フラッグシップ ナナツモリ ピノ・ノワールは、北海道余市町のドメーヌ・タカヒコが自社畑「ナナツモリ」のピノ・ノワールだけで造る赤で、公式がフラッグシップワインと明記しています。有機栽培のぶどうを野生酵母と房ごとの発酵で仕込み、色は淡くても余韻が長く、旨味を伴う味わいを目指したワインです。
- ピノ・ノワール
- 全房発酵
- 野生酵母
- 旨味と長い余韻
- 淡い色調
この記事の目次
どんなワインか
ナナツモリ ピノ・ノワールは、北海道余市町のドメーヌ・タカヒコが造る赤です。公式のワインリストには「ナナツモリ ピノ ノワールがドメーヌタカヒコのフラッグシップワイン」と明記されています。
ドメーヌ・タカヒコは、長野県の小布施ワイナリーの二男である曽我貴彦氏が2010年に設立しました。公式によると、ジュラの造り手のワインに強く感銘を受け、ピノ・ノワールだけに一生をかけて理想を探したいと考えています。目指すのは、濃さよりも、繊細でありながら深みと幅があり、余韻が長いワイン。公式はそれを、質の高い出汁の世界にたとえています。
畑と造り
「ナナツモリ(七ツ森)」は、かつて7種類の果樹が育つ果樹の森だった畑の歴史を伝えるために付けられた名前です。現在はドメーヌ・タカヒコが所有し、ピノ・ノワールだけを有機栽培で育てています。畑の広さは公式の2024年の記載で6.7ヘクタール(設立時に購入した農地は4.6ヘクタールとされます)。公式サイトによると、現在は13系統のピノ・ノワールを育てています。
農場は余市町登地区の標高60mの丘の上にあり、安山岩の母岩の上に礫と砂が混ざった火山性粘土土壌です。余市は暖かい海流の影響で北海道の中では比較的温暖で降水量も少なく、羊蹄山麓からの乾いた風が病害を抑える、と公式は説明しています。
造りの柱は野生酵母と全房発酵です。2024年は100%房ごと発酵させ、キュベゾンは約45日。発酵に関わる微生物が心地よく働ける環境を保つため、瓶詰前までは亜硫酸を使いません。熟成は樽で12か月(古樽83%・新樽17%)、瓶詰本数は12,500本でした。温暖化の影響から、2023年ヴィンテージ以降は赤ワインに亜硫酸を少量使っているとも書かれています。
飲み頃と楽しみ方
全房発酵のため色は淡めですが、余韻が長く旨味を伴うのがこのワインの持ち味とされます。公式は2024年を「過去で一番、熟成が必要とされるヴィンテージ」とし、抜栓は2027年4月以降、理想は4年以上寝かせてからと勧めています。ピノ・ノワールの基本は品種:ピノ・ノワール、北海道の産地全体は第68講 北海道完全編で学べます。
※造り・生産量はヴィンテージにより変わります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ナナツモリ ピノ・ノワールの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ナナツモリ ピノ・ノワールの
ヴィンテージ
| 2024 | 積算温度1468と、過去最高だった2023年に次ぐ高さ。公式は「過去で一番、熟成が必要とされるヴィンテージ」とし、抜栓は2027年4月以降、理想は4年以上の熟成を勧めている |
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ナナツモリ ピノ・ノワールの
ワイン情報
| 名称 | ナナツモリ ピノ・ノワールDomaine Takahiko Nana-Tsu-Mori Pinot Noir |
| 生産者 | ドメーヌ・タカヒコ |
| 位置づけ | フラッグシップ |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | 日本/北海道/余市町登地区 |
| 原産地呼称 | 北海道余市町登地区 自社畑「ナナツモリ」 |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| 畑 | 自社畑「ナナツモリ」(6.7ha、公式の2024年の記載)。ピノ・ノワールのみを有機栽培で管理 |
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| 発酵 | 野生酵母、100%全房発酵。2024年はキュベゾン約45日。瓶詰前までは亜硫酸を使わない |
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| 熟成(2024年) | 樽で12か月(古樽83%・新樽17%) |
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| 瓶詰本数(2024年) | 12,500本 |
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| 亜硫酸 | 温暖化の影響を受け、2023年ヴィンテージから赤ワインに少量使用(公式の説明) |
| 飲み頃の温度 | 15〜17℃前後(一般的なピノ・ノワールの目安) |
| グラス | ブルゴーニュ型の丸く大きなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は2024年について、瓶詰ショックが落ち着く2027年4月以降の抜栓、理想は4年以上の熟成を勧めている |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
よくある質問
どこで買えますか?
公式サイトによると、ドメーヌ・タカヒコは農作業に集中するため、お客様への直接販売は行っていません。公式サイトの販売店・取扱店の案内や、グラスで飲める飲食店の紹介を手がかりに探すのが近道です。生産量に限りがあるため、見つけにくいワインです。
すぐに飲んでもよいですか?
公式は2024年について、今飲んでも素晴らしいとしながらも、過去で一番熟成が必要とされるヴィンテージだと説明しています。抜栓は瓶詰ショックが落ち着く2027年4月まで待ち、理想は4年以上寝かせてから、と勧めています。急いで開ける場合は、時間をかけてゆっくり変化を見るのがよいでしょう。
出典・確認日
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-10-12 / 編集: Vinotier編集部