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銘柄とヴィンテージ / ヴィンテージ解説

椀子メルロー2018・2019を比較|長野の畑と年ごとの造り

Château Mercian Mariko Merlot

日本・長野県上田市 · 更新 · 編集:Vinotier編集部

産地
日本・長野県上田市
分類
ヴィンテージ解説
収録
2018年・2019年
このワインを読み解く

椀子メルローは長野県上田市の椀子ヴィンヤードに由来する赤ワイン。2019年のメルロー比率は91%と公表されていますが、2018年は「メルロー主体」とだけ記載されています。数値がない年に比率を補わず、収穫と育成の記録を比べます。

生産者の公式資料に基づく解説です。編集部による実飲レビューではありません。

この記事の目次

公式資料で見る構成の違い

生産者が公表した数値を同じ項目で整理しています。

表は左右にスクロールして比較できます。

2018年と2019年の公式データ
項目2018年2019年
資料で確認できる品種メルローメルロー/カベルネ・フラン/プティ・ヴェルド/カベルネ・ソーヴィニヨン
収穫期間9月下旬~10月上旬メルロー:10月中旬/その他:10月下旬~11月上旬
樽育成期間約12カ月約13カ月
生産本数約17,000本約21,000本
メルロー比率資料未確認91%

出典:椀子メルロー 2018・2019(2026-09-25確認)

椀子ヴィンヤードのワインを、年で比べる

シャトー・メルシャンの公式ラインアップは、両年の椀子メルローを長野県上田市丸子地区の椀子ヴィンヤードに結び付けています。同じ畑と銘柄でありながら、年ごとの天候、収穫、育成は同一ではありません。畑の訪問情報は椀子ワイナリーの案内で確認できます。

2018年は乾燥した暑い夏と、収穫に近づく時期の夜間の低温が記録されています。2019年は春先の低温や長い梅雨を経て、9月の好天につながったと説明されています。これらは生産者による各年の記録であり、現時点のボトルを試飲した評価ではありません。

品種の公表範囲が異なる

2019年はメルロー91%、残りにカベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニヨンを用いたと公表されています。残りの各品種の割合は記されていません。2018年は「メルロー主体」との記載で、比率も他品種の内訳も確認できません。比較表の「資料未確認」は、この公表情報の違いを示しています。

2018年の収穫は9月下旬から10月上旬。2019年はメルローを10月中旬、その他の品種を10月下旬から11月上旬に収穫しています。年をまたいで同じ収穫時期とみなさず、それぞれの記録を読むのがよいでしょう。

育成と本数、その先の好みの判断

公式情報では、2018年は約12カ月の樽育成、約17,000本の生産。2019年は約13カ月、約21,000本です。これらの数字は造りの背景を表し、味わいの優劣を順位付けするものではありません。

生産者ページには両年のワインメーカーによるコメントも載っています。2018年のコメントは2020年7月、2019年のコメントは2021年7月のものです。香りやタンニンの説明を好み探しの参考にする際は、生産者の当時の所感として読み、2026年の販売ボトルの実飲評価と混同しないようにします。まずはメルローの特徴を押さえ、具体的な一本は販売店の年・容量・保管情報を確認して選んでください。

出典・確認日