代表銘柄(伝統のアマローネ) ベルターニのアマローネ・クラシコは、1857年創業のヴェローナの老舗ベルターニが、ヴァルポリチェッラ・クラシコのテヌータ・ノヴァーレのぶどうで造る伝統的なアマローネです。陰干ししたぶどうを使い、スラヴォニアンオークの大樽で約7年という長い熟成を経て出荷されます。公式は「いつも辛口」と説明しています。
この記事の目次
どんなワインか
ベルターニは、1857年にジョヴァン・バッティスタとガエターノのベルターニ兄弟が、ヴェローナ北東のヴァルパンテーナで興したワイナリーです。現在の公式サイトには、アンジェリーニ・ワインズ&エステーツの名が併記されています。
このアマローネは、公式が「伝統」と分類するシリーズの代表格です。陰干ししたぶどうから造る辛口の赤で、ぶどうはヴァルポリチェッラ・クラシコの中心、ネグラール村アルビッツァーノにあるテヌータ・ノヴァーレから来ます。品種はコルヴィーナ・ヴェロネーゼ80%とロンディネッラ20%。公式の会社案内は1959年を最初の公式ヴィンテージとしていますが、銘柄ページの年代リストは1958年から始まっており、資料によって数え方が異なります。
畑と造り
2015年の技術資料によると、テヌータ・ノヴァーレの土は石灰岩と玄武岩(火山性の岩)で、ダブル・ギュイヨ仕立て、1ヘクタール当たり5,000本、平均樹齢は20年です。
収穫した健全なぶどうは、温度や湿度を人工的に管理しない伝統的な乾燥室で、すのこの上に並べて自然に乾かします。2015年は78日ほど休ませ、11月下旬に破砕しました。発酵はコンクリートタンクで行い、その後50〜100ヘクトリットルのスラヴォニアンオークの大樽で熟成させます。公式は樽で7年、瓶で最低8か月としています。2015年の記録では2016年4月から樽に入り、瓶詰めは2023年7月24日。樽熟成は2,610日で、記録の別の箇所では「8年」とも書かれており、表記に幅があります。
飲み頃と楽しみ方
公式は「クラシックは時の流れに耐える」とし、1958年ヴィンテージを今も生き生きしていると紹介しています。技術資料は、赤身の肉やジビエ、熟成したチーズのほか、食後にゆっくり味わうワインとしても勧めています。同じクラシコ地区のクインタレッリのアマローネと比べると、造り手による違いが見えてきます。北イタリアの中での位置づけは第48講 北イタリア完全編で学べます。
※熟成の期間や品種構成はヴィンテージによって異なることがあります。最新の情報は生産者の公式サイトでご確認ください。
ベルターニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ベルターニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの
ヴィンテージ
| 2015 | 公式の記録では、萌芽4月8日、開花5月26日、収穫9月7日。陰干し78日、発酵45日、樽熟成2,610日、瓶での休ませ265日で、収穫から出荷の準備が整うまで合計3,017日。2024年4月14日に試飲の準備が整ったとしている。 |
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ベルターニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの
ワイン情報
| 名称 | ベルターニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコBertani Amarone della Valpolicella Classico |
| 生産者 | ベルターニ |
| 位置づけ | 代表銘柄(伝統のアマローネ) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/ヴェネト/ヴァルポリチェッラ・クラシコ(アルビッツァーノ・ディ・ネグラール) |
| 原産地呼称 | アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコDOCG |
| 主な品種 | コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、ロンディネッラ |
| 品種構成 | コルヴィーナ・ヴェロネーゼ80%・ロンディネッラ20%(公式) |
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| 畑 | ネグラール村アルビッツァーノのテヌータ・ノヴァーレ。土壌は石灰岩と火山性の玄武岩。ダブル・ギュイヨ仕立て、1ha当たり5,000本、平均樹齢20年(2015年の技術資料) |
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| 陰干し | 温度や湿度を人工的に管理しない伝統的な乾燥室(フルッタイオ)で、すのこの上で78日ほど休ませ、11月下旬に破砕する(2015年の技術資料) |
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| 熟成 | 50〜100hlのスラヴォニアンオークの大樽で7年、瓶で最低8か月(公式)。2015年は2016年4月から樽熟成、2023年7月24日に瓶詰め |
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| 歴史 | 1857年、ジョヴァン・バッティスタとガエターノのベルターニ兄弟がヴァルパンテーナで創業。公式は1959年を「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの最初の公式ヴィンテージ」としている |
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| 2015年の分析値 | アルコール15.75%、総酸6g/l、pH3.4(技術資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的な目安) |
| グラス | ボルドー型など大ぶりのグラス |
| 飲み頃の目安 | 長期熟成型とされる。公式は1958年ヴィンテージを今も生き生きしていると紹介している |
| 価格帯の目安 | 1〜3万円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
アマローネは甘口のワインですか?
陰干しで糖分を凝縮させたぶどうから造りますが、発酵で糖分をほぼアルコールに変えるため、アマローネは辛口の赤です。ベルターニの公式もこのワインを「いつも辛口」と説明しています。2015年の技術資料ではアルコール度数は15.75%で、度数の高さも特徴です。同じぶどうを甘口に仕上げたものはレチョートと呼ばれます。
ベルターニのアマローネはいつから造られていますか?
公式の会社案内は、1959年を「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコの最初の公式ヴィンテージ」としています。一方、銘柄ページの年代リストは1958年から始まり、1958年と1959年はどちらも1987年6月に瓶詰めされたと記されています。どの年を「最初」と数えるかは資料によって異なります。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-21 / 編集: Vinotier編集部