ロス・ヴァスコスの定番の品種ワイン(樽を使わないカベルネ) ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンは、シャトー・ラフィット・ロートシルトを擁するドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)が1988年に取得した、チリ・コルチャグアのロス・ヴァスコスの赤です。2023年はカベルネ・ソーヴィニヨン100%をステンレスタンクで発酵させ、樽を使わずタンクで3か月熟成させています。品種そのままの果実の表情を見せるための造りと生産者は説明しています。
- カベルネ・ソーヴィニヨン100%
- 樽を使わない
- 赤い果実
- 生き生きした酸
この記事の目次
どんなワインか
ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンは、チリ中部のコルチャグア・ヴァレーで、ヴィーニャ・ロス・ヴァスコスが造る赤です。ワイナリーを持つのは、ボルドーのシャトー・ラフィット・ロートシルトを擁するドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)。ハンバーグや焼いた肉を囲む平日の夜に、気負わず開けられる一本です。
公式によると、この地に初めてぶどうを植えたのは18世紀のバスクの一家で、ワイナリーの名もそこから来ています。ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトは1988年にロス・ヴァスコスを取得し、この地域でぶどう畑を買った最初期のヨーロッパの一族のひとつになりました。最良の土地を探す調査を重ね、畑を植え直し、醸造所も改修しています。いまは敷地3,600ヘクタールのうち640ヘクタールがぶどう畑で、植えられている品種の68%をカベルネ・ソーヴィニヨンが占めます。
造りと味わい
ロス・ヴァスコスは、サンティアゴの南西約200km、海岸山脈のふもとにあります。コルチャグアの中でも涼しい側で、太平洋の冷たい影響を受けると生産者は説明しています。2023年のカベルネは、敷地の歴史ある区画のぶどうから造られ、土は主に粘土質のローム、その下に火山灰が固まった岩盤「トスカ」があります。
醸造はボルドーの伝統的な方法に沿い、ステンレスタンクで25〜27℃に保って発酵させたあと、10〜15日のマセラシオンを行います。その後ステンレスタンクで3か月熟成させ、樽は使いません。公式は、このカベルネをボルドー・スタイルで醸造しつつ樽熟成は行わないワインと紹介し、セラーマスターも、樽を使わない熟成で品種の最も純粋な表情を見せると語っています。
2023年について生産者は、サワーチェリーやラズベリー、ザクロ、カシスといった赤い果実の香りにナツメグのニュアンス、ふくらみと際立つ酸による緊張感と長い余韻を挙げています。雨の穏やかな冬のあと、2〜3月に気温が上がり、2019年に似た暑い年になったと記されています。
合う料理と飲み方
ハンバーグや焼いた肉など、日常の肉料理に合わせやすい赤です。温度は16〜18℃ほどが一般的な目安です。同じグループの頂点はシャトー・ラフィット・ロートシルト、チリの産地は第22講 南米完全編で紹介しています。
ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンの
ヴィンテージ
| 2023 | 雨の穏やかな冬のあと、2〜3月に気温が平年を上回り、2019年に似た暑い年になった(公式) |
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ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンの
ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンのワイン情報
| 名称 | ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンLos Vascos Cabernet Sauvignon |
| 生産者 | ヴィーニャ・ロス・ヴァスコス(ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト〈ラフィット〉) |
| 位置づけ | ロス・ヴァスコスの定番の品種ワイン(樽を使わないカベルネ) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | チリ/コルチャグア・ヴァレー |
| 原産地呼称 | コルチャグア(チリ) |
| 主な品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン |
| 所在地と規模 | コルチャグア地方、サンティアゴの南西約200km、海岸山脈のふもと。敷地3,600ヘクタールのうち640ヘクタールがぶどう畑で、植えられている品種の68%がカベルネ・ソーヴィニヨン(公式) |
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| 畑と土 | 敷地の歴史ある区画のぶどうを使う。土は主に粘土質のローム(壌土)で、その下に火山灰が固まった岩盤「トスカ」がある(公式・2023年) |
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| 醸造 | ボルドーの伝統的な方法に沿い、ステンレスタンクで25〜27℃に保って発酵。10〜15日のマセラシオンのあと、ステンレスタンクで3か月熟成。樽は使わない(公式・2023年) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃(ミディアムからフルボディの赤の一般的な目安) |
| グラス | 赤ワイン用の大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式に飲み頃の記載はない |
| 価格帯の目安 | 〜3,000円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨンのよくある質問
シャトー・ラフィット・ロートシルトと同じ造り手ですか?
同じグループです。ロス・ヴァスコスは、ポイヤック第1級のシャトー・ラフィット・ロートシルトを擁するドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)が1988年に取得したチリのワイナリーです。生産者は、チリの伝統とDBRラフィットのノウハウを合わせて造ると説明しています。ただし畑も造りも別のもので、このカベルネは樽を使わない日常向けの一本です。
樽を使っていないのはなぜですか?
生産者は、樽を使わずに熟成させることで品種本来の純粋な表情を引き出すと説明しています。樽熟成をしたカベルネが欲しい場合は、同じロス・ヴァスコスの「クロマス」シリーズが樽で12か月熟成させる上位のラインです。
出典・確認日
4件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-02 / 編集: Vinotier編集部