独自品種「清見」の代表銘柄 十勝ワイン 清見は、北海道池田町の池田町ブドウ・ブドウ酒研究所が、町で生まれた赤ワイン用品種「清見」で造る赤です。発酵後にフレンチオーク樽でじっくり熟成させて瓶詰めし、公式は清見種の特徴がよく表れた、コクがありハーモニーのとれたワインと説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
十勝ワイン 清見は、北海道中川郡池田町の池田町ブドウ・ブドウ酒研究所が、町で生まれた品種「清見」で造る赤ワインです。公式によると、池田町は十勝沖地震や冷害の苦境から抜け出す道として、ぶどう栽培とワイン造りに挑みました。1963年(昭和38年)には果実酒類試験製造免許を取得し、国内で最初の自治体経営によるワイン醸造を始めています。
公式のワインリストでは、清見は「独自品種による個性派ワイン」の一本として、山幸や清舞と並んで紹介されています。北海道の産地については産地:北海道と第68講 北海道完全編で紹介しています。
品種と造り
ぶどうは北海道十勝池田町産の「清見」です。公式の説明では、フランスで育成されたセイベル13053をもとに、ぶどうの木にまれに起こる「枝変わり」を選抜する技術で、5シーズンかけてこの品種を生み出しました。枝の登熟がよく、房が密着し、よく実る赤ワイン用品種とされています。一方で、冬はぶどうの樹を土に埋めて寒さと乾燥から守る必要があるとも説明しています。
醸造では、発酵を終えたワインをフレンチオーク樽で一定期間じっくり熟成させてから瓶詰めします。公式は、樽の中のわずかな空気の出入りによる「緩やかな酸化」が熟成を深めると説明しています。熟成期間の月数は公式に書かれていません。
公式は、清見種の特徴がよく表れた、コクがありハーモニーのとれたワインと紹介しています。タイプは「やや軽め」、アルコール度数は12.0度です。
合う料理と飲み方
公式の適温は17〜20℃です。冷やしすぎず、室温より少し低いくらいで注ぐと、樽熟成によるまろやかさと北国のぶどうらしい酸の両方を感じやすくなります。重すぎない赤なので、焼き鳥のたれや豚肉のソテー、きのこを使った料理など、ふだんの食卓に合わせやすいでしょう。720mlのほか360mlのハーフボトルもあり、ひとりの夜に開ける一本にもなります。品種どうしの親子関係は第69講 交配品種とクローンで詳しく紹介しています。
十勝ワイン 清見の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
十勝ワイン 清見の
ワイン情報
| 名称 | 十勝ワイン 清見Tokachi Wine Kiyomi |
| 生産者 | 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(十勝ワイン) |
| 位置づけ | 独自品種「清見」の代表銘柄 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | 日本/北海道/十勝・中川郡池田町 |
| 原産地呼称 | 北海道十勝池田町産(公式の産地表示) |
| 主な品種 | 清見 |
| 品種と産地 | 北海道十勝池田町産の「清見」(公式) |
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| 品種の成り立ち | フランスで育成されたセイベル13053をもとに、枝変わりを選抜する技術で5シーズンかけて誕生させた赤ワイン用品種(公式) |
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| 熟成 | 発酵終了後、フレンチオーク樽で一定期間熟成させて瓶詰め(公式) |
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| タイプ | やや軽め。アルコール度数12.0度(公式) |
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| 価格 | 720mlで3,410円、360mlで1,760円(税込・メーカー希望小売価格) |
| 飲み頃の温度 | 17〜20℃(公式の目安) |
| グラス | 赤ワイン用の中ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は熟成期間の目安を示していない |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「清見」はどんなぶどうですか?
十勝ワインの公式によると、フランスで育成されたセイベル13053をもとに、ぶどうの木にまれに起こる「枝変わり」を選抜する技術で、5シーズンかけて生み出した赤ワイン用の品種です。枝の登熟がよく、房が密着し、よく実るとされています。ただし寒さには強くないため、冬はぶどうの樹を土に埋めて寒さと乾燥から守る必要があると説明しています。
「山幸」や「清舞」とはどう違いますか?
公式によると、「清舞」と「山幸」は、清見を母、池田町に自生する山ブドウを父として交配した品種です。清舞は清見ゆずりの淡い色合いと強い酸味、軽快な味わい、山幸は濃い色と渋味が特徴と紹介されています。清見はその母にあたる品種です。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-28 / 編集: Vinotier編集部