代表銘柄(カステッロ・ニポッツァーノを代表するリゼルヴァ) ニポッツァーノ・リゼルヴァは、フィレンツェの北東数キロにあるフレスコバルディ家の城カステッロ・ニポッツァーノを代表する赤です。サンジョヴェーゼを主体に補完品種を合わせ、ステンレスタンクで自然発酵させたのち、年末にバリックへ移して数か月熟成させます。2023年の公式資料ではアルコール度数13%です。
- サンジョヴェーゼ主体
- キャンティ・ルフィナ
- バリック熟成
- ミディアムからフルボディ
この記事の目次
どんなワインか
ニポッツァーノ・リゼルヴァは、トスカーナの名門フレスコバルディが、フィレンツェの北東数キロにある城カステッロ・ニポッツァーノで造る赤です。生産者はこのワインを、城を代表し、トスカーナのぶどう栽培とワイン造りの伝統、土地との結びつきを映す一本と位置づけています。日曜の夜、トマトソースの煮込みや炭火で焼いた肉を囲む食卓に、ボトルで開けたい赤です。
フレスコバルディ家は1300年代の初めからトスカーナでワインを造り、いまは30代目が蔵を率いています。ニポッツァーノの城は西暦1000年にさかのぼるフィレンツェの要塞で、アペニン山脈を背にアルノ川の谷に面しています。名前は言い伝えで「井戸のない」という意味とされ、水に乏しい土地だったことを示します。ルネサンス期にはドナテッロやミケロッツォがこの城のワインを買っていた記録が残ると、生産者は紹介しています。
造りと味わい
品種はサンジョヴェーゼを主体に、補完品種を合わせます。比率は公表されていません。収穫したぶどうはすぐに醸造所へ運び、除梗してから温度管理したステンレスタンクで自然発酵させます。発酵後もタンクでマセラシオンを続け、マロラクティック発酵もステンレスで行います。その年の末にバリックへ移して数か月熟成させ、瓶でさらに休ませてから出荷します。アルコール度数は2023年が13%、2021年と2022年が13.5%です。
公式は2023年について、上品な花の香りと繊細な果実に、時間とともにナツメグやクローブを思わせるスパイスが現れ、口当たりは果実の密度とミネラルの爽やかさがあり、タンニンは濃密でもざらつかないと説明しています。
合う料理と飲み方
サンジョヴェーゼのはっきりした酸は、トマトを使った料理と合わせやすいとされます。トマトパスタ、ラグーのパスタ、ステーキやグリルした肉が一般的な組み合わせです。温度は16〜18℃ほど、やや大ぶりのグラスに注ぐと香りが開きやすくなります。トスカーナの産地は第56講 トスカーナ&中部イタリア完全編、品種はサンジョヴェーゼのページでまとめています。
フレスコバルディ ニポッツァーノ キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
フレスコバルディ ニポッツァーノ キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァの
ヴィンテージ
| 2023 | 公式資料によると、冬は温暖で年初と5月〜6月中旬は雨が多く、7月は高温が長く続いたが、蓄えた水分と7月末からの気温の低下で成熟を終えた。日差しを感じさせながらバランスのとれた年とされる。 |
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| 2022 | 公式資料によると、前年秋の雨で土に水分を蓄え、乾いた暑い夏をルフィナの涼しい風と8月末・9月末の雨が和らげた。昼夜の寒暖差が大きく、豊かで充実した年とされる。 |
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フレスコバルディ ニポッツァーノ キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァの
フレスコバルディ ニポッツァーノ キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァのワイン情報
| 名称 | フレスコバルディ ニポッツァーノ キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァFrescobaldi Nipozzano Chianti Rufina Riserva |
| 生産者 | フレスコバルディ(カステッロ・ニポッツァーノ) |
| 位置づけ | 代表銘柄(カステッロ・ニポッツァーノを代表するリゼルヴァ) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/トスカーナ/キャンティ・ルフィナ |
| 原産地呼称 | キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァDOCG |
| 主な品種 | サンジョヴェーゼ、補完品種 |
| 畑 | カステッロ・ニポッツァーノ(キャンティ・ルフィナ)。西暦1000年にさかのぼるフィレンツェの要塞で、アペニン山脈を背にアルノ川の谷に面する(公式) |
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| 醸造と熟成 | 除梗後、温度管理したステンレスタンクで自然発酵とマセラシオン。マロラクティック発酵もステンレスで行い、その年の末にバリックへ移して数か月熟成。瓶でさらに寝かせてから出荷(公式) |
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| アルコール度数 | 13%(2023年)、13.5%(2021年・2022年)(公式資料) |
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| 容量 | 375ml、750ml、1.5L、3L(2021年の公式資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃(赤ワインの一般的な目安) |
| グラス | 赤ワイン用の中ぶりからやや大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | リリース後すぐから楽しめ、数年寝かせる楽しみもある(一般的な目安) |
| 価格帯の目安 | 3,000〜1万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
フレスコバルディ ニポッツァーノ キャンティ・ルフィナ・リゼルヴァのよくある質問
キャンティ・クラシコとは違うのですか?
違う産地です。キャンティ・ルフィナは、キャンティの名を持つ産地のうちフィレンツェの北東にある地区で、このワインはキャンティ・ルフィナ・リゼルヴァDOCGを名乗ります。フィレンツェとシエナの間に広がるキャンティ・クラシコとは別の呼称です。
「ニポッツァーノ」という名前の意味は?
生産者によると、言い伝えでは「senza pozzo(井戸のない)」という意味とされ、水に乏しい土地であることを表しています。生産者は、その乾いた条件がぶどうの栽培に向いていたと説明しています。
出典・確認日
7件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-01 / 編集: Vinotier編集部