代表銘柄 クインタレッリのアマローネは、ヴェネト州ヴァルポリチェッラ・クラシコのネグラールで造られる、陰干ししたぶどうからの濃密な赤です。コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラを冬まで乾かしてから醸し、スラヴォニアンオークで約7年熟成させると紹介されています。良い年にしか造らないことでも知られます。
この記事の目次
どんなワインか
クインタレッリのアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコは、ヴェネト州ヴェローナの北、ヴァルポリチェッラ・クラシコ地区のネグラールで造られる赤ワインです。アマローネは、収穫したぶどうを陰干しして凝縮させてから醸す辛口の赤で、クインタレッリはその伝統的な造り手の代表として語られる家です。
GuildSommの生産者紹介によると、ジュゼッペ・クインタレッリは1927年生まれ。父シルヴィオからワイン造りを学び、1950年代に家業に戻ると、昔ながらの手法を貫いて世界的な評価を得ました。2012年に亡くなったあとは、娘のフィオレンツァ、その夫のジャンパオロ、孫のフランチェスコとロレンツォが蔵を率いています。蔵の始まりは、GuildSommが1906年とする一方、イタリアのワイン販売店Callmewineは「20世紀初め」とするだけで、資料によって書き方が異なります。
なお、今回の調査ではクインタレッリの公式サイトを確認できませんでした。このページの畑や造りの情報は、GuildSommなどの生産者紹介で確認できた範囲にとどめています。
畑と造り
同じ紹介によると、蔵の畑は10ヘクタールほどで、年産は平均約4,000ケース。いちばん古い樹はモンテ・カ・パレッタの畑にあります。アマローネに使う品種はコルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラです。
ぶどうは乾燥させてから1月末に圧搾されます。ジュゼッペは屋根裏の梁に網を吊るし、風を通してぶどうを乾かしたと伝えられます。熟成はスラヴォニアンオークの樽で7年。彫刻が施された古い大樽を今も使っていることでも知られます。アマローネの初ヴィンテージは1961年です。
もっとも大切にされているのが、良い年にしか造らないという姿勢です。品質が足りないと判断した年はアマローネを出さず、そのぶどうはロッソ・デル・ベピなど別のワインに回されます。
飲み頃と楽しみ方
長い樽熟成を経て出荷されるため、リリースの時点ですでに複雑な熟成香を備えているとされます。それでも長期熟成に耐えるワインで、開けてから時間をかけて香りの変化を追うのがおすすめです。16〜18℃前後で、大ぶりのグラスを使いましょう。北イタリアの産地とアマローネの造りは第48講 北イタリア完全編で学べます。
※このページの畑・造りの情報は生産者紹介記事によります。価格はヴィンテージや時期により変わります。
ジュゼッペ・クインタレッリ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ジュゼッペ・クインタレッリ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの
ワイン情報
| 名称 | ジュゼッペ・クインタレッリ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコGiuseppe Quintarelli Amarone della Valpolicella Classico |
| 生産者 | ジュゼッペ・クインタレッリ |
| 位置づけ | 代表銘柄 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/ヴェネト/ヴァルポリチェッラ・クラシコ(ネグラール) |
| 原産地呼称 | アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコDOCG |
| 主な品種 | コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ |
| 所在地 | ヴェネト州ヴェローナ県ネグラール、ヴィア・チェレ1 |
|---|
| 陰干し | ぶどうを乾燥させ、1月末に圧搾する(同上) |
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| 熟成 | スラヴォニアンオークの樽で7年(同上) |
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| 初ヴィンテージ | 1961年(同上) |
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| 生産 | 良い年だけに造られる。蔵全体の畑は10ヘクタール、年産は平均約4,000ケース(同上) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後 |
| グラス | 大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。開けてから時間をかけて楽しみたい(年による) |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
アマローネとはどんなワインですか?
ヴェネト州ヴァルポリチェッラで、収穫したぶどうをしばらく陰干しして糖分や風味を凝縮させてから醸す赤ワインです。甘口のレチョートと違い、糖分をほぼ発酵しきった辛口に仕上げます。クインタレッリでは、ぶどうを冬まで乾かして1月末に圧搾すると紹介されています。
クインタレッリのアマローネは毎年造られますか?
いいえ。GuildSommの生産者紹介によると、アマローネは良い年だけに造られ、リゼルヴァはさらに条件が優れた年に限られます。アマローネを造らない年のぶどうは、ロッソ・デル・ベピなど別のワインに回されると紹介されています。
出典・確認日
生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部