代表銘柄(1985年からのソーヴィニヨン・ブラン) ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランは、ニュージーランド・マールボロで1985年に初ヴィンテージを出した造り手の白です。2025年はステンレスタンクでの発酵を軸に、2%だけ樽で発酵させ、澱とともに3か月置いています。輸入元ファインズの参考上代は3,400円(2025年)です。
- マールボロ
- レモングラス
- グレープフルーツ
- ライムの皮
- 澱による質感
この記事の目次
どんなワインか
ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランは、ニュージーランド南島のマールボロで造られる白です。輸入元のファインズによると、この造り手がソーヴィニヨン・ブランの初ヴィンテージを出したのは1985年。以来、家族経営を続けています。オーナーのロバート・ヒル・スミスは5世代目のヴィニュロンで、ノーティラスはニュージーランドの家族経営ワイナリー12軒の集まり「ファミリー・オブ・トゥエルブ」の一員です。
名前は、オウムガイの殻がえがく渦巻きから。醸造は、1998年8月に加わったクライヴ・ジョーンズが担っています。平日の夜、魚介を並べた食卓に、マールボロの輪郭をきちんと見せてくれる一本を置きたいときに。
畑と造り
2025年の収穫は、3月10日から4月2日まで。公式の資料によると、早摘み・中間・遅摘みの3段階に分けて24日をかけ、過去10年で最も長い収穫期間になりました。摘む時期を散らしたことで香りと味わいに幅が生まれ、ブレンドの選択肢が増えたとしています。
ぶどうは機械で、夜間か朝の涼しい時間に収穫し、すぐに破砕・圧搾。果汁は複数の酵母を使ってステンレスタンクで発酵させます。畑で育った風味をそのまま映すためで、ごく一部は非サッカロミセス酵母で発酵し、2%だけを樽で発酵させています。発酵後は澱とともに3か月置き、クリーミーさと風味のまとまりを引き出します。アルコールは12.5%、残糖2.4g/L、総酸7.5g/L、pH3.0です。
白ワイン用の醸造棟は2006年の建設で、ソーヴィニヨン・ブランの果皮に触れる時間を細かく調整できる設備を備えています。輸入元は、口当たりのあるシリアスなソーヴィニヨン・ブランをめざして大樽の使用やクローンの研究にも取り組んできたと紹介しています。
合う料理と飲み方
公式は2025年の香りをレモングラス、黒スグリの芽、熟したグレープフルーツと説明し、味わいはライムの皮の風味と、しっかりした質感を残す余韻が特徴としています。合わせる一皿として挙げているのは、ヨーグルトとライム、チャイブのソースを添えたクリスピーな魚のタコスです。
輸入元の案内は6〜12℃。よく冷やして抜栓し、グラスの中で温度が上がるにつれての変化を追うのも楽しみです。寿司や刺身の席にも。同じマールボロではクラウディ・ベイと並べると造りの違いが見えてきます。産地は第17講 ニュージーランド完全編にまとめています。
※造り・分析値は公式の2025年の技術資料によるもので、年により変わります。使っている畑の区画と生産量は、この銘柄について確認できなかったため載せていません。
ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランの
ヴィンテージ
| 2025 | 公式によると、春に涼しい朝が数回あったが大きな問題はなく、12月の暑い週が開花に重なって着果は良好。夏は全体に乾燥し、収穫直前の小雨がぶどうを潤した。収穫量が多く、一部のぶどうは樹に残す判断をした。 |
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ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランの
ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランのワイン情報
| 名称 | ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランNautilus Estate Sauvignon Blanc |
| 生産者 | ノーティラス・エステート(Nautilus Estate) |
| 位置づけ | 代表銘柄(1985年からのソーヴィニヨン・ブラン) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | ニュージーランド/マールボロ |
| 原産地呼称 | GIマールボロ |
| 主な品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
| 醸造家 | クライヴ・ジョーンズ。1998年8月に醸造家として加わった(公式) |
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| 収穫(2025年) | 3月10日〜4月2日。早摘み・中間・遅摘みの3段階で24日かけ、過去10年で最も長い収穫期間となった。機械で、夜間か朝の涼しい時間に収穫(公式) |
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| 醸造(2025年) | ステンレスタンクで複数の酵母を使って発酵。ごく一部は非サッカロミセス酵母で発酵し、2%は樽で発酵。発酵後は澱とともに3か月置く(公式) |
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| 分析値(2025年) | アルコール12.5%、残糖2.4g/L、総酸7.5g/L、pH3.0(公式) |
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| 輸入元 | 株式会社ファインズ。2025年の参考上代は3,400円。スクリューキャップ、NZWG(ニュージーランドの持続可能なぶどう栽培の認証)のラベル表示あり(輸入元) |
| 飲み頃の温度 | 6〜12℃(輸入元) |
| グラス | 中くらいの白ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は、リリース時からおいしく、ヴィンテージから3〜5年は良くなっていくとしている |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブランのよくある質問
ノーティラスという名前の由来は何ですか?
公式によると、オウムガイの殻がえがく渦巻きに由来します。古代ギリシャの時代から称えられてきたその均整を、ワインでも表したいという考えを込めた名前です。
開けどきはいつですか?
生産者は、リリース時からおいしく飲め、ヴィンテージから3〜5年は良くなっていくとしています。2025年であれば、輸入元の案内する6〜12℃でいま開けても、少し置いて質感の変化を待ってもよい一本です。
出典・確認日
6件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-05 / 編集: Vinotier編集部