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モンテヴェルティーネ レ・ペルゴーレ・トルテ

Montevertine Le Pergole Torte / モンテヴェルティーネ
代表銘柄

レ・ペルゴーレ・トルテは、キアンティ地方ラッダ・イン・キアンティのモンテヴェルティーネが造るサンジョヴェーゼ100%の赤です。公式によると初ヴィンテージは1977年で、この地域で初めてサンジョヴェーゼだけで醸されたワインでした。バリックで12か月、スラヴォニアンオークの大樽で12か月熟成させます。

  • 端正
  • 生き生きとした酸
  • 繊細なタンニン
  • 長期熟成型
この記事の目次

どんなワインか

レ・ペルゴーレ・トルテは、トスカーナ州キアンティ地方のラッダ・イン・キアンティにあるモンテヴェルティーネの看板の赤ワインです。公式サイトによると、モンテヴェルティーネは製鉄業を営んでいたセルジオ・マネッティが1967年に別荘として買った土地で、すぐに2ヘクタールの畑を植え、友人や取引先のために小さな醸造所を設けたのが始まりでした。最初のヴィンテージは1971年です。

レ・ペルゴーレ・トルテが初めて造られたのは1977年。公式は、これをラッダ・イン・キアンティで初めてサンジョヴェーゼだけで醸したワインだと説明しています。当時のキアンティの規定ではサンジョヴェーゼだけで造ることが認められていなかったため、原産地呼称の外で出す道を選んだワインとして知られ、現在のラベル表記はトスカーナIGTです。キアンティ・クラシコの産地にあって、土地のサンジョヴェーゼの純粋さを示した1本と評されます。

畑と造り

公式によると、モンテヴェルティーネは標高425メートルにあり、植えているのはサンジョヴェーゼ、カナイオーロ、コロリーノという土地の伝統品種だけです。現在の畑は約18ヘクタール。ワインの名になった区画「レ・ペルゴーレ・トルテ」は1968年に植えた2ヘクタールの畑で、北〜北東を向いています。レ・ペルゴーレ・トルテには、1968〜1999年に植えた歴史ある畑のぶどうが使われます。2009年ヴィンテージからは全面的に有機栽培です。

造りは「最初の収穫から変わらない」という伝統的なものです。手摘みのぶどうをガラス質のコンクリートタンクで約25日、温度管理をせずに発酵させ、マロラクティック発酵もコンクリートタンクで行います。熟成はバリック12か月のあとスラヴォニアンオークの大樽12か月、瓶でさらに約3か月。ろ過はせず、重力で瓶詰めします。

飲み頃と楽しみ方

公式が示す供出温度は17〜18℃で、白身や赤身の肉のロースト、上等な鶏や鴨、ジビエ、チーズに合わせることを勧めています。長期熟成に耐えるワインとされ、若いヴィンテージは時間をかけて香りを開かせたいところです。同じサンジョヴェーゼのビオンディ・サンティのブルネッロと比べると、トスカーナの土地の違いが見えてきます。トスカーナ全体の中での位置づけは第56講 トスカーナ&中部イタリア完全編で学べます。

※熟成期間・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。

モンテヴェルティーネ レ・ペルゴーレ・トルテの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

モンテヴェルティーネ レ・ペルゴーレ・トルテの

ヴィンテージ

2020公式は「記憶に残る年」とし、9月26日に収穫開始。アルコール発酵はコンクリートタンクで20日、収量は35hl/ha

モンテヴェルティーネ レ・ペルゴーレ・トルテの

ワイン情報

名称モンテヴェルティーネ レ・ペルゴーレ・トルテMontevertine Le Pergole Torte
生産者モンテヴェルティーネ
位置づけ代表銘柄
種類赤
国・地域イタリア/トスカーナ/キアンティ・ラッダ・イン・キアンティ
原産地呼称トスカーナIGT
主な品種サンジョヴェーゼ
初ヴィンテージ1977年。ラッダ・イン・キアンティで初めてのサンジョヴェーゼ100%のワイン(公式)
畑1968〜1999年に植えた歴史ある畑のぶどうを使う。区画「レ・ペルゴーレ・トルテ」は1968年植樹、2ヘクタール、北〜北東向き
醸造コンクリートタンクで約25日のアルコール発酵、マロラクティック発酵もコンクリートタンク
熟成バリック12か月、スラヴォニアンオークの大樽12か月、瓶で約3か月
栽培2009年ヴィンテージから全面的に有機栽培
飲み頃の温度17〜18℃(公式の目安)
グラスブルゴーニュ型など口のすぼまった大ぶりのグラス
飲み頃の目安長期熟成に耐えるとされる。若いヴィンテージは数年以上寝かせてからが一般的な目安(年による)
価格帯の目安3〜10万円

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

キアンティ・クラシコの産地なのに、なぜトスカーナIGTなのですか?
レ・ペルゴーレ・トルテが生まれた1970年代は、キアンティの規定でサンジョヴェーゼだけで造ることが認められていませんでした。モンテヴェルティーネは規定に合わせるよりも、サンジョヴェーゼ100%の道を選び、看板のワインを原産地呼称の外で出してきたと語られます。現在のラベル表記はトスカーナIGTです。
ラベルの絵は毎年変わるのですか?
はい。公式サイトには、画家アルベルト・マンフレディによるアートラベルが、1982年以降のヴィンテージについて年ごとに掲載されています。ラベルの絵柄はヴィンテージごとに異なり、毎年の楽しみのひとつになっています。

出典・確認日

生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。

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最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部