Château Haut-Brion Blanc
グラン・ヴァン(白) シャトー・オー・ブリオン・ブランは、1855年格付け第1級のシャトー・オー・ブリオンが造る辛口の白です。畑全体51ヘクタールのうち白品種はわずか約3ヘクタールで、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランを年ごとの比率で組み合わせます。公式は「唯一無二、卓越、豊かさ」という言葉でこの白を紹介しています。
この記事の目次
どんなワインか
シャトー・オー・ブリオン・ブランは、ボルドー市街に隣接するペサックのシャトー・オー・ブリオンが造る辛口の白です。赤のシャトー・オー・ブリオンは1855年格付けの第1級として知られますが、同じ畑からごく少量だけ生まれるこの白も、ボルドーを代表する白ワインの一つに数えられます。
公式サイトは、この白について最初に思い浮かぶ言葉として「唯一無二、卓越、豊かさ」を挙げ、類いまれな白ワインの世界の象徴であり、ボルドーも偉大な白を生み出せることを示す存在だと紹介しています。年ごとの説明では、2022年を白桃のようにみずみずしい年、2023年を桃や柑橘、ライム、ライラック、ジャスミンを思わせる年と記しています。
畑と造り
公式サイトによると、シャトーの畑は51ヘクタール。そのうち48ヘクタールが赤品種で、白品種のセミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリは約3ヘクタールにすぎません。土壌は石英質の小石が積もった砂利で、その下に粘土、砂、石灰岩、貝殻を含む砂が重なります。
配合は年によって大きく変わります。公式の記録では、2023年がソーヴィニヨン・ブラン58.1%・セミヨン41.9%、2022年がセミヨン51.4%・ソーヴィニヨン48.6%、2021年がセミヨン57%・ソーヴィニヨン43%でした。新樽の比率も年ごとに違い、2021年は44%、2022年は40.4%、2023年は50.3%です。白の収穫は、暑かった2022年が8月17日から23日と、とても早い時期に行われました。
格付けとの関係と楽しみ方
オー・ブリオンは、1855年格付けとグラーヴ格付けの両方に名を連ねるシャトーです。ただし白の扱いについては資料で見解が分かれます。多くの資料は1959年に確定したグラーヴ格付けで赤のみが対象とする一方、白も1960年に加えられたとみられるが議論がある、とする資料もあります。公式サイトは白の格付けについて触れていません。
白のセカンドワインにはラ・クラルテ・ド・オー・ブリオンがあり、公式によれば、オー・ブリオンとラ・ミッション・オー・ブリオンの2つのシャトーのぶどうから生まれます。グラン・ヴァンの白は、若いうちのみずみずしさも、熟成による変化も楽しめるとされます。冷やしすぎると香りが閉じるので、10〜12℃前後で開け、グラスの中での変化を追うのがおすすめです。
※配合・新樽比率・価格はヴィンテージや時期により変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
シャトー・オー・ブリオン・ブラン(白)の
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
シャトー・オー・ブリオン・ブラン(白)の
ヴィンテージ
| 2023 | ソーヴィニヨン58.1%・セミヨン41.9%。白の収穫は8月21日〜9月4日。アルコール13.5%、新樽50.3% |
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| 2022 | セミヨン51.4%・ソーヴィニヨン48.6%。白の収穫は8月17日〜23日。アルコール14.5%、新樽40.4% |
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| 2021 | セミヨン57%・ソーヴィニヨン43%。収穫は9月3日〜13日。アルコール13.7%、新樽44% |
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シャトー・オー・ブリオン・ブラン(白)の
ワイン情報
| 名称 | シャトー・オー・ブリオン・ブラン(白)Château Haut-Brion Blanc |
| 生産者 | シャトー・オー・ブリオン |
| 位置づけ | グラン・ヴァン(白) |
| 種類 | 白 |
| 国・地域 | フランス/ボルドー/グラーヴ |
| 原産地呼称 | AOCペサック=レオニャン |
| 主な品種 | セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン |
| 畑 | シャトー全体51haのうち、白品種(セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ)は約3ha |
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| 土壌 | 石英質の小石の砂利。厚さは20cmから3m超。下層は粘土・砂・石灰岩・貝殻砂(シャトー全体の説明) |
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| 近年の配合 | 2023年はソーヴィニヨン58.1%・セミヨン41.9%、2022年はセミヨン51.4%・ソーヴィニヨン48.6%、2021年はセミヨン57%・ソーヴィニヨン43%(年によって変わる) |
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| 新樽比率 | 2021年44%、2022年40.4%、2023年50.3% |
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| 関連ワイン | 白のセカンドはラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン。オー・ブリオンとラ・ミッション・オー・ブリオンの2つのシャトーのぶどうから造る |
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| 所有 | 1935年からディロン家(公式の歴史のページ) |
| 飲み頃の温度 | 10〜12℃前後(一般的な目安。冷やしすぎない) |
| グラス | 白ワイン用のやや大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 若いうちから楽しめる一方、長期熟成にも向く白とされる。公式は飲み頃の年数を示していない |
| 価格帯の目安 | 10万円〜 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
オー・ブリオン・ブランはなぜ希少なのですか?
白品種の畑がごく小さいためです。公式サイトによれば、シャトーの畑51ヘクタールのうち48ヘクタールが赤品種で、白品種のセミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリはおよそ3ヘクタールしかありません。造れる量が赤よりはるかに少なく、市場に出る本数も限られます。
グラーヴ格付けの白に入っていますか?
多くの資料は、1959年に確定したグラーヴ格付けでシャトー・オー・ブリオンは赤のみが格付けされたとしています。一方で、白も1960年に加えられたとみられるが議論がある、とする資料(Berry Bros. & Rudd)もあり、見解が一致していません。公式サイトは「1855年格付けの第1級であり、グラーヴの格付けシャトーでもある唯一のワイン」と書くだけで、白の扱いには触れていません。
出典・確認日
生産者の公式資料などで確認した内容をもとにした解説です。編集部による試飲レビューではありません。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部