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ヴァレンティーニ トレッビアーノ・ダブルッツォ

Valentini Trebbiano d'Abruzzo / ヴァレンティーニ

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代表銘柄

ヴァレンティーニのトレッビアーノ・ダブルッツォは、アブルッツォ州ロレート・アプルティーノのヴァレンティーニ家が造る白です。蔵は公式サイトをほぼ持たず、評論誌などによると、収穫したぶどうのごく一部だけをワインにし、古いスラヴォニアンオークの大樽で熟成させます。満足できない年は売りに出さないことでも知られます。

  • ミネラル感
  • しっかりした骨格
  • 長期熟成型
  • 希少
この記事の目次

どんなワインか

ヴァレンティーニのトレッビアーノ・ダブルッツォは、イタリア中部アブルッツォ州、アドリア海に近いロレート・アプルティーノのヴァレンティーニ家が造る白ワインです。蔵は取材や来訪、一般的な流通経路を避けてきたことで知られ、公式サイトや技術資料もほとんど公開していません。そのため、このページは評論誌Vinous、Wine Spectator、英国の老舗ワイン商Berry Bros. & Ruddの資料をもとにまとめています。

Berry Bros. & Ruddによると、一族はスペインに起源を持ち、1650年にさかのぼります。Vinousによると、この地では1600年代からワインが造られていましたが、自ら瓶詰めするようになったのは1950年代からです。エドアルド・ヴァレンティーニは1956年から2006年に亡くなるまでワインを造り、今は息子のフランチェスコ・パオロが「父と一緒にしていたことを何も変えていない」と語りながら蔵を継いでいます。

畑と造り

Vinousによると、畑は灌漑をしない「ペルゴラ・アブルッツェーゼ」という棚仕立てで、1ヘクタールあたり1,200〜1,400本、短く剪定します。蔵は古いトレッビアーノ・アブルッツェーゼの系統を持ち、集団選抜で守っているとされます。大きな特徴は、収穫したぶどうのごく一部しかワインにしないことです。その割合はWine Spectatorが約5%、Vinousが約1割としており、資料で異なります。

造りは昔ながらで、Vinousはバスケットプレス、ガラス張りのコンクリート槽、野生酵母、無ろ過での瓶詰めを挙げています。熟成には古く大きなスラヴォニアンオークの樽を使い、1790年、1814年、1850年の樽もあると紹介しています。瓶詰めの時期について、Vinousは収穫の翌春、Wine Spectatorは樽から必要に応じて瓶詰めするとしており、説明が分かれます。

飲み頃と楽しみ方

長く熟成に耐える白として語られることの多い1本です。満足できない年は売りに出さず、1989年と2006年は販売されなかったとVinousは伝えています。アブルッツォを含む中部イタリアの全体像は第56講 トスカーナ&中部イタリア完全編で学べます。

※生産者の公式資料が公開されていないため、評論誌や販売店の資料をもとにしています。内容は資料や時期によって異なります。

ヴァレンティーニ トレッビアーノ・ダブルッツォの

味わいの目安

ボディ
軽やか重厚
酸味
穏やか生き生き
甘辛
辛口甘口

公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。

ヴァレンティーニ トレッビアーノ・ダブルッツォの

ワイン情報

名称ヴァレンティーニ トレッビアーノ・ダブルッツォValentini Trebbiano d'Abruzzo
生産者ヴァレンティーニ
位置づけ代表銘柄
種類白
国・地域イタリア/アブルッツォ/ロレート・アプルティーノ
原産地呼称トレッビアーノ・ダブルッツォDOC
主な品種トレッビアーノ・アブルッツェーゼ
一族起源は1650年にさかのぼるスペイン系の家(Berry Bros. & Rudd)。エドアルド・ヴァレンティーニが1956年から2006年に亡くなるまでワインを造り、今は息子のフランチェスコ・パオロが継ぐ(Vinous・Berry Bros. & Rudd)
規模Wine Spectatorは畑を170エーカー(約69ha)、Berry Bros. & Ruddは農園全体を60haとしており、資料で食い違う
瓶詰めするぶどうWine Spectatorは収穫の約5%、Vinousは約90%を売り約1割を使うとしており、割合は資料で異なる。残りのぶどうは売られる
畑灌漑をしない「ペルゴラ・アブルッツェーゼ」仕立てで、1haあたり1,200〜1,400本、短い剪定。古いトレッビアーノ・アブルッツェーゼの系統を集団選抜で守るとされる(Vinous)
醸造と熟成バスケットプレス、ガラス張りのコンクリート槽、野生酵母、無ろ過。古く大きなスラヴォニアンオークの樽で熟成し、1790年・1814年・1850年の樽もあるとされる(Vinous)
リリースVinousは「毎年造るが、毎年売りに出すわけではない」とし、1989年と2006年は販売されなかったとする。Wine Spectatorは白を造るのはおよそ10年に7回としている
飲み頃の温度10〜13℃前後(一般的な目安)
グラス中〜大ぶりの白ワイン用グラス
飲み頃の目安長期熟成に耐える白とされる。若いうちは閉じていると評されることもあり、開けてから時間をかけて楽しむのが一般的な目安(年による)
価格帯の目安3〜10万円

品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。

よくある質問

品種は本当にトレッビアーノなのですか?
Vinousは、蔵が古いトレッビアーノ・アブルッツェーゼの系統を持ち、集団選抜で守っていると紹介しています。一方でWine Spectatorは、米国の輸入元が「実はボンビーノ・ビアンコだ」と話したと伝えています。アブルッツォでは苗木業者がボンビーノ・ビアンコなどを取り違えて広めた経緯もあるとされ、品種の正体は資料によって説明が分かれます。
ほかにどんなワインがありますか?
Berry Bros. & Ruddは、トレッビアーノ・ダブルッツォのほか、赤のモンテプルチアーノ・ダブルッツォとロゼのチェラスオーロ・ダブルッツォを紹介しています。Wine Spectatorによると、赤は白よりも造られる年が少なく、2007年と2008年には赤は造られませんでした。

出典・確認日

生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。

最終更新: 2026-10-21 / 編集: Vinotier編集部