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ル・クラランス・ド・オー・ブリオン

Le Clarence de Haut-Brion / シャトー・オー・ブリオン

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ル・クラランス・ド・オー・ブリオンのボトル(楽天市場の販売店の写真)
セカンドワイン

ル・クラランス・ド・オー・ブリオンは、第1級シャトー・オー・ブリオンの赤のセカンドワインです。20世紀初めから「シャトー・バアン・オー・ブリオン」の名で造られ、2007年ヴィンテージから現在の名になりました。シャトーはグラン・ヴァンに似たスタイルとエレガンスを持ち、より早く飲み頃に入るワインと説明しています。

  • エレガント
  • みずみずしい果実味
  • しなやかなタンニン
  • 早くから楽しめる
この記事の目次

どんなワインか

ル・クラランス・ド・オー・ブリオンは、ボルドー市街に隣接するペサックの第1級、シャトー・オー・ブリオンの赤のセカンドワインです。20世紀初めから**「シャトー・バアン・オー・ブリオン」の名で造られてきたワインで、2007年ヴィンテージから現在の名になりました。新しい名は、1935年にこのシャトーを買い取ったニューヨークの銀行家クラレンス・ディロン**へのオマージュです。ディロン家の所有は現在まで続いています。

シャトーはル・クラランスを、グラン・ヴァンであるシャトー・オー・ブリオン(赤)に似たスタイルとエレガンスを持ちながら、セカンドワインとしてより早く飲み頃に入るワインと紹介しています。公式のテイスティングノートでは、2022年について、新鮮さと熟度を併せ持つ赤い果実の香り、張りのある正確な口当たり、果汁感のあるタンニンといった表現が使われています。

畑と造り

オー・ブリオンの畑は公式サイトで約51ヘクタール、うち赤が約48ヘクタールです。石英質の小石が積もった砂利の層が、粘土や砂、石灰岩の層の上に重なる土壌で、赤の品種はメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドです。ル・クラランスがどの区画のぶどうから造られるかについて、公式サイトでは具体的な説明を確認できませんでした。

品種構成は年によって変わりますが、近年はメルローが中心です。公式の技術シートでは、2022年がメルロー62.1%・カベルネ・ソーヴィニヨン21.9%・カベルネ・フラン14.5%・プティ・ヴェルド1.5%、2021年がメルロー70.4%・カベルネ・ソーヴィニヨン18.2%・カベルネ・フラン11.4%、**2020年がメルロー60.1%・カベルネ・ソーヴィニヨン31.7%・カベルネ・フラン6.7%・プティ・ヴェルド1.5%でした。新樽比率は2020年30.7%、2021年28%、2022年20%**と記録されています。樽熟成の期間は、公式資料では確認できませんでした。

グラン・ヴァンとの違い

同じ2022年で比べてみます。赤のグラン・ヴァンはメルロー53.6%・カベルネ・ソーヴィニヨン35.4%・カベルネ・フラン11%で、新樽比率は62.9%。ル・クラランスはメルローの比率がより高く、新樽比率は**20%**と大きく抑えられています。赤の収穫はどちらも8月29日から9月15日で、同じ年の同じシャトーの中で、選抜とブレンド、樽の使い方によって二つのワインが分かれていることがわかります。2021年も、グラン・ヴァンの新樽73%に対してル・クラランスは28%でした。

メルローが多く、新樽の比率が低いという組み合わせは、シャトーが説明する「より早く飲み頃に入る」性格とも重なります。グラン・ヴァンを開けるにはまだ早いヴィンテージでも、ル・クラランスなら同じ年の個性を先に確かめられる、という楽しみ方もできるでしょう。グラン・ヴァンの年ごとの記録は、オー・ブリオン1989の解説でも紹介しています。

飲み頃と楽しみ方

温度は16〜18℃前後、ボルドー型の大ぶりなグラスが目安です。若いヴィンテージなら、開けてから少し時間をおくと香りが広がりやすいでしょう。メルローの比率が高い年が多いので、仔羊や鴨、きのこを使った料理などとも合わせやすい赤です。古いヴィンテージは旧名の「シャトー・バアン・オー・ブリオン」で流通しているため、探すときは両方の名前を覚えておくと便利です。価格はヴィンテージや為替で大きく変わりますが、3万円前後からが目安です。品種の特徴は品種 メルロー、ボルドー全体は第5講 ボルドー完全編で学べます。

ル・クラランス・ド・オー・ブリオンの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
タンニン
柔らかしっかり
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

ル・クラランス・ド・オー・ブリオンの

ワイン情報

名称ル・クラランス・ド・オー・ブリオンLe Clarence de Haut-Brion
生産者シャトー・オー・ブリオン
位置づけセカンドワイン
種類赤
国・地域フランス/ボルドー/グラーヴ
原産地呼称AOCペサック=レオニャン
主な品種メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
名前2007年ヴィンテージから現在の名。1935年にシャトーを買い取ったクラレンス・ディロンへのオマージュ
旧名シャトー・バアン・オー・ブリオン(20世紀初めから)
品種構成(近年の例)2022年はメルロー62.1%・カベルネ・ソーヴィニヨン21.9%・カベルネ・フラン14.5%・プティ・ヴェルド1.5%。年によって変わる
新樽比率(近年の例)2020年30.7%、2021年28%、2022年20%
収穫(2022年)赤は8月29日〜9月15日(グラン・ヴァンと同じ期間)
スタイルグラン・ヴァンに似たスタイルとエレガンスで、より早く飲み頃に入る(シャトーの説明)
飲み頃の温度16〜18℃前後
グラスボルドー型の大ぶりなグラス
飲み頃の目安グラン・ヴァンより早く飲み頃に入るとされる(ヴィンテージによる)
価格帯の目安約3万円〜(ヴィンテージで大きく変動)

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

ル・クラランス・ド・オー・ブリオンはどんなワイン?
ボルドー・ペサックの第1級シャトー・オー・ブリオンの赤のセカンドワインです。シャトーは、グラン・ヴァンに似たスタイルとエレガンスを持ちながら、より早く飲み頃に入るワインと説明しています。近年はメルローが6〜7割を占めるブレンドです。
シャトー・バアン・オー・ブリオンと同じワインですか?
はい、同じセカンドワインの旧名です。20世紀初めから「シャトー・バアン・オー・ブリオン」の名で造られ、2007年ヴィンテージから、1935年にシャトーを買い取った米国の銀行家クラレンス・ディロンへのオマージュとして現在の名になりました。古いヴィンテージはバアンの名で流通しています。
白のラ・クラルテ・ド・オー・ブリオンとはどう違いますか?
ル・クラランスは赤、ラ・クラルテは白です。シャトーの説明では、ラ・クラルテはシャトー・オー・ブリオンとシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンの両方にかかわる白ワインです。色も成り立ちも別のワインなので、購入時は名前をよく確かめてください。

出典・確認日

生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。

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最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部