定番シリーズ(モンテプルチアーノ100%のスタンダード) ファンティーニ モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、イタリア中部アブルッツォ州のファンティーニ(旧ファルネーゼ)が造る、モンテプルチアーノ100%の赤です。樽を使わずステンレスタンクで仕上げ、果実味をまっすぐに表現したスタイルとされます。ピザやパスタなど、毎日の食卓に合わせやすい一本です。
- モンテプルチアーノ100%
- 野生のベリー
- 樽を使わない造り
- 食事に合わせやすい
この記事の目次
どんなワインか
ファンティーニ モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、イタリア中部アブルッツォ州のワイナリー、ファンティーニが造る赤ワインです。日本では長く「ファルネーゼ」の名で親しまれてきましたが、生産者は現在「ファンティーニ」に名称を変えています。公式サイトでは、ファルネーゼの伝統はファンティーニに引き継がれると説明されています。
輸入元の稲葉の資料によると、ワイナリーは1994年、イギリスでレストランやワイン輸入の事業を営んでいたカミッロ・デ・ユリウスが故郷のアブルッツォへ戻り、地元のワイナリーで働いていたヴァレンティーノ・ショッティ、フィリッポ・バッカラーロと3人で始めました。創業当初に造れたのはエントリーレベルのワインだけで、そのモンテプルチアーノ・ダブルッツォがワイナリーの名を世界に広めたと紹介されています。
造りと味わい
ぶどうは**モンテプルチアーノ100%**です。畑はキエーティ県のオルトーナ、サン・サルヴォ、ポッルトリにあり、アドリア海沿いの南東向きの斜面に広がります。土壌は粘土と石灰が混ざり、グイヨ(垣根)とペルゴラ(棚)の両方の仕立てで育てています。輸入元によると、契約する栽培農家の畑は1軒あたり平均約2haと小さく、家族単位で手入れされています。
醸造所では、ぶどうをやさしく破砕・除梗し、4日間の低温マセラシオン(発酵前の低温での漬け込み)を行います。発酵はステンレスタンクで24〜26℃に保って8〜10日間。輸入元の資料では、樽熟成はあえて行わず、ステンレスタンクで6か月熟成させ、ぶどう本来の果実味を引き出していると説明されています。
公式サイトは、ガーネットを帯びたルビー色で、野生のベリーを思わせる果実の香りが強く、バランスがよく、ほどよいタンニンときれいな後味を持つとしています。輸入元はミディアムボディとし、軽やかで親しみやすいスタイルと紹介しています。
合う料理と飲み方
公式サイトは、イタリアの伝統的な家庭料理全般、とくにリゾットやパスタ、豚肉料理との相性を挙げています。輸入元はピザやパスタなどのカジュアルな料理をすすめており、ピザやトマトソースのパスタと合わせやすい一本です。アブルッツォとモンテプルチアーノという品種の背景は、第56講 トスカーナ&中部イタリア完全編で紹介しています。
ファンティーニ(旧ファルネーゼ) モンテプルチアーノ・ダブルッツォの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ファンティーニ(旧ファルネーゼ) モンテプルチアーノ・ダブルッツォの
ワイン情報
| 名称 | ファンティーニ(旧ファルネーゼ) モンテプルチアーノ・ダブルッツォFantini Montepulciano d'Abruzzo |
| 生産者 | ファンティーニ(旧ファルネーゼ・ヴィーニ) |
| 位置づけ | 定番シリーズ(モンテプルチアーノ100%のスタンダード) |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | イタリア/アブルッツォ/キエーティ県 |
| 原産地呼称 | DOCモンテプルチアーノ・ダブルッツォ |
| 主な品種 | モンテプルチアーノ |
| 畑 | キエーティ県のオルトーナ、サン・サルヴォ、ポッルトリ。アドリア海沿いの南東向き斜面、粘土と石灰の混ざる土壌。グイヨとペルゴラ(棚)仕立て(公式) |
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| 醸造 | 除梗・破砕のあと4日間の低温マセラシオン。ステンレスタンクで24〜26℃に保って8〜10日間発酵(公式) |
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| 熟成 | 樽は使わず、ステンレスタンクで6か月(輸入元の資料) |
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| 栽培 | 契約栽培農家のぶどう。1軒あたりの畑は平均約2haと小規模で、平均樹齢は約25年(輸入元の資料) |
| 飲み頃の温度 | 16〜18℃前後(一般的なミディアム〜フルボディの赤の目安) |
| グラス | 中ぶりの赤ワイン用グラス |
| 飲み頃の目安 | 買ってすぐ楽しめる造り。若いうちの果実味を楽しみたい |
| 価格帯の目安 | 〜3,000円 |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
ファルネーゼとファンティーニは同じワインですか?
同じ生産者です。アブルッツォのファルネーゼ・ヴィーニは、現在「ファンティーニ」に名称を変えています。公式サイトでも、ファルネーゼの伝統はファンティーニに引き継がれ、モンテプルチアーノ・ダブルッツォなどの赤を造り続けると説明されています。店頭では、旧名のラベルと新しいラベルが並ぶこともあります。
トスカーナの「ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ」とは違いますか?
違うワインです。アブルッツォのモンテプルチアーノ・ダブルッツォは「モンテプルチアーノ」という品種から造ります。一方、トスカーナのヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノは、町の名前がモンテプルチアーノで、主な品種はサンジョヴェーゼです。名前が似ているので、ラベルの「d'Abruzzo(アブルッツォの)」を目印にすると見分けられます。
出典・確認日
3件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-27 / 編集: Vinotier編集部