フラッグシップ ローレーヌは、1880年にボーヌで創業したメゾン・ジョゼフ・ドルーアンのドルーアン家が、1987年にオレゴンのウィラメット・ヴァレーに興したドメーヌ・ドルーアン・オレゴンのフラッグシップです。ダンディー・ヒルズの自社畑のピノ・ノワールだけで造り、醸造家ヴェロニク・ボス=ドルーアンが選んだ樽で仕立てます。名前は彼女の長女から。
この記事の目次
どんなワインか
ローレーヌは、オレゴン州ウィラメット・ヴァレーのドメーヌ・ドルーアン・オレゴンが造るフラッグシップのピノ・ノワールです。国内では「ロレーヌ」の表記で売られていることも多い一本です。
公式によると、ドルーアン家は1880年にブルゴーニュのボーヌでメゾン・ジョゼフ・ドルーアンを創業し、1987年にウィラメット・ヴァレーにこのドメーヌを設立しました。醸造を担うのはヴェロニク・ボス=ドルーアン。ワインの名前は彼女の長女ローレーヌにちなみます。公式の会報によると、2017年ヴィンテージがローレーヌとして26回目のリリースで、ローレーヌ本人がはじめて収穫に加わった年でもありました。
畑と造り
ドメーヌはダンディー・ヒルズの上に235エーカー(約95ヘクタール)の敷地をもち、そのうち約130エーカーが斜面の畑です。畑は持続可能な栽培の認証 L.I.V.E. を受け、敷地には4層の重力式の醸造所があります。
ローレーヌは、この自社畑のピノ・ノワールだけで造ります。手摘みで小さなコンテナに収め、除梗して野生酵母で発酵させ、フレンチオークの樽へ。収穫を終えると、ヴェロニクが複雑さと長さ、奥行きのある樽を選び、ローレーヌとして組み合わせます。公式の畑の紹介では、このドメーヌのピノ・ノワール全体について、新樽20%と使用樽のフレンチオークで12〜14か月熟成させ、瓶詰め後さらに6〜18か月寝かせてから出荷すると説明しています。
飲み頃と楽しみ方
2023年は、芽吹きが4月30日と遅く、その後の暑さで開花までが記録的に短かった年です。公式は、ライラックやカルダモン、種を抜いたさくらんぼの香りに、熟した夏のベリーと穏やかなスパイスが重なると説明しています。
公式は2021年ヴィンテージについて、飲み頃の中心を10〜12年、熟成の力を15年とし、16℃前後で飲むことを勧めています。丸みのある大ぶりのグラスで、ゆっくりと。同じドルーアン家のモンラッシェ マルキ・ド・ラギッシュと並べて、ブルゴーニュとオレゴンの家の仕事を見比べるのも一興です。
※熟成の数字は公式の畑の紹介にあるドメーヌのピノ・ノワール全体の説明で、ローレーヌだけの数字は公式で確認できませんでした。生産量は確認できなかったため載せていません。
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール ローレーヌの
味わいの目安
- ボディ
- 軽やか重厚
- 酸味
- 穏やか生き生き
- タンニン
- 柔らかしっかり
- 甘辛
- 辛口甘口
公式の説明や一般的な評価をもとにした編集部の目安です。年や熟成の度合いで変わります。
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール ローレーヌの
ヴィンテージ
| 2023 | 公式によると、芽吹きは4月30日と例年になく遅く、その後の急な暑さと少ない雨で、芽吹きから開花までが45日足らずと記録的に短かった。9月に収穫を始め、月末にまとまった雨があり、10月5日に収穫を終えた。 |
|---|
| 2017 | 公式によると、涼しく雨の多い春のあと暖かい夏、8月末から穏やかな天候でゆっくり熟した年。収穫は9月21日〜10月10日、区画ごとに約3週間かけた。2019年1月23日に瓶詰め。ローレーヌ本人がはじめて収穫に加わったヴィンテージ。 |
|---|
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール ローレーヌの
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール ローレーヌのワイン情報
| 名称 | ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール ローレーヌDomaine Drouhin Oregon Pinot Noir Laurène |
| 生産者 | ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン |
| 位置づけ | フラッグシップ |
| 種類 | 赤 |
| 国・地域 | アメリカ/オレゴン州/ウィラメット・ヴァレー(ダンディー・ヒルズ) |
| 原産地呼称 | ダンディー・ヒルズAVA |
| 主な品種 | ピノ・ノワール |
| 品種と畑 | ダンディー・ヒルズの自社畑のピノ・ノワール100%(公式) |
|---|
| 醸造 | 手摘みで小さなコンテナに収め、除梗して野生酵母で発酵。フレンチオークの樽に移し、収穫後にヴェロニク・ボス=ドルーアンが複雑さと長さ、奥行きのある樽を選んでローレーヌに仕立てる(公式) |
|---|
| 名前 | ヴェロニク・ボス=ドルーアンの長女ローレーヌにちなむ。2017年ヴィンテージがローレーヌとして26回目のリリース(公式・2020年8月の会報) |
|---|
| ドメーヌ | 1987年にドルーアン家がウィラメット・ヴァレーに設立。ダンディー・ヒルズの上に235エーカー(約95ha)の敷地、そのうち約130エーカー(約53ha)が斜面の畑。4層の重力式の醸造所をもつ(公式) |
|---|
| 栽培 | 持続可能な栽培の認証 L.I.V.E. を取得(公式) |
| 飲み頃の温度 | 16℃前後(公式) |
| グラス | ブルゴーニュ型など丸みのある大ぶりなグラス |
| 飲み頃の目安 | 公式は2021年ヴィンテージについて、飲み頃の中心を10〜12年、熟成の力を15年としている |
品種の比率や熟成の方法は年によって変わります。価格は為替・流通で大きく変動するため、目安としてご覧ください。
ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン ピノ・ノワール ローレーヌのよくある質問
「ローレーヌ」と「ロレーヌ」は同じワインですか?
同じです。Laurène の読み方の違いで、国内の販売店では「ロレーヌ」と書かれることが多くあります。フランスの地方名ロレーヌ(Lorraine)とは関係がなく、醸造家ヴェロニク・ボス=ドルーアンの長女の名前にちなんでいます。
ブルゴーニュのジョゼフ・ドルーアンとはどういう関係ですか?
同じドルーアン家のワインです。公式によると、ドルーアン家は1880年にボーヌでメゾン・ジョゼフ・ドルーアンを創業し、1987年にオレゴンのウィラメット・ヴァレーにこのドメーヌを設立しました。ブルゴーニュの銘柄はメゾン・ジョゼフ・ドルーアンの名前で、オレゴンの銘柄はドメーヌ・ドルーアン・オレゴンの名前で出ています。
出典・確認日
5件
生産者の公式資料などをもとにした解説です(試飲レビューではありません)。
最終更新: 2026-11-03 / 編集: Vinotier編集部