単一畑 バローロ ファッレットは、ネイヴェに本拠を置く名門ブルーノ・ジャコーザが、セッラルンガ・ダルバの自社畑ファッレットのネッビオーロから造るバローロです。長くぶどうを買って造ってきたジャコーザが、初めて手に入れた畑とされます。米国輸入元の資料では、フランス産の大樽で32か月熟成させています。
この記事の目次
どんなワインか
バローロ ファッレットは、ピエモンテ州ランゲのバローロで、ブルーノ・ジャコーザがセッラルンガ・ダルバの自社畑から造る単一畑のバローロです。ジャコーザはバルバレスコ側のネイヴェに本拠を置き、Wine Spectatorによると、長いあいだ自社の畑を持たず、買ったぶどうだけでバルバレスコやバローロの名品を生んできました。その流れを変えたのが、ファッレットの畑の取得です。
取得の年は資料によって異なり、米国の輸入元Folio Fine Wine Partnersは1980年、Wine Spectatorは1982年としています。米国輸入元は、ブルーノ・ジャコーザがこの土地を「エレガントで長命なバローロを生む最良の地」と考えていたと紹介しています。
なお、ブルーノ・ジャコーザの公式サイトは所在地と連絡先だけの簡素なもので、畑や造りの資料は公開されていません。このページの情報は、米国の輸入元の資料と専門誌で確認できた範囲にとどめています。
畑と造り
輸入元の資料によると、ファッレットの畑はセッラルンガ・ダルバにあり、南西を向いた急斜面が円形劇場のように連なります。土壌は石灰質の粘土です。面積は同じ輸入元でも13ヘクタールとする資料と10.5ヘクタールとする資料があり、数え方が一定していません。畑の中で最も古い樹が植わる区画ヴィーニャ・レ・ロッケは、別に醸造・瓶詰めされます。
品種はネッビオーロ。2022年の資料では、ステンレスタンクで約27日の発酵と醸しを行い、マロラクティック発酵を終えてから、フランス産オークの大樽で32か月、さらに瓶で6か月寝かせています。Wine Spectatorは、ジャコーザが発酵をコンクリートからステンレスへ、熟成をスラヴォニア産からフランス産のオークへ移したと伝え、伝統派とも革新派とも言い切れない造り手と評しています。
飲み頃と楽しみ方
セッラルンガらしい堅固なタンニンを持つ長期熟成型のバローロとされ、若いヴィンテージは数年以上寝かせてから開けるのが一般的です。輸入元は2017年ヴィンテージの飲み頃を2021〜2045年としています。セッラルンガの伝統派の頂点とされるモンフォルティーノと並べると、同じ村の畑の表情の違いを感じられます。
※熟成の期間や生産量はヴィンテージにより変わります。価格も変動します。
ブルーノ・ジャコーザ バローロ ファッレットの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ブルーノ・ジャコーザ バローロ ファッレットの
ヴィンテージ
| 2022 | 米国輸入元の資料によると、収穫は2022年10月6日、瓶詰めは2025年7月、生産は7,160本 |
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| 2017 | 米国輸入元の資料によると、収穫は9月25日と早く、大樽での熟成は30か月。飲み頃の目安を2021〜2045年としている |
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ブルーノ・ジャコーザ バローロ ファッレットの
ワイン情報
| 名称 | ブルーノ・ジャコーザ バローロ ファッレットBruno Giacosa Barolo Falletto |
| 生産者 | ブルーノ・ジャコーザ |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/ピエモンテ/ランゲ・バローロ(セッラルンガ・ダルバ) |
| 原産地呼称 | バローロDOCG |
| 主な品種 | ネッビオーロ |
| 畑 | セッラルンガ・ダルバのファッレット。南西向きの急斜面が円形劇場のように連なり、土壌は石灰質の粘土。面積は13ha(米国輸入元の資料。同じ輸入元の別の資料は10.5haと記す) |
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| 取得 | 米国輸入元は1980年、Wine Spectatorは1982年としており、資料で異なる |
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| 収量 | 1ヘクタールあたり45hl(米国輸入元の2017〜2022年の資料) |
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| 造り | ステンレスタンクで約25〜27日の発酵・醸し。マロラクティック発酵は完了させる(米国輸入元の資料) |
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| 熟成 | フランス産オークの大樽で32か月、瓶で6か月(2019〜2022年。2017年は大樽30か月)(米国輸入元の資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後 |
| グラス | ブルゴーニュ型など口のすぼまった大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。若いヴィンテージは数年以上寝かせてからが一般的な目安(年による) |
| 価格帯の目安 | 3〜10万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
「ファッレット」と「ファッレット ヴィーニャ・レ・ロッケ」はどう違いますか?
米国輸入元の資料によると、ヴィーニャ・レ・ロッケはファッレットの畑の中で最も古い樹が植わる区画で、ほかの部分とは別に醸造・瓶詰めされます。区画名の付かないこのバローロ ファッレットとは別のワインとして出されています。
ブルーノ・ジャコーザは今もワインを造っていますか?
ブルーノ・ジャコーザ本人は2018年1月22日に88歳で亡くなりました(Wine Spectator)。1982年に家業に加わった娘のブルーナが受け継ぎ、伝統的な手法と現代の技術を両立させる父の考え方を守っていると米国輸入元は紹介しています。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-20 / 編集: Vinotier編集部