プレステージ・キュヴェ パルム・ドールは、シャンパーニュ・ニコラ・フィアットのプレステージ・キュヴェです。2009年ヴィンテージはシャルドネとピノ・ノワールを半分ずつ、コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスの特級村のぶどうに南のモングーのシャルドネを加え、セラーで約10年寝かせてから出されます。栽培農家が手を結んで生まれたメゾンの、最上の一本です。
- シャルドネとピノ・ノワール半々
- 特級村のぶどう
- 約10年の熟成
- ヴィンテージ
この記事の目次
どんなワインか
パルム・ドールは、シャンパーニュ・ニコラ・フィアットが造るプレステージ・キュヴェです。メゾンの成り立ちは少し変わっています。公式の歴史によると、1970年の豊作でぶどうの行き場に困った栽培農家を束ねるため、アンリ・マッカールが1972年にコート・デ・ブランの中心で「サントル・ヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュ」を設立しました。
一方、アフリカ産コーヒーの輸入で財をなした実業家ニコラ・フィアットは、1976年に米国の友人たちのために自分の名のシャンパーニュを造ります。1986年、彼はブランドを同組合に譲り、二人の出会いから今のメゾンが生まれました。公式は「最も若い大手メゾン」と名乗り、1995年に年100万本、2014年に1,000万本の販売に達したとしています。
畑と造り
2009年ヴィンテージのブリュットは、シャルドネとピノ・ノワールを半分ずつ。公式は、二つの品種の「対決」としてこの一本を描いています。シャルドネはコート・デ・ブランのアヴィズ、オジェ、クラマン、メニル・シュル・オジェから。ピノ・ノワールはアンボネ、トゥール・シュル・マルヌ、アイ、ヴェルジー、ヴェルズネから。そこに、シャンパーニュ南部のモングーのシャルドネが「仲裁役」として加わり、エキゾチックな果実の香りで全体をまとめるといいます。
ブレンドを決めるのはシェフ・ド・カーヴのギヨーム・ロフィアン。セラーでの熟成は約10年です。公式は、淡い金色に細かな泡、よく熟した白い果実とミネラル感、口に含むとスパイスの力強さが立つと説明しています。
飲み頃と楽しみ方
公式は、ターボットやスズキなどの白身魚、ホタテ、白身の肉やフォアグラと合わせることを勧めています。食事に合わせるなら10〜12℃、と温度の目安も示しています。乾杯から魚料理、白い肉のメインまで一本で通せる、厚みのあるシャンパーニュです。
特級村の名だけを掲げるプレステージ・キュヴェと比べると、産地の南のモングーまで視野に入れた組み立ては個性的です。同じくアヴィズ、クラマン、アイのぶどうを使うポメリーのキュヴェ・ルイーズと並べると、メゾンごとの考え方の違いが見えてきます。
※品種の比率・熟成年数は公式サイトの2009年ヴィンテージのページによるもので、年により変わります。
ニコラ・フィアット パルム・ドールの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ニコラ・フィアット パルム・ドールの
ヴィンテージ
| 2009 | 公式によると、シャルドネ50%・ピノ・ノワール50%。特級村のシャルドネとピノ・ノワールに、モングーのシャルドネを加えたブレンドで、セラーで約10年熟成。公式は、淡い金色、熟した白い果実とミネラル感、口に含むとスパイスの力強さがあると説明している。 |
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ニコラ・フィアット パルム・ドールの
ニコラ・フィアット パルム・ドールのワイン情報
| 名称 | ニコラ・フィアット パルム・ドールChampagne Nicolas Feuillatte Palmes d'Or Brut |
| 生産者 | ニコラ・フィアット |
| 位置づけ | プレステージ・キュヴェ |
| 種類 | スパークリング |
| 国・地域 | フランス/シャンパーニュ/コート・デ・ブラン(シュイィ) |
| 原産地呼称 | AOCシャンパーニュ |
| 格付け | 特級村のぶどうを中心にしたヴィンテージ・シャンパーニュ |
| 主な品種 | シャルドネ、ピノ・ノワール |
| シャルドネの村 | コート・デ・ブランのアヴィズ、オジェ、クラマン、メニル・シュル・オジェ。加えて、産地の南のモングーのシャルドネ(公式・2009年) |
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| ピノ・ノワールの村 | モンターニュ・ド・ランスなどのアンボネ、トゥール・シュル・マルヌ、アイ、ヴェルジー、ヴェルズネ(公式・2009年) |
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| 熟成 | セラーで約10年(公式・2009年) |
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| 醸造責任者 | シェフ・ド・カーヴ、ギヨーム・ロフィアン(公式) |
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| メゾン | 1972年にアンリ・マッカールが栽培農家の協同組合「サントル・ヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュ」を設立。1976年にニコラ・フィアットが自身の名のシャンパーニュを創り、1986年にブランドを同組合に譲った。本拠はシュイィ(公式) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(公式が食事に合わせるシャンパーニュの目安として示す温度) |
| グラス | チューリップ型か、白ワイン用の小ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | メゾンは具体的な飲み頃の年を示していないが、熟成の余地が大きいと説明している |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ニコラ・フィアット パルム・ドールのよくある質問
ロゼのパルム・ドールもありますか?
あります。公式のラインアップには「パルム・ドール 2008 ロゼ」が並びます。公式サイトのパルム・ドールの説明では、ロゼはピノ・ノワール100%を果皮から色を引き出す「セニエ」で仕立て、ブジーの特級とレ・リセのぶどうを合わせたロゼと紹介されています。ブリュット(白)とは品種も造りも異なります。
ニコラ・フィアットは協同組合のシャンパーニュなのですか?
栽培農家の協同組合から生まれたメゾンです。公式の歴史によると、1972年にアンリ・マッカールが、1970年の豊作で行き場を失ったぶどうの売り先を守るため、栽培農家を束ねる「サントル・ヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュ」を設立しました。1986年に実業家ニコラ・フィアットが自らのブランドをこの組合に譲り、公式は「最も若い大手メゾン」と名乗っています。
出典・確認日
2件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部