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ドンナフガータ アンティリア

Donnafugata Anthìlia / ドンナフガータ
ドンナフガータが最初に造ったワインで、いまも続く定番の白

アンティリアは、シチリアの造り手ドンナフガータが最初に造ったワインで、初ヴィンテージは1983年。ルチド(カタラット)を主体に、ほかの土着品種と国際品種を合わせ、ステンレスで発酵させる辛口の白です。公式は柑橘と白い果肉の果実、繊細な花の香りに、はっきりした爽やかさと塩味を感じさせるワインと説明しています。

  • ルチド(カタラット)主体
  • 柑橘と白い果実
  • 花の香り
  • 辛口
この記事の目次

どんなワインか

ドンナフガータ アンティリアは、イタリア・シチリアの造り手ドンナフガータが造る辛口の白です。1983年の創業とともに生まれた、この蔵で最初のワインで、生産者は「年を重ねるごとに多くのファンを得てきた」と紹介しています。カルパッチョや魚のフリットを並べた夜に、グラスで通せる一本です。

ドンナフガータは1983年、ジャコモ・ラッロと妻ガブリエッラ・アンカが始めました。ガブリエッラが父から受け継いだ、シチリア西部コンテッサ・エンテッリーナの40ヘクタールの畑が出発点です。一族がマルサラに持つ蔵は1851年にさかのぼります。いまは5代目のジョゼ・ラッロとアントニオ・ラッロが率い、コンテッサ・エンテッリーナ、パンテッレリア島、エトナ、ヴィットリアの4か所に畑と醸造所を持っています。

畑と造り

ぶどうは、コンテッサ・エンテッリーナの自社の畑と、ほかの適した区画から集めます。公式によると、畑は標高200〜400mの丘陵で、粘土質ロームの土壌が中心です。冬は穏やかで、夏は乾いて風があり、昼と夜の気温差が大きいとされます。品種は、シチリアで古くから育つルチド(カタラットとも呼ばれる)を主体に、ほかの土着品種と国際品種を合わせます。比率は公表されていません。

果汁はやさしく圧搾して取り、ステンレスで温度を管理しながら発酵させます。樽は使わず、タンクで最低2か月、瓶で約2か月休ませてから出荷します。2025年の資料では、アルコール度数12.5%、総酸6.1g/L、pH3.30です。瓶はシチリアで主に再生ガラスから造られる軽量瓶を使っています。

合う料理と飲み方

公式は2025年について、麦わら色で、柑橘と白い果肉の果実に繊細な花の香りが重なり、口に含むとはっきりした爽やかさと塩味が果実味を引き立てると説明しています。合わせる料理として、前菜、生の魚や魚のフライ、野菜のフラン、フレッシュチーズ、白身の肉を挙げています。揚げ物や寿司・刺身の食卓にも合わせやすい白です。

温度は9〜11℃、中くらいのグラスで、抜栓してすぐ注いでよいとされています。生産者は3年以内を飲み頃としています。シチリアの産地と品種は第46講 南イタリア完全編、シチリアの郷土料理との合わせ方は第87講 イタリア料理とワイン完全編で紹介しています。

ドンナフガータ アンティリアの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

ドンナフガータ アンティリアの

ヴィンテージ

2025公式資料によると、栽培期間を通して雨がほどよく降り、夏に長い高温の時期がなかったため、それぞれの畑で品種の個性を出しやすい条件だった。品質は生産者の目標どおりとされる。

ドンナフガータ アンティリアの

ワイン情報

名称ドンナフガータ アンティリアDonnafugata Anthìlia
生産者ドンナフガータ
位置づけドンナフガータが最初に造ったワインで、いまも続く定番の白
種類白
国・地域イタリア/シチリア/コンテッサ・エンテッリーナ周辺
原産地呼称シチリアDOC ビアンコ
主な品種ルチド(カタラット)、ほかの土着品種と国際品種
畑シチリア南西部、コンテッサ・エンテッリーナの自社の畑とほかの適地。標高200〜400mの丘陵で、粘土質ロームの土壌が中心。垂直仕立て(VSP)のギュイヨ剪定など(公式)
造りやさしく圧搾した果汁をステンレスで温度管理して発酵。タンクで最低2か月、瓶で約2か月熟成させてから出荷(公式)
アルコール度数12.5%。総酸6.1g/L、pH3.30(2025年の資料)
瓶シチリアで主に再生ガラスから造られる軽量瓶を使用(公式)
飲み頃の温度9〜11℃(公式)
グラス中くらいの大きさと高さのワイングラス(公式)
飲み頃の目安公式は3年以内が飲み頃としている
価格帯の目安3,000〜1万円

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

「アンティリア」という名前の意味は?
生産者によると、アンティリアはローマ時代に、岩山ロッカの上にあった町エンテッラにつけられた名前です。エンテッラを築いたのはシチリア西部の古い民族エリミ人で、いまドンナフガータの畑がある一帯にあたります。ラベルには、エリミ人のように謎めいて儚い女性の顔が描かれています。
どんな料理に合いますか?
公式は、さまざまな前菜、生の魚や魚のフライ、野菜のフラン、フレッシュチーズ、白身の肉に合うとしています。魚のパスタやメイン、野菜の料理にも合わせやすい白と紹介しています。

出典・確認日

5件

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

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最終更新: 2026-10-30 / 編集: Vinotier編集部