレゾン)は、北海道空知郡中富良野町の国道237号沿いにあるワイナリーです。運営は2019年6月設立の株式会社Domaine Raisonで、北海道庁の資料によれば、宿泊施設などを全国で手がけるレゾンディレクションが開き、醸造免許の取得は2019年。中富良野と富良野に10haを超える自社畑を持ち、ケルナーやソーヴィニヨン・ブランなど冷涼な土地に合う品種を育てています。2024年の日本ワインコンクールでは中富良野ソーヴィニヨンブラン 2023が最高賞のグランドゴールドを受けました。ワイナリーではヤギを飼い、ブティックでは無料試飲が用意されています。

この記事の目次

十勝岳を望む「やぎとつくるワイナリー」

Domaine Raison(ドメーヌレゾン)は、北海道空知郡中富良野町東1線北4号、国道237号沿いにあるワイナリーです。運営は株式会社Domaine Raison(代表取締役 清川浩志氏)で、会社の設立は2019年6月19日。キャッチコピーは「やぎとつくるワイナリー」で、ワインのラベルには、その象徴として「風船ヤギ」が描かれています。

北海道庁の「北海道内のワイナリー紹介」(2026年2月現在)によれば、ドメーヌレゾンは宿泊施設やワイナリーなどを全国で展開するレゾンディレクションが、2019年に中富良野町に開いたワイナリーです。醸造免許の取得も2019年とされています。公式サイトでは、畑づくりは2016年春に「レゾン北海道事業」として始まり、醸造所では2019年に初めての仕込みが行われたと紹介されています。

ワイナリーで飼うヤギは、見た目のかわいらしさだけでなく、下草の除草や、ふんを堆肥に生かすなど、自然の循環を支える存在になりうると公式サイトは書いています。「サスティナブル」を運営の中心に据え、人と自然がともに生きる環境でのワイン造りを目指しているとされます。

中富良野と富良野、二つの自社畑

自社畑は、中富良野と富良野にあわせて10haを超える広さです(北海道庁の資料では栽培面積10ha)。公式サイトの「ヴィンヤード&ワイナリー」は、性格の違う二つの畑を紹介しています。

  • 中富良野ヴィンヤード(中富良野町西中)── 標高270mの南東向きの斜面で、東に十勝岳を望む日当たりのよい畑。土は細粒褐色森林土で、かつての十勝岳の噴火による火砕流堆積物の影響を強く受け、ガラス化した微粒子が日に当たってきらきら光ることもあるそうです。ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、リースリング、シャルドネ、ツヴァイゲルトレーベ、ケルナー、ミュラー・トゥルガウを育てています。
  • 富良野ヴィンヤード(富良野市)── 中富良野から南へ車で30分ほどの空知川沿い、標高250mの平地。周りを東京大学の演習林に囲まれ、垣根仕立てで南北に風が抜けるように造られています。土は礫の多い礫褐色低地土。ケルナー、ミュラー・トゥルガウ、ツヴァイゲルトレーベ、シャルドネ、メルローを育てています。

栽培品種の数は、公式サイトのページによって7種・8種・10種と書き方が異なります。北海道庁の資料が挙げる主な醸造品種は、ケルナー、シャルドネ、ツヴァイゲルトレーベ、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュラー・トゥルガウです。富良野エリアは一日の寒暖差が20℃になる日もあり、糖度が上がる一方で、冷涼な気候のため酸が落ちにくいとされます。道の資料も、冷涼な気候ならではのフルーティーな酸が生きたワインが特徴だと紹介しています。

受賞ワインと、北海道の貴腐ワイン

ドメーヌレゾンの名前を広めたのは、2024年の日本ワインコンクールで最高賞のグランドゴールドを受けた中富良野ソーヴィニヨンブラン 2023です(北海道庁の資料)。2025年の同コンクールでは貴腐 中富良野ケルナー 2024が極甘口部門で金賞を受け、中富良野ケルナー 2024と中富良野シャルドネ 2024が欧州系品種 白の部門で銀賞を受けたと公式サイトは告知しています。

その貴腐ワインは、中富良野町西中の第10圃場で生まれました。公式サイトによれば、2024年11月に初めて貴腐化したケルナーを収穫。ワイナリーでさらに干しぶどう状の実だけを一粒ずつ手で選び、バスケットプレスでゆっくり搾った果汁は、糖度がBrix計で38%に達したとされます。国内では貴腐ワインの例が少なく、ケルナーらしい果実の香りと爽やかな酸も残っていると紹介されています。2026年は10月31日に貴腐ケルナーの収穫、11月1日に貴腐ぶどうの選果を体験するプログラムが予定されています。

国際コンクールのサクラアワードでは、2025年にルージュビュル 2023(赤のスパークリング)、中富良野ツヴァイゲルトレーベ 2022、バローンルージュ 2023、オレンジワイン 2023の4本が、2026年にはバローンケルナー 2024とバローンブラン 2024がゴールドを受けたと公式サイトにあります。2025年春の出店情報に載ったワインリストには、中富良野の名を冠した単一品種のワイン(ソーヴィニヨンブラン、ケルナー、ケルナー樽発酵、シャルドネ、ミュラートゥルガウ、ゲヴェルツトラミネール、ピノノワール、ツヴァイゲルトレーベ)と、「バローン」シリーズ、オレンジワイン、甘口のドルチェビアンコとドルチェロッソ、ルージュビュルが並んでいました。

ブティック、カフェ、見学ツアー

ワイナリーに併設したブティックでは、コンクールの受賞ワインのほか、本店限定・数量限定の商品も扱い、多数の無料試飲が用意されていると公式サイトは案内しています。2026年9月には、日本ワインコンクールで受賞した2023年と2025年のソーヴィニヨンブランを飲み比べる無料試飲も行われました。営業時間は施設案内で10:00〜17:00。定休日は月ごとにトップページで告知され、2026年10月は1日(木)と毎週水曜です。2025年は11月から冬営業に切り替わり、11:00〜16:00、火・水・木曜休み(祝日は営業)でした。

ブティックの横には、十勝岳を望むテラス席のあるカフェがあります。2026年4月には、地元の食材を使うフード&ドリンク「タベラサル」が開店しました。店名は北海道弁で「ついつい食べちゃう」という意味だそうです。

見学は三つの形があります。畑とヤギの放牧場は、営業時間内なら無料で自由に見学できます。仕込み場、醸造場、樽貯蔵室を回るガイド付き見学ツアーは1人550円(税込)で、月・木・金曜の10:00〜16:00、10〜20名で開かれ、1週間前までに電話かFAXでの予約が必要です。3種類のワインを試飲するツアーは1人1,650円(税込)。このほか、予約不要・先着順の無料ガイドツアーを不定期に開いており、2026年は8月に1日2回(10:15〜・14:15〜)行われました。ヤギのえさやり(1人200円・税抜)や、7月中旬からのブルーベリー狩りも予約なしで楽しめます。

行き方と富良野盆地のワイナリー

公式サイトの「アクセス」によれば、車ならJR富良野駅から国道237号で約5分、旭川空港から約1時間、新千歳空港から道東自動車道の占冠ICを経由して約2時間30分、札幌市内から道央自動車道の三笠ICを経由して約2時間30分です。カーナビによっては場所が正しく出ないことがあるため、国道237号沿いを目印にするよう案内されています。電車ならJR富良野線の学田駅から歩いて約15分ですが、学田駅は各駅停車しか止まりません。

同じ富良野盆地には、市営のふらのワインや、上富良野町で野生酵母のワインを造る多田ワイナリーがあります。北海道の産地の全体像は第68講 北海道完全編、ワイナリーを訪ねるときの心得は第51講 ワイナリー訪問で整理しています。

よくある質問

ドメーヌレゾンはどんなワイナリー?
北海道中富良野町にある「やぎとつくるワイナリー」です。公式サイトによれば、2016年春に中富良野町西中で畑づくりを始め、2019年に初めて仕込みを行いました。運営の株式会社Domaine Raisonは2019年6月19日の設立で、北海道庁の資料では、宿泊施設などを全国で展開するレゾンディレクションが開いたワイナリーとされています。中富良野と富良野に10haを超える自社畑を持ち、ヤギを飼って下草の除草や堆肥づくりに生かす、循環を軸にしたワイン造りを目指しています。
試飲や見学はできる?予約は要る?
ブティックで無料の試飲ができ、畑とヤギの放牧場は営業時間内なら無料で自由に見学できます。醸造所の中を回るガイド付きツアーは有料(1人550円・税込、試飲つきは1,650円)で、10名以上・1週間前までの電話かFAXでの予約制です。予約不要の無料ガイドツアーを不定期に開くことがあり、開催は公式サイトやInstagramで告知されます。
営業時間と行き方は?
公式サイトの施設案内では営業時間は10:00〜17:00で、定休日は月ごとにトップページで告知されます(2026年10月は水曜中心)。2025年は11月から冬営業に切り替わり、11:00〜16:00・火〜木曜休みでした。車ならJR富良野駅から約5分、旭川空港から約1時間。電車ならJR富良野線の学田駅から歩いて約15分です。駐車場の台数は公式サイトに記載がないため、訪問前に確かめると安心です。

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最終更新: 2026-10-23 / 編集: Vinotier編集部