本文へ移動
ワインガイド Vinotier マイリスト
日本のワイナリー

Domaine ICHI(ベリーベリーファーム&ワイナリー仁木)

domaine-ichi / 創業 2020年
産地
北海道余市郡仁木町
代表銘柄
ICHIシリーズ・蝦夷泡シリーズ
どんなワイナリー?

Domaine ICHI(ドメーヌ・イチ)は、北海道・仁木町でオーガニックファームを営む自然農園グループのワイナリー。2008年に醸造免許を得た「ベリーベリーファーム&ワイナリー仁木」の新しい醸造所として2020年に開設され、2021年にオーガニックワイナリーの認定を受けた。現在、ワイナリー見学と直売は受け付けていない。

この記事の目次

仁木の有機農園から生まれた醸造所

Domaine ICHI(ドメーヌ・イチ)は、北海道余市郡仁木町東町にある、農地所有適格法人・株式会社自然農園グループのワイナリーです。北海道庁がまとめた「北海道のワイナリー」後志エリア(R8.2現在)によると、仁木町でオーガニックファームを運営する上田一郎さんが2010年に醸造を始めたのが「ベリーベリーファーム&ワイナリー仁木」(醸造免許は2008年)。その新しい醸造所として2020年に開設されたのがDomaine ICHIです。

後志総合振興局の観光案内では、「ICHI」という名は、満足のいく品質のワインにだけ付ける名であると同時に、代表の上田一郎さんの名と、所在地の「余市」にも掛けたものと紹介されています。掲げる言葉は「何も足さない、何も引かない」。

公式サイトによれば、移転前の旧ワイナリー時代の2011年に日本で初めてのオーガニックワイン認定を取得し、新しいDomaine ICHIでも2021年にオーガニックワイナリー認定を取得しています。道庁資料も、ベリーベリーファーム&ワイナリー仁木のワインを「有機農産物加工酒類の認定を受けた日本初のオーガニックワイン」と記しています。

畑と品種

公式サイトでは、余市・仁木エリアを「気候と土壌条件に恵まれ、近年多くのヴィンヤードとワイナリーが作られている」土地と紹介しています。自社農園で育てるのは、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールなどの醸造用ぶどう。加えて、この地域で昔から栽培されてきたナイアガラやポートランドといった食用ぶどう、ハイブリッド品種も、有機JASの環境にやさしい農法で栽培していると記されています。

道庁資料の栽培面積は2ha、主な醸造品種はピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、ナイアガラ。メインの畑はワイナリーから離れた余市町登地区にあり、公式サイトの告知では、四輪駆動の軽自動車でないと入れない砂利道の先にある、手洗いも水道もない「通い畑」だと説明されています。醸造所の住所は仁木町でも、日々の仕事の大半はこの余市の畑で行われています。

ワインのシリーズ

公式サイトに並ぶのはICHIシリーズ、蝦夷泡シリーズ、Natural Xシリーズの3つ(道庁資料では「Natural シリーズ」)。銘柄ごとの品種構成や価格は公式サイトに掲載がなく、このページでは扱っていません。「出来るだけ自然な醸造方法」でのワイン造りを目指すと公式サイトにあり、造りの考え方は自然派ワインの項も参考になります。

訪ねる前に知っておきたいこと

Domaine ICHIは見学・試飲・直売を受け付けていません。公式サイトの告知「ワイナリー見学について」によれば、問い合わせは多いものの、ほとんどの時間を余市町登地区のメインヴィンヤードでの作業に充てていてワイナリーにはほぼ不在のため、現在は見学に対応できないとのこと。畑についても、前述の道路事情と設備のなさから案内は難しいとされています。将来的には道路や手洗い、水道を整え、受け入れを検討していると書かれていますが、時期は示されていません。北海道庁の資料も「直売所 無」「訪問・見学 不可」です。

ワインを手に入れる場合、公式サイトは余市町内の馬場商店と中根酒店での購入を案内しています。道庁資料の購入方法も「酒販店」です。

なお、公式サイト(domaine-1.com)は2026年11月1日の確認時に接続できなかったため、上の内容は2026年6月時点の公式サイトの保存版と、北海道庁・後志総合振興局の資料で確かめています。受け入れ方針は変わることがあるので、最新の状況は公式の連絡先(電話0135-32-3020)で確認してください。

余市・仁木の中での位置づけ

余市・仁木エリアには、ぶどう畑の中で食事と宿泊ができる仁木町のNIKI Hills Wineryのように訪ねて過ごせる場所がある一方、余市町のドメーヌ・タカヒコのように見学を受けず、畑仕事に時間を注ぐ造り手もいます。Domaine ICHIは後者で、有機認定という早くからの取り組みを、酒販店に並ぶ一本で知る造り手です。北海道の産地の全体像は第68講 北海道完全編、ワイナリーを訪ねるときの心得は第51講 ワイナリー訪問で整理しています。

Domaine ICHI(ベリーベリーファーム&ワイナリー仁木)のよくある質問

Domaine ICHIはどんなワイナリー?
北海道仁木町の農地所有適格法人・株式会社自然農園グループが営むワイナリーです。北海道庁の資料では、上田一郎さんが2010年に醸造を始めたベリーベリーファーム&ワイナリー仁木(醸造免許は2008年)の新しい醸造所として2020年に開設され、公式サイトでは2021年にオーガニックワイナリー認定を取得したと紹介されています。
ワイナリー見学や試飲はできる?
できません。公式サイトの告知によると、作業の大半は離れた余市町登地区のメインヴィンヤードで行っていてワイナリーはほぼ不在のため、見学には対応できない状態です。畑も手洗いや水道のない「通い畑」で、案内は難しいとされています。北海道庁の資料でも「訪問・見学 不可」です(2026年11月1日時点の確認)。
ワインはどこで買える?
ワイナリーでの直売はしていません。公式サイトでは、余市町内の馬場商店と中根酒店で取り扱っていると案内されています。北海道庁の資料でも購入方法は「酒販店」です。
どんな品種を育てている?
公式サイトによれば、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールなどの醸造用ぶどうに加え、この地域で昔から栽培されてきたナイアガラやポートランドなどの食用ぶどう、ハイブリッド品種を、有機JASの農法で自社農園で育てています。道庁資料の栽培面積は2haです。
主なワインは?
公式サイトではICHIシリーズ、蝦夷泡シリーズ、Natural Xシリーズの3系統が紹介されています(道庁資料では「Natural シリーズ」と表記)。

同じ産地のワイナリー

最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部