フラッグシップ ドメーヌ ルバイヤートは、明治23年創業の勝沼の蔵・丸藤葡萄酒工業が「ルバイヤートのフラッグシップ・ワイン」と位置づける赤です。勝沼町産の4品種をアッサンブラージュし、樽で14か月熟成させます。2023年はタナが半分を占める、ほかでは見かけにくい組み立てです。
- 4品種のブレンド
- タナ主体
- ミディアムボディ
- 落ち着いた味わい
この記事の目次
どんなワインか
ドメーヌ ルバイヤートは、山梨県甲州市勝沼町の丸藤葡萄酒工業(ルバイヤート)が造る赤です。公式のワインリストでは「4品種のアッサンブラージュによるルバイヤートのフラッグシップ・ワイン」と説明されています。
丸藤葡萄酒工業は明治23年(1890年)5月、創業者の大村治作が自宅の庭に小さな醸造場を造ったのが始まりです。親子四代にわたり、甘口が主流の時代から「辛口」にこだわり、在来の甲州と欧州系品種の栽培と醸造を重ねてきました。商標の「ルバイヤート」は、詩人・翻訳家の日夏耿之介氏の命名です。
畑と造り
公式サイトは、契約農家のぶどうでもワインを造る一方、何より自社農園で育てたぶどうでワインを醸すことを誇りにしていると書いています。ドメーヌ ルバイヤートは、その考えを表す「ドメーヌシリーズ」の一本で、ぶどうは勝沼町産です。
2023年の品種構成は、タナ50%・プティヴェルド25%・メルロー17%・アルモノワール8%。日本ではまだ珍しいタナが半分を占めるのが目を引きます。公式はプティ・ヴェルドについて、勝沼の気候に合い、粒が小さく色が濃く、酸味も豊かな品種だと紹介しています。
熟成は樽で14か月、新樽比率は75%。瓶詰本数は1,188本と少量です。公式は、熟した果実やスパイス、ほどよい樽香が心地よく、豊かな果実味があり、樽熟成の柔らかな熟成感が楽しめる落ち着いた味わいと説明しています。タイプはミディアムボディー、アルコールは12.5%です。
飲み頃と楽しみ方
重すぎず、食事に寄り添う赤です。公式が挙げる料理はビーフシチュー、ローストビーフ、ステーキ、煮込みハンバーグ。少し温度を上げすぎない15〜17℃前後で注ぐと、果実と樽の香りのバランスが取りやすいでしょう。
同じ蔵のドメーヌシリーズには、メルローとタナの「プティドメーヌ ルバイヤート」や、プティヴェルドの単一品種ワインもあります。飲み比べると、フラッグシップがブレンドで何を目指しているかが見えてきます。勝沼を含む山梨の産地は第70講 山梨完全編で学べます。
※品種構成・熟成・生産本数・価格はヴィンテージにより変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ドメーヌ ルバイヤートの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ ルバイヤートの
ヴィンテージ
| 2023 | タナ50%・プティヴェルド25%・メルロー17%・アルモノワール8%。樽熟成14か月・新樽75%・1,188本。公式は熟した果実やスパイス、ほどよい樽香が心地よい落ち着いた味わいと説明 |
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ドメーヌ ルバイヤートの
ワイン情報
| 名称 | ドメーヌ ルバイヤートDomaine Rubaiyat |
| 生産者 | 丸藤葡萄酒工業(ルバイヤート) |
| 位置づけ | フラッグシップ |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | 日本/山梨/甲州市勝沼町 |
| 原産地呼称 | 山梨県甲州市勝沼町 |
| 主な品種 | タナ、プティ・ヴェルド、メルロー、アルモノワール |
| 品種構成(2023年) | タナ50%・プティヴェルド25%・メルロー17%・アルモノワール8% |
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| 熟成(2023年) | 樽熟成14か月、新樽比率75% |
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| 瓶詰本数(2023年) | 1,188本 |
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| タイプ | 赤・ミディアムボディー、アルコール12.5%(2023年) |
| 飲み頃の温度 | 15〜17℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型のグラス |
| 飲み頃の目安 | 若いうちは抜栓して少し時間をおくと開きやすい。樽熟成による柔らかな熟成感を楽しむワイン |
| 価格帯の目安 | 〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
タナやアルモノワールとはどんな品種ですか?
タナはフランス南西部などで知られる黒ぶどうで、名前がタンニンに由来するといわれるほど渋みが豊かな品種です。アルモノワールは日本で生まれた交配品種です。ドメーヌ ルバイヤートの2023年は、タナ50%にプティヴェルド、メルロー、アルモノワールを組み合わせており、4つの品種が織りなす複雑さが楽しめると公式は説明しています。
どんな料理に合いますか?
公式は、ビーフシチュー、ローストビーフ、ステーキ、煮込みハンバーグを挙げています。ミディアムボディーで樽熟成の柔らかさがあるので、しっかりした肉料理だけでなく、デミグラスソースや醤油を使った家庭の煮込み料理にも合わせやすいでしょう。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部