単一畑 ソリ・サン・ロレンツォは、バルバレスコの名門ガヤの単一畑の赤です。1967年が初ヴィンテージで、ガヤが最初に畑の名で出したワインとされます。1996年から一時ランゲDOCを名乗りましたが、2013年ヴィンテージからネッビオーロ100%のバルバレスコに戻りました。
この記事の目次
どんなワインか
ソリ・サン・ロレンツォは、ピエモンテ州ランゲのバルバレスコ村に本拠を置くガヤの単一畑の赤ワインです。Wikipediaによると、ガヤは1967年のソリ・サン・ロレンツォから単一畑のワインを造り始め、1970年にソリ・ティルディン、1978年にコスタ・ルッシが続きました。米国の輸入元Wilson Danielsの資料も、初ヴィンテージを1967年としています。
名前の「ソリ」は土地の言葉で南向きの斜面のこと、「サン・ロレンツォ」はアルバの大聖堂を守る聖人の名です。畑は1964年まで教会の所有地で、その年にガヤ家が買い取ったと輸入元は説明しています。
なお、ガヤの公式サイトは所在地と連絡先だけの簡素なもので、畑や造りの資料は公開されていません。このページの情報は、米国の輸入元の資料と専門誌で確認できた範囲にとどめています。
畑と造り
畑はバルバレスコの古い町並みのすぐ近くにあり、南から南西を向いて、タナロ川を見下ろします。輸入元によると、川が気温と湿度をやわらげます。品種はネッビオーロで、2023年の資料では発酵・醸しと樽での熟成が24か月と記されています。Wikipediaは、ランゲの時代はバリック12か月と大樽12か月の熟成だったと紹介しています。
ラベルの表示には変遷があります。Wine Spectatorによると、1996年ヴィンテージから、ガヤはソリ・サン・ロレンツォなど三つの単一畑ワインをランゲの呼称に移し、バルベーラを最大15%まで加えられるようにしました。同誌は、通常のバルバレスコが単一畑より格下に見られるのを避けたいという考えもあったと伝えています。2012年は三つとも瓶詰めせず、2013年ヴィンテージからネッビオーロ100%のバルバレスコDOP(DOCGに相当)に戻りました。同じ畑から生まれたワインでも、年によってラベルの呼称が違うことになります。
飲み頃と楽しみ方
堅固なタンニンと酸を持つ長期熟成型のワインとされ、若いヴィンテージは長く寝かせてから開けるのが一般的です。通常のバルバレスコと飲み比べると、ガヤが単一畑と村全体の姿をどう描き分けているかがよく分かります。北イタリア全体の中での位置づけは第48講 北イタリア完全編で学べます。
※熟成の期間や表示は時期により変わることがあります。価格も変動します。
ガヤ ソリ・サン・ロレンツォの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ガヤ ソリ・サン・ロレンツォの
ヴィンテージ
| 2023 | 米国輸入元の資料によると、5〜6月の多雨と低温のあと7〜8月は暑く乾き、7月7日の雹の被害はわずかだった。リンゴ酸が高めで、みずみずしさのある年と説明されている |
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ガヤ ソリ・サン・ロレンツォの
ワイン情報
| 名称 | ガヤ ソリ・サン・ロレンツォGaja Sorì San Lorenzo |
| 生産者 | ガヤ |
| 位置づけ | 単一畑 |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/ピエモンテ/ランゲ・バルバレスコ |
| 原産地呼称 | バルバレスコDOCG(2013年ヴィンテージから。1996〜2011年はランゲDOC) |
| 主な品種 | ネッビオーロ |
| 畑 | バルバレスコ村の中心近く。南〜南西向きで、タナロ川を見下ろす(米国輸入元の資料) |
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| 取得 | 1964年まで教会の所有地で、同年ガヤ家が購入(米国輸入元の資料) |
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| 初ヴィンテージ | 1967年(米国輸入元の資料) |
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| 表示の変遷 | 1996〜2011年はランゲDOC(バルベーラを最大15%まで加えられた)。2012年は瓶詰めせず、2013年からバルバレスコDOP(DOCG)でネッビオーロ100%(Wine Spectator) |
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| 造り | 発酵・醸し・樽での熟成24か月(2023年の資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後 |
| グラス | ブルゴーニュ型など口のすぼまった大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。若いヴィンテージは長く寝かせてからが一般的な目安(年による) |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ラベルに「ランゲ」と書かれたソリ・サン・ロレンツォがあるのはなぜですか?
Wine Spectatorによると、1996年ヴィンテージから2011年まで、ガヤはこのワインにバルベーラを最大15%まで加えられるようランゲの呼称で出していました。バルバレスコはネッビオーロだけで造る決まりだからです。2012年は瓶詰めせず、2013年ヴィンテージからネッビオーロ100%のバルバレスコに戻りました。
「ソリ・サン・ロレンツォ」という名前の意味は?
米国輸入元の資料によると、「ソリ」は土地の言葉で南向きの斜面のこと、「サン・ロレンツォ」はアルバの大聖堂の守護聖人です。畑は1964年まで教会の所有地で、その年にガヤ家が買い取りました。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
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最終更新: 2026-10-20 / 編集: Vinotier編集部